どんなスポーツであれ、趣味であれ、それ独特の用語ってありますよね。
ダイビングでも、色んな専用用語によく出会います。
今でこそある程度慣れてきたものの、考えてみたら初めて聞いた時「???」ってなった用語も数知れず。。。。。
そこで、過去に初めて聞いた時に「???」ってなってしまった単語を、思いつく限りにまとめておこうと思います。 ちなみにざっと挙げてみたら13個出てきました。まだある気はするけど・・・
ダイコン
まず「???」ってなるので代表的なのがこの「ダイコン」ではないかと。
「ダイコンは持ってきた?」
「ダイコンは何使ってるの?」
「ダイコン買いたいけど、高いよね〜〜」
と、ダイバーが互いに話してたら、ダイビング未経験者の方から見たらどう見えますかね?
海に潜るのに大根持ってくる必要あるの?塩漬けにするの?高級大根が無いと海潜っちゃダメなの??
そう考えるとワケ分かんないですよね(笑)
ダイコンとはダイビングコンピュータの略。自分のダイビングの時間、水温、水深などを測ってくれるアイテムになります。安全にダイビングを楽しむために結構大事になってくるアイテムの一つです(とか言いながら、僕も手に入れたの結構最近ですがw)
なので海に潜るっぽい話で誰かが「ダイコン」「ダイコン」って連発してたら、それはたいそう高級な野菜、ではなく、ダイビングコンピュータのことと思っていただければOKです。
Cカード
地味にこれも、初めて聞くと「???」となるワード。
何も知らないで聞いたら、他にAカードとかBカードとかありそうに思えますよね。笑
Cカードとは「Certification Card」、つまり認定証のことです。いわゆる「ダイビングライセンス」と皆が呼んでるものの正式名称がこちらになります。
Cカードは、ダイビングを指導している民間団体が発行するカードで、「この人はこのレベルでダイビングが出来るよ」という認定を示すカードです。厳密に言えば、自動車免許のように法的に認められたライセンスとは違ってくるんです。とは言え、これを持ってる持ってないで、参加できるダイビングのコースが変わってくるんですけどね。
てな訳で、ガイドさんが「Cカード持ってますかー?」って聞いてきたら、これのことです。
レギュ・オクト
器材編。
まずはレギュ・オクト。正式にはレギュレーターとオクトパス。
「え、これも入るの!?」って自分でもツッコミかけるワードですが、何も知らないうちは、やっぱり「ホース」なんですよね、どうしても。。。
1度レギュとオクトで名前覚えたらそうそうホースとは言わなくなりますが、やっぱり初めて聞いたら「???」ってなるかなと思い、入れてみました。
ファーストステージ・セカンドステージ
これは初めてのタイミングどころか、しっかりライセンス講習受けるまでしばらくポカ〜ンとしてた単語ですね。レギュ・オクト以上に「???」ってなったワードです。
ステージ?舞台?1つ目??2つ目???何のこっちゃ????
これはレギュレーターの部位のことを指してます。
ざっくりと言えば、空気タンクと繋ぐ部分がファーストステージ、口に咥える部分がセカンドステージになります。
それぞれに空気タンクから送られる圧縮された空気を減圧する効果があるのですが、どちらにせよダイビング中の呼吸を保つためにレギュレーターの中でも大切な部分になります。扱いも丁寧にネ。
BC(BCD)
ガイドさんから十中八九飛んでくる「BC着てくださーい」「BCセッティングしてくださーい」の言葉。
BC?BCD??ABCD???
いえいえ、ダイビング中に羽織るジャケットを指しております。・・・って、こう書くと大した器材じゃないように見えますが、浮力調整のキーとなる必須器材です。
なんで呼び方がBCとBCDと2通りあるの?って点については、それぞれで略し方が微妙に違うからです。前者はBuoyancy Compensator、後者はBuoyancy Control Device。どっちも浮力調整器って感じではあるんですけどね。
中性浮力・プラス浮力・マイナス浮力
ドライバーみたいな感じがするこの名称。
「すっごいプラス浮力になってるから、ウェイト増やした方がいいよ〜〜」 って言われてもしょっぱなはよく分かりません。笑
平たく言ってしまえば、プラス浮力は浮いてしまうこと、マイナス浮力は沈んでしまうことを指してます。
その間の中性浮力は、浮きも沈みもしないダイビングにおける理想状態。
いわゆるダイビングの上手いかそうでないかは、この中性浮力がどの程度取れてるか、で判断されることが多かったりします。
なので浮きがちならウェイトを増やしたりするし、沈みがちなら逆に減らしたりするなどして調整したりします。
デコ
「次のポイントは途中まで水深深いところ進むので、デコ出さないように気をつけてくださいね〜」 ってガイドさんに言われるわけですが、最初に聞いた時ちょっと戸惑いませんか?
「え?おでこ出さないで潜るってどうやればいいの?潜ってる間髪はフヨフヨしてるからおでこ全開だよ?」
みたいな。
ここで言う「デコ」はおでこのことでは勿論なく、DECO。
Decompression(減圧)の略語で、ダイコンでのDECO表示がされることをよく指します。安全なダイビングを心掛ける上での大事なワードです。
分かりにくい写真で申し訳ないのですが、これは僕のダイコンの表示です。
中央に表示されてるのはその時点の水深、左上に表示されているのは潜り始めてからの経過時間。そして右上にあるのは、無減圧限界時間(NDL)と言い、減圧停止をせずに済む残り時間を示しています。これが0になってしまうと、DECO表示が出てきます。
通常、DECO表示など特に出ずにダイビングが終わり浮上する前に、水深5m付近で3分ほど停止する「安全停止」を行います。急に浮上して体に溜まった窒素がそのまま残り、減圧症になってしまわないための「念の為の停止」が安全停止です。
ダイコンでDECO表示が出てしまってる人は、その安全停止から更に一歩踏んで、水深5mから更に深い所から、段階的に、少し長めに停止しながら上がってくる必要があります。この一連の停止行動を「減圧停止」と呼びます。
減圧停止をせざるを得ない状況というのは、減圧症にかかるリスクが一気に上がってることを示しています。大体はかなり深い水深に行った、或いは深めの水深で長時間遊んでしまった時とかに起きがちな現象です。なので、特に深いポイントに行く時などに、ガイドさんから「DECO出さないように気をつけてくださいね〜」って言われるわけです。
ロクハン
ロクハンとは6.5mm。 つまり、Zゲージの鉄道模型の線路幅を意味しています。
し、知らなかった・・・・ ですが、ダイビングにおいてはもちろん違う意味です。笑
ロクハンとは6.5mm、までは合ってますが、ダイビングで言うロクハンとは6.5mmの厚さのウェットスーツのことです。
ウェットスーツ、僕は3mmと5mmしか着たことがなく、冬になるとドライスーツを着込みます。なので最初ロクハンって聞いた時は完全に「なにそれライブハウス?」みたいな状態でした。
冬に着れるウェットスーツ、と言うのがこのロクハン。
人によって空気の出し入れで時たま絞まった感じがするドライスーツが苦手で、このロクハンで冬ダイビングをこなす方もいらっしゃるようです。厚い分寒くなりにくい!とか。
ドリフト
ダイビング中に頭●字Dのごとくギュンギュンドリフトかけるのは止めておきましょう。
ここで言う「ドリフト」とは「流れ」を意味しており、ダイビングにおいては潮の流れを意味しています。強めな潮の流れに乗りながら移動するダイビングのことを「ドリフトダイビング」と言います。流れに乗るってことなので、移動範囲は相当広くなるダイビングです。
日本だと、東京の八丈島や小笠原、静岡の神子元や雲見、最西端の与那国島、沖縄の西表島などがドリフトダイビングの地として有名です。粟国とか渡名喜島とかもそうかな。
まとめ
以上、「???」ってなったダイビング用語集でした! みなさん、同意できた単語はありますでしょうか?笑
とは言ってもこれらの単語はオープン・ウォーター、アドバンス・オープン・ウォーターの講習をやる中でも必ず聞く単語ではあるので、勉強するためにライセンス講習を受ける・・・でも良いのかもしれないですね。
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