保存して使おう!ダイビングの持ち物リスト

安全なダイビングのための健康チェック 〜病院の診断書が必要な時っていつ?〜

ダイビングは、事前準備を怠ると危ないスポーツに変わってしまいます。そのため、潜る前にはしっかりと事前準備を行い、ダイビングの安全度を高める必要があります。

そのうちの1つが、体調管理
不安定な健康状態のまま海中に入ってしまうと、何が起こるかわかりません。

どんな状態になっていたら、気をつけなければいけないのか?

場合によって初めからお断りの可能性が高かったり、病院での診断書が必要になってくる場合があります。また普段は特に健康上問題なくとも、ダイビング当日の状態で様子を見るべきものもあります。

ちょっと、見てみましょう。

 

安全上、はじめからダイビングを許可できない可能性が高いとき

病気とかとは違いますが、以下の項目に当てはまる状態の時は、診断書とかそれ以前に安全上の問題ではじめからダイビングを許可されない可能性が高いです。

  • 45歳以上の方で、以下の項目に当てはまる
    • パイプ、葉巻、タバコを喫煙している
    • コレステロール値レベルが高いと診断されている
    • 家族に心臓発作や脳卒中の病歴のある方がいる
    • 現在診療を受けている
    • 高血圧である
    • 食事療法で調整しているが、糖尿病である
  • 現在、処方箋による治療を受けている(避妊薬、マラリア予防薬は除く)
  • 現在妊娠している、またはその可能性がある

 

なんでダメなの?

いずれも減圧症になりやすい状態だからです。

妊娠している場合は、母体が減圧症になるだけでなく、お腹の赤ちゃんにまで影響を与える可能性があります。そのため、はじめにお断りされる可能性が高くなります。

また、同様に

  • 18時間後に飛行機に乗る予定がある

この場合も同様の理由でダイビングは許可されません。

そのため、ショップさんにはよくダイビング予定だけでなく、滞在予定も聞かれる場合があります。少なくとも、ダイビングしたその日に飛行機で戻る、なんていう無茶な旅程は組まない様にしましょう。

 

医師の許可・診断書が必要な場合

決してダメというわけでは無いのですが、お医者さんの許可が必要(=診断書の提出が必要)な時があります。

それがどんな状態かというと・・・長いリストになりますよ。覚悟はよろしいでしょうか(笑)

  • 喘息がある。喘息になったことがある。
  • 花粉症、またはアレルギー症状の激しい発作・頻繁な発作がある。
  • 風邪、副鼻腔炎、気管支炎によくかかる。
  • 肺炎など、何らかの肺の病気がある。またはなったことがある。
  • 気胸がある。またはなったことがある。
  • 肺を手術したことがある。
  • 不安発作・閉所恐怖症・広場恐怖症など、行動上の問題、または精神的・心理的な問題がある。またはなったことがある。
  • てんかん・発作・けいれんを起こす。またはそれを抑えるための薬を服用する。
  • 複雑型頭痛を起こす。またはそれを抑えるための薬を服用する。
  • 意識喪失や、気絶を起こしたことがある。
  • 乗り物酔いがよくある(船酔い、車酔いなど)。
  • 赤痢または脱水症状で治療が必要である。
  • 何らかのダイビング事故や減圧症になったことがある。
  • 中等度の運動ができない(約1.6kmの距離を12分以内で歩けない、など)。
  • 過去5年間に、意識を失う頭部の損傷があった。
  • 腰痛を繰り返し起こす。
  • 腰部、または脊椎の手術を受けている。
  • 腰、腕、脚の外科手術、外相や骨折後の後遺症がある。
  • 高血圧剤・血圧降下剤など、血圧をコントロールする薬を服用している。またはしていた。
  • 心臓疾患にかかっている。またはかかっていた。
  • 心臓発作が起きる。または起きたことがある。
  • 狭心症、または心臓外科手術・動脈手術を受けている。
  • 副鼻腔の手術を受けている。
  • 耳の病気や手術を受けたり、聴覚障害・平衡感覚障害がある。
  • 耳の病気を繰り返し起こす。または起こしていた。
  • 出血、その他の血液障害がある。またはあった。
  • ヘルニアにかかっている。またはわずらったことがある。
  • 潰瘍、または潰瘍の外科手術を受けている。
  • 大腸や回腸の人工肛門の手術を受けている。
  • 過去5年間に娯楽で麻薬を使用したり、治療のための麻薬を用いた、またはアルコール依存症になったことがある。

・・・・・はい、お疲れ様でした(笑)

上記の項目に当てはまる場合は、お医者さんから「ダイビングしても問題ないよ」という診断書をもらい、ショップやインストラクターの方に提出する必要が出てきます。

項目の特徴を見る限り、気にすべき項目には以下4つの特徴がある様な印象を受けます。

 

海中で体を問題なく動かせるか。

物理的に体を問題なく動かせるかどうか。
例えばダイビング中に突然手足が動かなくなったり、極端に体力が持たずに途中から動けなくなったりすることが無いかをチェックしています。中等度の運動の有無、とかはそういう質問事項にあたりますね。

 

海中で問題なく呼吸できるか。

これも大事ですね。呼吸問題ないかどうか。
エアタンクから口を通して呼吸するにあたって、肺が十分に空気を受け取れる状態になっているかどうかをチェックしています。肺や気管に関する質問項目が多いのはそういった背景です。

 

海中で問題なく耳抜きできるか。

ディープダイブをする時においても大事です。
耳抜きはダイビングにおいて大事な基本スキルの1つです。圧力差をなくすために、鼻や口から耳に空気を送るスキルですが、これも問題なく行えるかどうかをチェックしています。副鼻腔炎など鼻に何らかの問題がないかどうか、花粉症などの症状がないかどうかを見ています。

 

潜っている間に急激な体調悪化を起こさないか。

海中にいたら、知らないうちに体調が急に変わり、危険な状態にならないかをチェックしています。心臓の状態や、意識喪失の経験の有無をヒアリングしているのはそういった背景です。また、ポイントによっては狭い場所に行くこともあるため、閉所恐怖症などパニック症状がないかどうかも聞かれています。

以上の4つの特徴を踏まえつつ、チェック項目を見ていただければ、わかりやすくなるのではないかと思います。

 

ダイビング当日も注意!当日のチェック項目について

前述の項目、1つも当てはまるもの無いから全然大丈夫!

・・・という訳にも行きません。当日もチェックしなければならない事項があります。

当日になって、こんな状態に陥ってませんか・・?
この場合も要注意ですよ・・・

  • ダイビング当日に風邪や発熱など体調不良がある。
  • ダイビング当日に睡眠不足・過労な状態が残っている。
  • ダイビング当日にひどい二日酔いなどが残っている。

上記の状態を感じる場合は、どれだけキャンセル料がもったいなくてもダイビングは控えましょう。身の安全が何より大事です。ただ、事前に注意すれば防げるものもありますね。飲み過ぎとか飲み過ぎとか(笑)なるべく前日・前々日から細心の注意を払っていきましょう。

 

まとめ。

この健康状態をチェックする1つにしても、安全にダイビングを行うための重要な事前準備の1つです。油断することなくしっかり注意して行なっていきましょう。

ではでは。

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