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館山の坂田でダイビング!キアンコウに初遭遇!満開なウミエラを楽しんできました

こんにちは!ダイバーラウンジです。

1ヶ月ほど前の5月8日になりますが、千葉は館山、坂田でダイビングしてきました!

坂田と書いて「ばんだ」と読みます。初見殺し!!

坂田で潜ったのは前に参加したダイビングオフ会以来、1年ちょいぶりです。


前回もずいぶん楽しませていただいた坂田なのですが、今回はなかなかな神回にぶち当たりまして、それはそれはとっても楽しかったです!!!

その様子を書き残しておきたいと思います。

坂田について


坂田
は千葉県、館山のダイビングポイントの1つになります。

房総半島のほぼ南端に位置しております!

どうやって行くの?

千葉の房総半島の端っこにどうやって行くの?についてですが、

いくつかルートがあります。

  • 電車で行く
  • バスで行く
  • 車で行く
  • フェリーに乗る
  • 電車で行く

東京駅から電車で行きたい場合は、こんなルートになります。

東京駅→(JR総武線 約80分)→木更津駅→(JR内房線 約70分)→館山駅

(乗車時間:合計2時間40分 乗車賃:2,310円)

房総半島をぐるっと回る電車ルートになりますが、正直遠いです。笑

  • バスで行く
房総なのはな号
昔帰りにバスを使った時の写真

東京駅付近や新宿であれば、房総なのはな号というバスが出ております。

これに約2時間ほど乗っていれば館山駅に到着します。道が混むと到着時間が読めないという難点はあるものの、電車と比べたら楽な方法です。

昔は館山駅が終点だったのですが、最近ではシャークスクランブルが楽しめる伊戸の漁港までルートが伸びてるみたいです。伊戸ダイビングサービスBOMMIEのゲストさんが多く利用してるんでしょうね。便利になったなぁ!

 

  • 車で行く

東京から館山に向かう場合はアクアラインを経由するルートが最短になります。

東京駅からだと1時間半くらいかな?ただアクアラインは土日や時間帯によってえぐいほど混む時もあるので、使用する際は「ご利用は計画的に」的な感覚が大事です。

  • フェリーで行く

主に神奈川の南の方在住の場合、アクアラインまでわざわざ回り込むのではなく東京湾フェリーを使うという手もあります。

僕が今回使ったルートはこちらになります。

普通自動車でフェリーに乗る場合は往復で8,500円。大人が2人いる場合は大人1人分の往復旅費(1,780円)が加算されます。

子ども料金はその半額で、6歳未満の場合は大人1人につき2人まで無料です!

フェリーに乗る僕と息子
フェリーに乗る僕と息子

フェリーに乗ってる時間が40分ほどで、坂田へは港から車でさらに40分ほど。アクアラインまで向かう必要が無い+フェリーの40分はほぼ休めるという点で、気楽なものです。

坂田のダイビング

そんなこんなでたどり着いた坂田のダイビングショップがこちら!

シークロップダイビングスクールさんです!

う〜んこの手作りと遊び心満載の造り、たまらないですねぇ。

屋上からの眺め
屋上からの眺め

屋上からの眺めもとても気持ち良い!

坂田の海のダイビングの魅力は色々とあるのですが、

大きなポイントの1つがこのウミエラ畑

ピンクの羽ペンのような形をしたこのウミエラ、生えもののように見えて実は生き物です。伸び縮みしながら、羽根のような器官を広げてプランクトンを摂取してます。で、これが大量に咲いて花畑のようになってるというのが坂田の特徴です。

海況によって羽根を広げてたり縮んでいなくなってたりしてるので、満開なウミエラ畑を観れるかどうかは運次第でございます。

漁礁ではソフトコーラルのもさもさを楽しめるし、マクロの生き物もたくさんいるし、回遊魚も入ってくるし、ウツボもたくさんいるし、一年通して様々な生態を観察できる、穏やかで楽しい海です。

映画『グラン・ブルー』のモデルとしても知られるフランス人海洋冒険家のジャック・マイヨール氏が愛した海というのもなるほどって感じですね。

さらにここ、最近ではクジラの骨が沈んでいることでも有名です。館山ダイビングオフ会の時にじっくりと観察させていただきましたが、迷い込んでそのまま息絶えてしまったザトウクジラの子どもの全身の骨格が海底に沈んでおります。超貴重!

今の状態がどうなってるかは今回そこまで聞いていなかったんですが、さすがに↑この頃(2024年1月)と比べたらいくらか朽ちてきたかなぁ。

数々の初遭遇!

さぁ久々の坂田の海へのダイビングですが、早速珍しき出会いがありました。

どん。

どん。

ばーーーーーん。

というわけではい、キアンコウ様の登場でございます。

サイズは1m行きそうくらいかな?どでかい。普通のアンコウよりもどでかいです。

普段は深海に住んでいる生き物なのですが、冬から春にかけて我々がいる浅場にも現れることがあります。ただ非常に稀です。

地元葉山にも何度か現れてはいるのですが一度も遭遇したことはなく・・・一番確率が高いのは西伊豆の大瀬崎かな?でもまぁ普段は深いとこにいるはずのキアンコウ、出会えたらラッキーと言えます!

時々口が開くキアンコウ
時々口が開く

そんなキアンコウが、僕が訪れる1日前から坂田に現れたというからビックリ!坂田に現れたのは2年ぶり4回目なんだそう。キアンコウ観てみたい!と思ってた僕にとって待望の初遭遇となりました。全俺が泣いた!

しかしこの顔、何とも言えない威厳を感じますね・・・

あごに生えてるおひげが森の長老感出てる。デ○の樹様を思い出します。

めちゃくちゃ至近距離で動画を撮っても、全然動く気配がありません。

むしろどんな時に動くんだこの物体は?

あまりに動かないものだから15分くらいしげしげと眺めながら動画とか写真撮ったりしてました。

こんなに頭上をぐるぐる一周してても文句どころか全く動かない生き物って少ないんじゃないでしょうか。きっと一期一会だから僕にたっぷり楽しんでもらえるよう配慮してくれたのかもしれません。憎いなこんにゃろう。

キアンコウをじっくり楽しんだ後はウミエラの畑を観に行ってみます。果たして咲いてるのだろうか・・・?

満★開

ステキーーーーー!!!

ピンクの羽ペンが一面に広がっておりました。

青い(この日は少し濁り多いので緑がかった青ですが)海にピンク色って映えますね♪

ガイドさんからも「これは満開ですね」という満開宣言!ツイてる!!

というわけでたくさん撮りました!

またこんなアタリ回に巡り会えるとは限らないので、撮れるだけバシバシ撮っていきます。

こんな色鮮やかなウミエラが海でゆらゆらしてる映像、とっても良きですね〜!

良いものを見させていただきました。

さてウミエラはプランクトンを集めてる、ということはそのプランクトンを求めてやってくる生き物もいるわけで。

写真はウミエラカニダマシ。ウミエラそのものを住処としているカニです。

びっくりするほどでかいアカフチハスエラウミウシです。ウミエラ畑の間でのっそり動いておりました。GoProで撮れた!

これは帰り道で観察したソウシカエルアンコウ

岩陰にへばりついてたのであんまちゃんとした写真は撮れなかったんですが、とにかくめっちゃデカかった!多分50cmくらいあるサイズ。今まで観たカエルアンコウの中でも一番デカかったんじゃないだろうか。3年前にも表れたらしいんですが、そこから1.5倍くらいデカくなってたらしいです。

他にも何種類かのケボリをじっくり観察したり

ニラミギンポ

ニラミギンポと睨めっこしたりして過ごしておりました。

にしてもこの海はウツボが多い!

ちょっと泳いだらウツボ、ふっと振り返ったらウツボ、隣の岩場にいたらウツボ、といった具合にウツボの安売り状態で。ウツボ好きにはたまりません。

タカマユウツボ

よくいるウツボとは違うこんなウツボも観てきました。

タカマユウツボと言って、普段は岩陰に隠れてる臆病でちっちゃなウツボです。一瞬ウミヘビかと思った。一度現れてもすぐに必死に隠れようとするから本当に臆病な子でした。

海に陸に良き出会い

今回の坂田、出会いたいもの&その時出会えるもの全部に出会えたという、神回な坂田の海でした!

前回に引き続きお世話になったシークロップダイビングスクールですが、ここのご夫婦は元々妻のぐび姉さん(@umiushi_party)の方が付き合い長い関係のショップさんでした。そこからここ2年の間に夫という体が僕がぽっと出てきてさぞ驚いたかと思います^^;

ベイビーミーツ
ベイビーミーツベイビー

そして似た時期にお互い子どもが産まれたということでやっと会いに行くことが出来ました。成田さんのお子さん、ニコーって笑い返すのめちゃくちゃ可愛かったぁ!

人生どのように巡っていくか分からないものですね。

さて楽しんだ坂田の海なのですが、ここは前述の通り伝説的フリーダイバーであるジャック・マイヨールさんが愛した海としても知られています(別荘があったらしい)。

亡くなられたのは2001年ですが、同氏と親交が深かったシークロップの初代オーナーである成田均さん(さやさんのお父さん)館山市に記念館を建てる構想を進めており、その第一歩がこのカフェ。Cafe&Shop ホモデルフィナスというお店です。

このソフトクリームがめっちゃ濃密で美味しかったです!

ダイビング帰りに甘いものとコーヒー、楽しんでみてはいかがでしょうか。

海に陸にとても良き出会いが待っている坂田、皆さんもぜひ潜りに行ってみてください♪

 

てなわけで今回はここまで!

お読みいただき、ありがとうございました♪

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