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【現地型・都市型】ダイビングショップの種類別メリット・デメリット

こんにちは!ダイバーラウンジです。

今回はダイビングする上で必ずお世話になるダイビングショップさんに焦点を当てた記事になります。

タイトルは【現地型・都市型】ダイビングショップの種類別メリット・デメリット

とは言ってもダイビングショップにそもそも「種類」があるっていうこと自体ピンと来ない方もいらっしゃるかと思います。

まずはダイビングショップの「種類」とは何ぞやというところから紹介しつつ、それぞれのメリット・デメリットについて書いていけたらと思います。

ダイビングショップの「種類」

ダイビングショップの「種類」って最初から言い切っちゃっておりますが、正式に定義されているのかと言うとそういう訳ではありません。いつ誰が言い出したのかは不明ですが、知らぬ間に言われ始めるようになり、知らぬ間に定着した、といった感じです。

そんな一見曖昧なダイビングショップの「種類」についてですが、大きく

  • 「現地型」
  • 「都市型」

の2種類に分かれております。

(厳密に考えるとここに含まれないタイプのショップさんもいらっしゃいますが、この記事ではこの種類分けをもとに書いていきます)

「現地型」ダイビングショップ

「現地型」とは文字通りダイビングポイントの近くに設置されているダイビングショップを指します。

黄金崎の地形

そのダイビングポイントを主戦場とし、ダイビングポイントのある海の真ん前、あるいは車で5〜10分という近距離に施設がある場合が多いです。

沖縄の離島にあるショップさんだったり、伊豆に点在するショップさんは大体「現地型」ってことになるかな?基本海の近くにいるショップさんは「現地型」と言われることが多い、くらいに覚えておくと良さそうです。

「都市型」ダイビングショップ

ダイビングポイント近くに構えてるショップが「現地型」である一方、「都市型」は文字通り都市部に拠点を構えてるダイビングショップになります。

mic21 池袋店
器材販売店であると同時にダイビングスクールであるmic21

東京・大阪・名古屋・横浜などの大都市にあるショップはこの「都市型」に当てはまります。どちらかと言えば生活圏により近いタイプのショップ、という感じです。

有名どころだとパパラギマレアmic21とかが挙げられます。

「現地型」ダイビングショップのメリット・デメリット

さてダイビングショップの「種類」について一旦整理した上で、まずは「現地型」ダイビングショップのメリット・デメリットについて挙げてみます。

「現地型」ダイビングショップのメリット①:その海を知り尽くしている

「現地型」ダイビングショップの最大のメリットとも言える点です。

ダイビングポイントの近くに設置されているということは、そのダイビングポイントの海の様子が一番分かるダイビングショップでもある、ということになります。

クローズにならない限りほぼ毎日その海に潜ってるようなものなので、直近の海況も直接確認して把握出来ているので入れるポイントの判断もできるし、現れる生き物の情報も常に最新。

なので特に「⚪︎⚪︎を観に行きたいから◼︎◼︎の海に行きたい」と考えてるダイバーからすれば情報源として最も頼りになりますし、希望に沿った日程・ガイドでダイビングに連れて行ってもらえる可能性も高くなります。

「現地型」ダイビングショップのメリット②:予定を組みやすい

「現地型」ダイビングショップは文字通りダイビングポイントの近くにいるわけで、何かしら予定が入って遠出していたり漁協との兼ね合いで禁止期間とかになってない限りはその海でガイドするためにほぼいつでも我々を待ち受けてる、といっても過言ではありません。

なので自分の都合が良い日程で問い合わせて、予約が空いてればその日に潜りに行けばいい。

ツアーを組んで現地に向かう形式と違い、自分で都合つけてダイビングの予定を組みやすいのも「現地」ダイビングショップの利点になります。

「現地型」ダイビングショップのメリット③:比較的安く済む

「現地型」ダイビングショップは基本的に遠隔地までの送迎というのは行っておりません。送迎可能な場合であっても、大体が最寄り駅までの送迎という、比較的近距離の範囲になります。

「都市型」ダイビングショップの場合は都市部のショップからダイビングポイントまでの送迎が発生するため、その分のスタッフの拘束時間も費用に含まれてきます。

お金のこと

それと比べると「現地型」ダイビングショップでの費用はダイビング関連のみになるので、「都市型」と比べても安く済む感じになります。

以前この記事でPADIに登録されている450以上のショップの価格を調べたことがあったのですが、送迎ありと送迎なしでおよそ7,000〜8,000円変わっておりました。そこそこありますね。

※この場合交通費は別途負担の形になるので、合計金額で考えた時に必ずしも安くならない点は注意が必要です

「現地型」ダイビングショップのデメリット①:現地までの交通手段が必要

メリットを3つ挙げたところで、次にデメリットを挙げていきます。

まず最大のデメリットとして挙げられるのは、自分でショップに向かわなければならない点です。

前述しましたが、「現地型」ダイビングショップは送迎をしていないか、していても最寄り駅まで、ということが多いです。なのでそのダイビングポイントに行きたい場合、何かしらの方法で自分で現地まで向かう交通手段が必要になります。

朝早く、季節によってはまだ陽も上がってないうちから車を出して現地に向かい、ダイビングが終わったら休憩もそこそこに家に向かって車を飛ばす・・・慣れるまではなかなかな苦行でございます。

「現地型」ダイビングショップのデメリット②:ガイドが噛み合わない可能性あり

ダイビングライセンスを取得しに行ったショップだったりリピートしているショップでない限り、「現地型」ダイビングショップのガイドさんとははじめましてになります。

はじめましてなので、ガイドさんはこちら側のダイビングスキル具合も知らないし、こちらが何を観るのが好きなのかさえ知らないかもしれません。

なのでリクエストを優先してスキルそっちのけであまりついていけないガイドになったり、とりあえずそのポイントの定番を案内した結果好みとは違うガイドに終始する、ということになりかねません。

事前にショップさんにちゃんと情報共有することでいくらか解消できるデメリットかもしれませんが、発生する可能性として十分考えられるデメリットです。

「現地型」ダイビングショップのデメリット③:知り合った人とその後会いにくい

ガイドさんともはじめましてなら、たまたまその時一緒に潜った人も大体はじめましてです。

たまたま居合わせてバディになって、海の感想お互いに話して多少仲良くなっても・・・それっきり会わなくなってしまう、というパターンが多いです。せっかく知り合えたダイバーの同士にも関わらずもったいない話。

その方がその海のリピーターなのであれば、こっちもリピーターになればまた会える可能性は多少上がるかもしれないですが、そうでない限り・・・

たった1日海一緒になって超仲良くなってLINEまで交換して、その後他の海も一緒に潜ったり・・・は、相当陽キャじゃないと出来なさそうな技です。

「都市型」ダイビングショップのメリット・デメリット

続いて「都市型」ダイビングショップのメリット・デメリットも見てみましょう。

「都市型」ダイビングショップのメリット①:近所から現地まで送迎してくれる

「都市型」ダイビングショップの最大のメリットと言えるのがこの点。

自分で交通手段を確保しなければならない「現地型」利用とは異なり、「都市型」ダイビングショップはハイエースなどのでっかいバンでお客さんを海まで連れて行ってくれます。

とにかく寝てれば海にも家にも着くってのが楽〜〜!!

先程も書きましたが自分で交通手段を確保して海まで行くのって(楽な面も色々とありますが)慣れないうちはやはり苦行なんですよね・・・それを考えるととてもありがたいサービスです。

沖縄などの遠出の場合はどの道飛行機を使ったりってこともありますが、ツアーとしてそこから先の海までの交通手段をショップのスタッフが把握しているのも、またありがたい話です。

「都市型」ダイビングショップのメリット②:知らない海に連れてってくれる

「都市型」ダイビングショップは年間を通して、色んな海へのツアーを組んでいます。

ある時は伊豆、ある時は房総半島、ある時は越前、ある時は沖縄・・・お客さんのリクエストに応えて組むこともあれば、お客さんにとっては全く知らない海に連れてってもらえるツアーが組まれていることも。

エントリー口

自分の知らないダイビングポイントってそんなにパッと情報が回ってくるわけではないですし、調べようにも名前すら分からないし場所も見当つかない、なんてのは意外とあったりします。

「都市型」ダイビングショップのツアーはこうした知らない海に(いい意味で)強制的に連れてってもらえるので、新しい海に対する知識や見聞がつく良い機会になります。

「都市型」ダイビングショップのメリット③:仲良くなった人と色んな海に行ける

「都市型」ダイビングショップの開催するツアーの参加者は、途中から自分で現地に向かうようにならない限りはまたそのショップのツアーに参加することになります。

そのうち複数回ツアーに参加してるダイバー同士で複数回会うことだってありますよね。1回会ってその後なかなか会えない、と比べたら仲良くなる可能性は高いです。

そんな仲良くなった人たちと、色んな海を楽しみに行けるというのは、非常に大きなメリットです。

知らない海に自分で向かう時は、そこでどんな方が待ち受けてるかは行ってみないと分からないから多少なり不安の気持ちは出てきますよね。そこに仲良しさんと一緒に行けるのはいくらか安心だし、より楽しみにもなります。

「都市型」ダイビングショップのメリット④:自分のスキルを知ってるガイドさんがついてくれる

一緒に参加するダイバーさんと顔馴染みになるのと同時に、ショップのガイドさんそのものとも顔見知りになっていきます。

ガイドさんとは顔見知りになるだけでなく、そのショップに通えば通うほどに自分のスキルだったり何が観たくてダイビングをしてるのかもバレていきます。ライセンス講習の時からお世話になってるガイドさんだったら尚更です。

そのガイドさんが組むツアーに参加すれば、こちらのスキル度合いに合わせた難易度に調整してもらったり、観たいものに合わせたコース取りを考えてもらったりなど、総じて自分にとって快適なガイドをしてもらえる可能性が高くなります。これもまたありがたい話です。

「都市型」ダイビングショップのデメリット①:日程が限定的

続いて「都市型」ダイビングショップのデメリットについてです。

まず挙げられるのがツアー日程が限定的である点。

「現地型」ダイビングショップに遊びに行く場合は自分の都合に合わせて予約を取ることが出来るから割と自由がきく、という点は前述しましたが

「都市型」ダイビングショップの場合は大体決められた日程に決められた海へのツアー旅程が組まれています。遠征ではありますし人的リソース的にもこうなること自体は致し方なしです。

日程も海も決まってる、となると「く・・・⚪︎⚪︎の海に再来週行くツアーがある・・・でも俺そこ仕事だから都合が悪いんだよ・・・!」ってことにどうしてもなりやすくなります。

複数人の友達と遊びに行く時に起こり得るあるあるって感じですね。

「都市型」ダイビングショップのデメリット②:総じて高くなりがち

「寝てれば着く」送迎体制は「都市型」ダイビングショップのメリットとして前述しました。

ただ一方で「現地型」ダイビングショップの項でも書きましたが、その分の費用が全体的に上乗せとなります。7,000円〜8,000円って言ったやつです。

そもそもツアーという形式を取っている以上スタッフさんの拘束時間は長くなるので、その分料金は高くなってくるのも当然です。寝てれば着くサービスなのでその分の料金って考えたら、そもそもデメリットって書くべきか怪しい奴ではありますが^^;

「都市型」ダイビングショップのデメリット③:行きたい海に必ず行けるとは限らない

「日程が限定的」というデメリットとも関連しますが、ツアーを組むのはあくまで「都市型」ダイビングショップの方なので、こちらが行きたい海に必ず行けるとは限りません。

リクエストツアーという形式もあるので、こちらの要望は聞いてくださると思います。ただしツアーとなるとある程度の人数を集める必要もあるので、リクエストが必ずしも実現するわけではありません。

いずれダイビングの経験本数が増えて日本の海の知識が広がり行きたい海が増えるにつれ、ちょっと物足りなくなる可能性は無きにしも非ず、です。

「都市型」ダイビングショップのデメリット④:その海のエキスパートとは限らない

「都市型」ダイビングショップのガイドさんやスタッフさんは常に特定のダイビングポイントに駐在しているわけではありません。

なので海況や最近現れてる生き物など、その海に関する情報は「現地型」ダイビングショップと比較して最新では無い可能性が高いです。

最新の状況を知ってるガイドさんと比べると「ならでは」なポイントが見られないかもしれない・・・!?その海を100%楽しみ切るには工夫が必要になりますね。

※もっとも、これまで会ってきた「都市型」ダイビングショップのガイドさんを見ると、自分の好きな海について事前から情報収集していたり、ツアー先の海にいる「現地型」ダイビングショップと緊密にやりとりをしていたりこうしたデメリットが解消できるよう努力されてる方を多く見受けます。あまり気にすべき点ではなくなってるかもしれません。

まとめ表

ここまでそれぞれのメリット・デメリットを列挙してみました。

改めて表にまとめていきたいと思います。

「現地型」ダイビングショップ
メリット① その海を知り尽くしている
メリット② 予定を組みやすい
メリット③ 比較的安く済む
デメリット① 現地までの交通手段が必要
デメリット② ガイドが噛み合わない可能性あり
デメリット③  知り合った人とその後会いにくい
「都市型」ダイビングショップ
メリット① 近所から現地まで送迎してくれる
メリット② 知らない海に連れてってくれる
メリット③ 仲良くなった人と色んな海に行ける
メリット④ 自分のスキルを知ってるガイドさんがついてくれる
デメリット① 日程が限定的
デメリット② 総じて高くなりがち
デメリット③ 行きたい海に行けるとは限らない
デメリット④ その海のエキスパートとは限らない

こうして見ると「現地型」ダイビングショップには「特定の海への専門性」「予定の自由度」といったところにメリットがあり、一方で「都市型」ダイビングショップには「人との繋がり」「交通の便」といった点にメリットがある傾向です。

どっちを選ぶべき?あくまで参考に

ここまで並べた上で「じゃあどっちを選べばいいの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、どっちが良い、という答えはありません。

ダイバーさんのダイビングの楽しみ方は千差万別です。生き物の写真を撮りたい、地形や沈船を楽しみたい、他の人とワイワイ遊びたい、いろんな海に行きたい、思い出作りたい、などなど・・・

その楽しみ方に合わせてお世話になるショップを選んでみる、が良いのではないかと思っています。

僕の場合はそもそも海がある地元に住んでた時に知ったダイビングショップでライセンスを取得してダイビングを始めたせいなのか、基本的に行きたい海を探してはそこのショップさんに予約して潜りに向かう・・・という典型的な「現地型」スタイルでやってきました。

ダイビング仲間を作りたい方は「都市型」ダイビングショップから挑戦してみてツアーに参加しまくって、もし行きたい海の情報が入った時に現地のダイビングショップに自ら予約してダイビングに行く・・・という良いとこ取りの使い方もアリかもしれません。

更に最近の動向を見ると、こうしたダイビングショップの曖昧な「種類」に囚われることなく、一般的に言われているデメリットを解消するよう努力されているショップさんやガイドさんをよく見かけるようになりました。

なので使うダイビングショップを選ぶ際はあまりショップを「現地型」「都市型」の種類に当てはめこみすぎず、自分で実際に話をしっかり聞いて使いたいショップをちゃんと選んだ方が良いと思います!

※ショップ選びの際は、下の記事もぜひ参照してください↓

てなわけで今回はここまでです!

読んでいただきありがとうございました^^

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