こんにちは!ダイバーラウンジです!
これまで潜ってきた回数、実に386回。
あっという間のような、まだまだのような。
ありがたいことに日本各地をはじめ海外も含め、色〜〜んなところでダイビングさせていただきました。
ここでは、今まで潜ってきた日本の海を、これまで記事で書いてきたところを中心に42箇所を一気に紹介していこうと思います!!
「え、日本で潜れる場所は沖縄だけじゃないの?」と思ってるあなた。
「ダイビングライセンスを取ったはいいけど、どこに潜りに行けばいいんだろう?」と思ってるあなた。
日本で潜れる海は、めちゃくちゃたくさんあります!!!
経験ベースにはなりますが、この記事でガッツリ紹介していきます!!!
この記事の目次
北海道
早速紹介するのは沖縄とは正反対に位置する試される大地、北海道!
「は、北海道!?あんな寒いところ、潜れるわけないじゃん!?」って思ったそこのあなた!!
潜れるんです!北海道も潜れるんです!!!
知床ウトロ
北海道の北東、知床ウトロ!
知床といえば、世界遺産にも登録された豊かな自然と生態系の場所として有名ですよね。
その知床には1月下旬〜3月中旬にかけて、あるものが流れ着きます。
それが
流氷です。
遠いオホーツク海からはるばるやって来た流氷の下で潜る、という超アドベンチャーなダイビングを楽しむことが出来ます。
頭上に氷が張られている海でのダイビングなんてそうそう出来る体験では無いですし、まるでカクテルの中に入ったかのような積み重なった氷の光景はとても煌びやかで素敵です。運が良ければ、流氷と一緒にやって来たクリオネを観ることが出来る可能性も!?
「たくさんの海を紹介します!」とか言いながらしょっぱなに紹介するには強烈な海ですね。
「寒いから北海道で潜れるわけないじゃん」と思った方、おっしゃる通りここでのダイビングはめちゃくちゃ寒いのでいつもより超防寒して臨むことになります(笑)下の記事でこの時の詳細がっつり書いてるので読んでいってください^^
房総半島(千葉)
いきなり超寒いダイビングを紹介してしまって恐縮ですが、寒くないダイビングも当然ございます!
続いて紹介するのはサーファーの聖地としても名高い千葉の房総半島。自然豊かなリゾート地で気候も安定している房総半島には、ダイビングポイントもたくさん存在します。
伊戸
伊戸は房総半島の先っぽ、館山市にあるダイビングポイントです。
この伊戸の海の最大の特徴は・・・
シャークスクランブル!
はいこちら、スーパーで激安アイテムを争う人々の如くサメがごった返してるという圧巻な光景を観る(&ぶつかりに行く)ことが出来ます。初見で観たらとりあえずまず一旦訳分かんなくなります、間違いなく(笑)
他にも時期によっては安全停止中に海鳥であるウミウが飛び込んできたりという光景も見れたりします。海中なのに鳥が泳いでる様子が観れるんです。気になるあなた!下の記事からチェックしてくれぃ!!
坂田
初見殺しな読み方のダイビングポイント。「坂田」と書いて「ばんだ」と読みます。「さかた」じゃないよ。
この坂田の海ではクジラの全身の骨を拝むことが出来ます。
ザトウクジラの子どもなんだそうです。目の前にすると命の尊さを感じますね!
※2023年から観れるようになっており(僕が観に行ったのは2024年1月)、現時点で風化が少しずつ進んでいる可能性があります。
マクロもワイドも魚礁の魚の群れも楽しめる坂田ですが、名物はこのウミエラ!満開だとこんな美しい光景が広がってるんです。僕もまだ観たことない、観たい!
坂田に潜りに行った時のログはこの記事の後半で読むことが出来ます。読んでね!!
湘南方面(神奈川)
続いては僕のお家がある神奈川、湘南方面です!
海水浴のイメージが先行しがちな神奈川ですが、潜れる場所もたくさんあります!!
葉山
マイホーム!葉山!!
富士山と江ノ島と裕次郎灯台と鳥居が一度の視界に入ってくる素敵な海です。あと御用邸が近くて由緒正しさも感じたりもします。田舎の漁村ではあるけどね!(失礼)
岩場の穴から覗いてることの多いギンポであったりハゼ、エビなどの甲殻類、チャガラなどなど、マクロの生き物がとっても豊富で、カメラ派ダイバーもたくさんやってくる海!夏になるとネンブツダイやスズメダイなどのお魚の群れを拝むことも出来ます。
さらに冬から春にかけては、写真のようなダンゴウオが滞在してくれます。
小指くらいの大きさで、腹にある吸盤で岩場にくっつき、キラキラしたした目でこっちを見つめてきます。とっても可愛い!
そして何より多くの種類のウミウシがたくさん発生する海でもあります。
ここ最近はエントリーが超大変なビーチや遠くに行くボートだけでなく、階段を下ってすぐエントリーできるポイントでひったすらウミウシを探す、なんていうダイビングも楽しめるようになっています。楽しいよ!!
ホームなだけあって葉山のダイビングログはめっちゃ記事書いてるので、下から気になるの読んでちゃってください!!!
三浦(諸磯)
歴史上の地震の証拠がたくさん残っているということで未だに学者が研究しに来るという隆起海岸がある三浦の諸磯!
その隆起海岸の先でエントリーできる海は最大水深が6m程度ととても浅く、ガイドロープも張り巡らされているからライセンス講習にも、ライセンスを取ったばかりのダイバーにとっても最適な環境です。
基本的には小さな生き物を観察するマクロダイビングが中心で、いろんな種類のハゼが見れたり、冬の時期には数多くのウミウシがわんさかと現れます。運が良ければネコザメとかドチザメ、ナヌカザメとかのような可愛い系のサメにも会えるらしい!
あとこの海は水中ブランコと水中鉄棒で遊べます。水中アトラクション!
ここにある「三浦 海の学校」という施設、ダイビングはもちろん、シュノーケリングにSUPにシーカヤックと、さらにはプールもBBQ施設もあってと、遊びたい放題な施設になってます。皆さんも一度遊びに行ってみてください!
城ヶ島
三浦半島の南端に位置する、神奈川最大の自然島、城ヶ島!
ショップの近くではこれでもかと海鮮丼屋さんが並ぶエリアです。
多種多様な生き物が住んでいる城ヶ島の海ですが、中でも1ダイブで30種類以上のウミウシが見つけられるというマクロ材料豊富なところが大きな特徴です。
更には葉山でも紹介したダンゴウオの幼魚、通称「天使ちゃん」に会いまくって大興奮してたポイントもここ城ヶ島でした。あまりにも可愛すぎて大興奮しすぎちゃって変態カメラマンみたいになってます。
豊富なマクロネタと変態カメラマンみたいになってるラウンジの様子は既にダイブログで書いているので、物好きな方は眺めていってくださいね。
根府川
神奈川県の西部、いわゆる西湘エリアに位置している根府川!
キャンプ場を通り過ぎた先にエントリーポイントがあるというちょっと不思議なダイビングポイントなのですが、このポイントの最大の特徴は
100年前の関東大震災の時に発生した転落事故によって海に滑り落ちた当時の根府川駅舎がそのまま残されていることです。
海に同化していてハッキリとは分からないのですが、ところどころに鉄部品であったり、人工に作り上げた跡が残っています。海に沈んだ駅の構造物を見る機会なんてそうそうありません。
あとなぜかこの時はキイロウミコチョウという小ぶりなウミウシを異常によく見た1日でした。マジで1つの岩に1匹は必ずいるレベル。他にもネンブツダイがよく群れてたりと色んな生き物を観察できます。
100年ほどの時を経てほぼ自然と同化してしまったかつての根府川駅の跡、そしてその海に生きる生き物たちの観察を楽しみたいダイバーさんはこちらからチェックだ!!
江之浦
根府川から車で10分も掛からないくらいの場所になる江之浦。
水深は最大でも16mで、水中のルートのほとんどにガイドロープが張り巡られているので、ダイビングを始めたばかりのダイバーさんにとっても安心なルートになっています。
ここには日本社会に見捨てられたドラえもん像があります。思ったよりデカい。
そして僕が行った時はGWのシーズンということで、ダイバーによって設置された産卵床にアオリイカが大産卵フィーバーを迎えておりました。めっちゃたくさん来てて大収穫だった〜〜!!(漁獲してません)
ウミウシ(こっちは黄色ではなくムラサキウミコチョウがやたらついてる岩がありました)にカエルアンコウにハナタツと生き物観察にも忙しくできる楽しいダイビングポイントです^^
ダイビング施設の2階に初めて行く人はびっくりするかもしれない!?どういうことか気になる人は下の記事も読んでみてね!!
真鶴(琴ヶ浜)
これまた神奈川の西部に位置する真鶴(琴ヶ浜)。根府川や江之浦と距離的にも近い場所で、日本のファンダイビングの発祥の地とも言われている歴史あるポイントです。ダイビングセンターには潜水博物館なるものがあり、かつての潜水服などが展示されています。
個人的には尾びれが長くて綺麗なハナハゼや模様が超特徴的なゼブラガニを初めて見たダイビングポイントとして印象に残っていますし、友達の一眼を借りて遊ばせてもらった思い出深いポイントです。
ダイビング施設には重器材レンタルがなく、ショップツアーを除くとセルフダイビングのみの形式しか受け付けていないので、行く時はくれぐれも情報を集めて臨むようご注意ください!
伊豆諸島(東京)
続きましては伊豆諸島!静岡の伊豆半島とはまた別区分になります。
東京に属する離島の数々で、とても綺麗な海が揃っております。東京なのに、綺麗な海なのです。一瞬意味分からないですよね。
伊豆諸島の一部は飛行機で行くことも可能ですが、主な交通手段は東海汽船が運用する、竹芝の港から出る船になります。気になる方はアクセス方法もチェックしてみてください!
神津島
大型客船(さるびあ丸)であれば東京から最短約10時間、ジェット船であれば最短3時間くらいで到着する神津島!人口約1,800人ほどの小さな島です。
もうとにもかくにもこの透明度でございます。綺麗!!!
何回も言いますけど東京の島の海ですからね、これ。泳いでてとっても気持ち良い〜〜!
そしてやたらとダイバーに話しかけてくる風なハマフエフキがたくさんいたのも面白かったです。他にもタカベやイサキの群れを見れることもあれば、ウミウシのネタも豊富!
昼とは違う夜行性の活発な生き物に出会えるナイトダイビングも神津島ダイビングの醍醐味です。
御蔵島
こちらもまた伊豆諸島の1つ、御蔵島。
橘丸でおよそ7時間半の船旅で着く島・・・と言いたいのですが、着岸率が超低く(30%くらい)、行きたくても船がつけられず泣く泣く帰ってきたという方も多いのではないでしょうか?運任せな島なのです。
そんな着岸しにくい島にどうしてみんな行きたいかというと
イルカと戯れるため!
御蔵島の周辺には野生のミナミバンドウイルカが数十頭生息しており、そのイルカと一緒に泳いだり遊んだりできるドルフィンスイムが出来るんです。
※この記事では「これまでダイビングしてきた日本の海を紹介する」と豪語しておりますが、御蔵島に関してはスキューバダイビングは行いません。空気タンクを背負わないスキンダイビングの形式になります。
これがまた超可愛いんですわ。。。良い感じでイルカさんたちがフレンドリーで、適度な感じで人間を弄んでくるんです。たまりません。
イルカさんたちとキャッキャしてる様子は下の記事にたっぷり書いてるので、イルカに会ってみたい方はぜひ読んでみてください!そして運を頼って御蔵島に上陸だ!!!
八丈島
何かと個人的に縁の深い八丈島!
2つの火山が合体したような形で出来上がってる島で、道にはハイビスカスがのお花が咲き並ぶ南国のような出立ちです。
数回訪れているのですが、その度大体透明度20m超えの八丈ブルー全開な海が待ち構えてました。ほんと半端ない海です。
コンディションが良いと透明度50mを超す時があるらしい。神津島の時も言いましたが、東京の海ですからね、これ。
そして八丈島と言えば、さも当たり前のように出現するウミガメさんたち。
ダイビングで現れたらみんなに喜ばれるカメさんですが、八丈島では現れすぎて「もういいよ・・・」ってなるレベルだし、現れすぎるのでガイドさんも大体紹介しません。
その他にも八丈島と小笠原でしか観れない綺麗な体色のユウゼン、わちゃわちゃいるハナダイやツバメウオの群れ、バッキバキの地形、多種類の甲殻類、それにウミウシネタも超豊富と・・・固有種も多い八丈島の海は本当に一言で語り尽くせない魅力に溢れています!
楽しんできた思い出はいくつかの記事にまとめてますので、八丈島の魅力はそちらで存分に感じちゃってください!!そして皆さんも八丈島で楽しい思い出を作りに行ってください!!
伊豆半島(静岡)
いよいよ来ました、伊豆半島!
一般的に「日本でダイビングは沖縄だけ」と思ってる方が超多いとは思うんですが、一方で「伊豆も潜れる」ことを知ってる方もそこそこいらっしゃる気がします!
半島をぐるっと囲んで無数のダイビングポイントが並んでおり、しかもそれぞれに違った特徴があります!一生飽きないダイバーの聖地です。通い続けてるダイバーさん多数!
初島
熱海からフェリーで30分ほど行ったところにあるリゾートアイランドです。
大きなダイビング用施設があり、あらゆるショップツアーの人たちがその施設を使いながら潜りに行く、というスタイルです。
かつては御蔵島からこっそり抜け出した2頭のイルカが長期間滞在した場所としても有名でした。今どの辺行っちゃったんだろ、その子達。千葉の館山の方にいるという噂を聞きはしますが。
初島には「海のダイワハウス」と呼ばれている、昔鯛の漁場として利用されたデカめの建築物があるのですが、そこを住宅地にしてるかの如くイサキやタカベといった魚が群れをなしてるのを観ることが出来ます!
(当時行った時の透明度も相まってですが今ほどの装備でもなく手ブレしまくった動画ですね・・・撮り直したいなぁ〜〜〜〜)
あちこちで魚群に会えるのも魅力ですが、同じ場所、同じ穴の中に常駐しているジョーフィッシュであったり、ネコザメやアオリイカも狙えるポイントです!例の如くウミウシネタも豊富なんだとか。
手ブレ動画だらけで申し訳ないのですが、初島のダイワハウスで遊んでたり英語でブリーフィング受けてる様子(!)を記事でまとめてるので、良かったら読んでみてください^^
熱海
温泉と秘宝館(この写真にそれらしき名前が見えてますね・・・)を中心として観光地としても有名な熱海!昔からとてもお世話になっているダイビングポイントです。今まで4,5回は行ってるんじゃないかな?
以前さかなクンの番組でも特集されていましたが、熱海の海の最大の特徴は
こちらの沈船でございます。
昭和の時代に砂利を運ぶタンカーとして利用されていた全長81mの大型船ですが、事故により真っ二つに割れて沈没してしまったものです。タイタニックかよ(被害者はゼロです)。
そこから長い年月を経てソフトコーラルがびっしり群生し、様々なお魚が群れをなしてる生活圏として活用されているのです。
結果、こんな大群と遭遇出来ます。
びっしり生えてるソフトコーラルもカラフルで観てて楽しいし、ある時はキンギョハナダイやサクラダイをはじめとするハナダイの群れ、別の時期はキンメモドキやイシモチなどの大群と遭遇することが出来ます。沈船好き、群れ好きには本当におすすめな海です!
伊東
熱海から少し車で行ったところにある東伊豆のダイビングポイントが伊東です!
「荒々しい岩肌と底から立ち上がる切り立った尾根」という様相を見せる地形が特徴的な伊東の海。そこにガッツリと潮流がぶつかってくることで、あらゆる魚群を楽しむことが出来ます。
奥からちょっとずつ迫ってくるイサキウォール。その名の通り、イサキの大群により出来た壁です。数がえぐいっす。壁がいつまでも迫ってくる感じ。ウォールの迫力やばいっす。
そしてこの鮮やかな色のソフトコーラルとそこに群がるこれまた色鮮やかなハナダイさんたちがこの伊東の海の最大の魅力です。これを撮りに来てるワイドのカメラ派ダイバーさん多し!
特に夏期期間限定の五島根というポイントはその魅力を凝縮したような場所でとても人気があります。実はそこにも行けてないし何なら3年くらい伊東行けてないから行きたい、マジで。
富戸
かつて流れ出た溶岩によって出来上がった地形の上に成り立つ、東伊豆の富戸!
その特徴的な地形に守られている影響で北東の強風が吹く時以外はクローズになりにくく、水深も比較的浅いのもあって多くのダイバーさんにとても重宝されています。
これはイバラタツの写真ですが、広がるイソギンチャク畑の周りに多くの種類のちっこい生き物も集まるし、死滅回遊魚や南国のお魚も回ってくる楽しい海です。テトラポット付近ではネンブツダイやキンメモドキの大群を眺めることも出来ます!
また富戸には富戸ホールというミニ洞窟&光のカーテンが差し込む有名ポイントがあります。
僕が行った時はうねりがすごくて洗濯機状態でしたが(写真見ても体勢すごいw)、天候と海況がよければ光のカーテンの中を突き進む俺、的な映え写真を撮ることだって可能です。
ダイビングした後はスーツを着たまま入れる「温泉丸」もあります!冷えた体を即あっためてくれる富戸の名物です。ダイバーに優しい名物じゃあ!!
伊豆海洋公園(IOP)
1964年に魚類研究家である益田一さんによって、国内初のダイビングセンターとして設立された伊豆海洋公園(IOP)。知名度も抜群です。
施設の規模は広く、数多くの席を備えた休憩エリアシャワーやらジャグジー付き温水槽など設備も充実。ライセンス講習をする時に活用できる海水つきプールもあります。
そんなIOPの海、水中に郵便ポストがあります。なんと現役で、使えます。気になるあの人に海中からポストカードを出しちゃいましょ!
ハロウィンにはコスプレダイビング、クリスマスシーズンになると海中にクリスマスツリーが飾られたりと、いつ行っても楽しいイベントがたくさんあるのがIOPの特徴です。
初心者向けの入り江のポイントから中上級者向けの根のポイントなど、色んな種類・難易度のポイントがあるのもIOPならでは。動画は2の根というポイントで撮ったハナダイの群れの映像です。結構深かった!
魚影を楽しむもよし、入り江付近にいる生き物を楽しむも良し。楽しみ方盛りだくさんです!!
北川
東伊豆のポイントにして、坂田に続き初見じゃ絶対読めないダイビングポイントその2です。
「北川」と書いて「ほっかわ」と読みます。「きたがわ」じゃありません。「きたがわ」って絶対読むよね!
このパープルなのを中心に、ポイントに連なっている大小様々な根にソフトコーラルがごっちゃりと群生しております。そこにハナダイが群れをなしてごっちゃりしてるのも魅力的です。
こんな感じでキンギョハナダイがあちこちでごっちゃりしておりました!ハナダイ好きのダイバーさんは多分ずっと滞在してたい気持ちになります。
突然イナダの群れがやって来たりと回遊魚の群れに出くわすこともあるし、ニシキフウライウオやクダゴンベといったマクロな生き物にも出会えるまったりな海、皆さんもぜひ遊びに行ってみてください^^
神子元
南伊豆のダイビングポイント、神子元!
最近は沖縄に次いで日本のダイビングポイントとして海外でも有名になってきてる気がします!
それもそのはず、
ここはハンマーヘッドシャークをガツガツに狙っていくポイントなのです!
伊豆半島の南にぶち当たる黒潮の影響で神子元周辺は流れが速く、その潮に乗ってハンマーヘッドシャークが大群になって押し寄せている世界でも珍しいポイントになります。ただし黒潮の蛇行具合は日によるので、大群にぶち当たれるかどうかは運次第!!
基本ガッツリ泳いでハンマーの大群との並走を試みるのが神子元の通常スタイルですが、夏の期間になるとAポイントというあまり流れておらず根で待機しながらハンマーを待ち構えられる初心者向けのポイントに行けます。
上の2つの動画を撮った時は、そのAポイントの根に座りながらハンマーが回遊するのをひたすら眺めてたという極上の体験でございました。ただ次はもっと至近距離に寄りたいなーー!!
流れが速く注意点も多い神子元でのダイビングについては下記の記事でもまとめています。みんなも読んでハンマー挑戦しよう!!
雲見
学生時代のダイビングサークルでのライセンス講習だったり、ショップツアーで訪れたダイバーさんも多いのではないでしょうか?西伊豆の雲見でございます。
その昔大洪水に遭った際に飼っていた牛がこの岩まで流されて無事だった、という言い伝えから「牛着岩」と呼ばれている2つの大きな岩が目印です。
大きな特徴なのが日本でも随一の地形ポイントがあることと、その地形の水路の中に透明度1mに落ちたんじゃないかってくらい壁になってるキンメモドキやスカシテンジクダイ、ネンブツダイなどの魚影。
一緒に潜ってたダイバーの行方を一瞬見失うレベルの大群なのでその迫力は半端ないです。
そして地形と魚群だけでなく、カラフルなウミウシのネタが「超豊富」なのも雲見の特徴です。ここ最近はそのカラフルさの勢いが増してる気がする。
ジャパピグに会えるチャンスもあるし甲殻類も多種類会えるしで、ワイドにマクロに広範囲で楽しめるポイントがある屈指の海です!いくつかの記事でその魅力についてまとめているのでぜひチェックしてみてください!
黄金崎
日没が近づくと夕陽に崖が照らされて黄金色に輝くことから黄金崎と名付けられた西伊豆の海!
ちょっとデカめな公園休憩施設があり、シャワー室に更衣室に干し場も完備されております。スーツを着たまま入れるオーシャンビューなお風呂もあったり。
非常に穏やかで初心者も行きやすいこちらの海、最大の特徴が
黄金崎のアイドル、真鯛のダイちゃん。
エントリーした直後のダイバーの元にやって来たかと思ったら、特別エサを求めもせずにある程度の範囲に一緒についてきて、エキジットするダイバーを見守ってくれるという謎にホスピタリティの高い真鯛ちゃんです。
あと、1年に1回遠くの海に行っては彼氏をハントして黄金崎に連れてくるらしい。やり手だな。
真鯛のダイちゃんだけでなく、小さく可愛らしい生き物が見つかるのも黄金崎の魅力。中にはレアな生き物が見つかることもあるみたいで、上級者ダイバーさんも事あるごとに黄金崎に来てるんだとか。
写真のシビレエイもそうですが、他にもオオウミウマやベニカエルアンコウ、ネジリンボウなど、可愛らしい生き物に会えたまったり楽しいダイビングでした。
井田
天気が良いとこの写真の通り富士山のでっかい姿が拝める!!海と山に囲まれたのどかな集落の中にあるのが井田の海です(実際に潜るのはこの写真のもっと左の方にあるビーチ箇所ですw)。
井田の海は透明度がスコーンと抜ける青、通称井田ブルーの海がここ数年とても有名になってきました。天気が良いと、井田ブルーの海の水深の浅いところに太陽の光が届いてとても気持ち良い眺めになってきます。
加えてこのタカベの群れ!この環境に黄色い筋がとても映えますね。
そして井田はマクロネタがとっても豊富。この写真↑のキンギョの幼魚もそうですし、ハゼにギンポに甲殻類にと、様々な種類のマクロ類が確認できます。アオイリカの産卵も見れるしね!
井田ダイビングサービスではコンデジにしても一眼にしてもカメラの扱いをじっくりレクチャーしてくださるので、カメラを上手になりたい人はますますオススメな海です。
大瀬崎
数ある伊豆のポイントの中でも、特にダイバーのメッカと称される西伊豆の大瀬崎!
ダイビングショップも広い施設も宿も潜れるポイントもとっっても多いですし、特殊な地形をしているのもあって天候の影響も受けにくく、常に非常にたくさんのダイバーがやって来ている海です。
大瀬崎の有名なポイントである、空き瓶に入ってるミジンベニハゼ!
色とりどりのハナダイが見れるポイントもあるし、黒いクマドリカエルアンコウが見れるポイントもあるし、甲殻類のネタは豊富だし、ウミウシはボブサンウミウシにオセザキホクヨウウミウシをはじめ本当〜〜に豊富ですし。
しまいには時々湾内にクジラが迷い込むという珍事も起きるような場所で、ダイビング系のイベントが常に発生している場所です。一生通っても飽きないかもしれない!!
基本的には湾内・先端・外海をはじめビーチポイントが多い大瀬崎ですが、一部ショップさんではボートポイントに連れてってもらえたりもします。
メインとなる「ホトケ岩」はもっさもさしたソフトコーラル、そこに群れるハナダイ、流れに逆らうイサキの群れを楽しめるワイドな場所です。
そして個人的にも大瀬崎は100本、200本、300本と区切りを迎えた思い出深いポイントです。
ラウンジ200とラウンジ300の開催場所であり、テックの体験講習もやった場所であり、たくさんのダイバーさんに出会った大切な海です^^
大切な海だけあって、大瀬崎はたくさん記事書いてます!
今改めて読んだのですが、最初に書いてる「100本祝いを大瀬崎で迎えました」記事、びっくりするほど初々しい感じなので興味ある人ぜひ読んでみてください。その後にラウンジ200、ラウンジ300を読んで落差を感じるまでがワンセットです(笑)
平沢
かなりの数の車が乗り入れられそうなフリースペースにダイバーが利用できる大きめの施設、平沢マリンセンターが備えられた西伊豆、平沢の海!大瀬崎のすぐ近くにあります。
風の影響を受けにくい地形構造になっており、初心者向けの体験ダイビングやライセンス講習にもよく使われています。
入ってすぐの海藻の森や、太陽光が降り注ぐ中でイソギンチャクの上を泳いでいるハナダイやスズメダイが群れで泳いでる様子が楽しめます。たまにウミガメも出るらしい!
ボートで10分ほど行った淡島のポイントにはどデカいソフトコーラルも数多く群生!
少し水深が深いところには、この茂野さんのインスタの投稿にもあるようなでっかいトサカも見れるんです。
可愛い生き物にもたくさん出会えたダイブログを書いてますので、興味あったら下の記事から読んでみてください!
山梨
ここまでがーっつりと海あり都道府県のダイビングポイントを紹介してきましたが、ここで紹介するのは海なし県、山梨!
「え、山梨!?海無いのに何で紹介するの!?頭狂ったん!!?」
と、思ったそこのアナタ。
甘いですよ・・・・・山梨にはあるのです・・・・・そう・・・・・湖が・・・・・・
本栖湖
河口湖や山中湖と同じ富士五湖の1つに数えられる本栖湖!
海ではなく湖なので、海水ではなく淡水ダイビングになります。本栖湖は日本でも有数の淡水ダイビングポイントの1つです。
ウェイトが軽く済む!潜った後の器材が全然塩浴びてない!水温の変化がちょっと激しい!!
また標高900mに位置する本栖湖。ここでのダイビングは淡水ダイビングだけでなく、高所ダイビング(アルティチュードダイビング)にもなるのです。
そんな本栖湖でのダイビングの名所の1つがこちらの、ハロウィン時のディズニーに出てきそうな大木!ポイント名も「ホーンテッドマンション」。
本栖湖の周囲に生えていた大木が倒れて湖に落ちたものの、海水じゃ無いので原型をほぼ留めたまま湖底に沈んでいるんです。淡水ダイビングならではの光景です。
淡水ダイビングならではと言えば、こちらの水草。
タイミングが良ければこの水草が花を咲かせているのもチェックすることが出来ます。海藻やイソギンチャク、ソフトコーラルにサンゴといった海の光景とはまた一味違いますよね。
ちなみに本栖湖は鹿肉レシピがめっちゃ美味でございます。チェけら!
紀伊半島(三重・和歌山)
日本最大の半島、紀伊半島!
伊豆半島ほどのイメージはないかもしれませんが、ここ紀伊半島もダイビングポイントの宝庫なんです。
本州の中では一番太平洋の南に突き出た半島であり、南国の生き物を見ることも出来る、特に関西のダイバーさんに人気のポイントがたくさんあります!
尾鷲
尾鷲は海もショップも穏やかで和やかな雰囲気が流れる、三重県南部の海です。
名古屋駅から車で2時間くらいぶっ飛ばしたところにあります!
最大の魅力は海底に敷き詰められたコンクリートの魚礁にびっっっっしり生えているソフトコーラル畑!
形も色も種類がめっちゃ豊富で、まさにお花畑。魚礁の内側や外側からこのお花畑の世界を存分に楽しむことが出来ます。
このカラフルな魚礁をフレームに見立てて、ダイバーが入り込んでエモい写真を撮る、なんていう遊び方も出来ちゃったりします。皆さんも撮ってみませんか?このカラフルな世界、ぜひ皆さんも堪能してみてください!
方座浦
尾鷲に負けず劣らずのゆったりのんびりな雰囲気を醸し出している三重の海、方座浦!
尾鷲とは車で50分くらいの場所になるので、名古屋まで帰りながらどっちも潜っていくという楽しみ方もあります。
方座浦の海ですが、尾鷲に負けず劣らずのソフトコーラル畑(魚礁のブロックが小さい分、むしろこちらの方が密度が濃く感じます)、そして時期が良いとそこに群がるこれまた密度の濃い魚群というコラボを味わうことが出来ます!
色鮮やか+迫力が合わさってすっごい光景でした。水深もそこまで深くないからこの光景の中に結構長めにいられるのも魅力!!
あとこれも時期が良いと観れるのですが、見たこともない超大量のミズクラゲの大群に遭遇することが出来ます。僕らが観れたのはボートの上からの光景(これはGoProをボートから突っ込んでみた映像です)ですが、潜りながら遭遇することも可能です!
この光景、ほんとすごいから皆さんも行ってみてくださいー!
田辺
紀伊半島の南西の方に位置している田辺。
お隣のみなべとも結構被っているポイントが多い田辺の海なのですが、「沖ノ島」というポイントを中心にイシモチやイサキの群れなどのワイドの光景から、ヤシャハゼやネジリンボウなどの小さな生き物を楽しむマクロの光景も観ることができます。
そんな田辺の名物の1つがこちらのイソギンチャク。光っとる!
水深35mを過ぎた辺りから、この妖しく美しくイエローに光るオオカワリイソギンチャクを眺めることが出来ます。妖艶でございますね。点在しているイソギンチャクに気を取られると思ったより水深行ってしまう点だけ注意です。
僕らが行った日はその前に通過していった台風のうねりを受けており、動画の通りキンギョハナダイもうねりに右往左往しながら耐えて一生懸命泳いでる、といったような海況でした。
本来であれば透明度もより高く、カンパチやブリなどの回遊魚もたくさん見ることが出来ます。本気の田辺を潜りに戻りたい!!
串本
和歌山のダイビングポイントでも特に人気の高い串本の海!
本州最南端に位置する海でサンゴの群生地もあり、観れる生き物は1,500を超えると言われています!
内海ではアザハタやハゼ、ネジリンボウやカエルアンコウ、カゴカキダイの群れ、ジョーフィッシュ、エビやチンアナゴにミナミギンポ、多種多様なウミウシなどなど・・・もうとにかく生き物天国な海が待ち受けています。
写真はホタテツノハゼです。背びれがぴーん!としております。
一方でカンパチやイサキの大群、生い茂るテーブルサンゴや豪快な地形といったスケールのでかいものが観られるのが串本の外海!
このポスト、もうすぐ安全停止始めに上がらないとなぁと思っていたら、突然現れたどでかいカンパチの大群です。15匹くらいいたかな?迫力ヤバかった!!
串本で観てきた生き物やショップ情報などは下の記事からチェックしてください↓
中国地方
随分西にやって来ました!
瀬戸内海と日本海に面した中国地方です。ここで出会った海を紹介していきます!!
戦艦陸奥(山口)
大阪から新幹線と在来線を使って2時間ちょい行ったところにある山口県弥生市の海。
周防大島も眺められるこの海で何が観れるかというと・・・
かつて第2次世界大戦前に建造され、今は沈船と化した戦艦陸奥の姿です。
全長225mを誇る巨大な戦艦が爆発事故によって沈んでしまったその姿を拝むことが出来ます。
長さが18m以上にもなる第1主砲や艦橋に設置されていた双眼鏡の台座や測距儀、浴槽や洋式便器など、この沈船が戦艦であり、かつて人が使っていた確かな証拠を観ることが出来ます。
沈船の中でも最大規模の戦艦陸奥。そのスケールに圧倒されてる様子、下の記事からご覧いただけます↓
九州地方・薩南諸島
南西までやって来ました〜〜!!
着実に日本の南国側に近づいて来ましたね。現れる生き物も確実に南国系の生き物が増えていきます!
桜島
今も絶賛活動中の火山がある島、桜島!
桜島には万が一の噴火災害時に脱出経路として使用できる避難港が20用意されているのですが、そのうちの1つの港がエントリーポイントだったりします。
港付近や潜った後の海でとにかくよく目立つのがびっしりと張り付いてるマメスナギンチャク。
この写真だと分かりにくいのですが実際カラーバリエーション豊かな奴らなんです。
火山が近くということもあり、砂と溶岩のコントラストを味わえるのもこの海の魅力!
桜島から鹿児島本土に移って霧島錦江湾国立公園のポイントに行くと、本州の方ではなかなか会えないアカオビハナダイの大群に遭遇することが出来ます。大人だけじゃなく幼魚も混じってるこの大群、カラフルだったなぁ〜〜〜
他にも気泡によって岩場が雪化粧しているような光景に出会えるポイントなど、火山の近くならではの一風変わったダイビングを楽しめる鹿児島の海です。
奄美大島
やって来ました!薩南諸島のリゾートアイランド、奄美大島!
ご覧の通り美しいエモエモな海が広がっております!沖縄の島じゃないですよ!鹿児島の離島です!!
島に広くダイビングポイントが点在する奄美大島ですが、生き物観察をめっちゃ楽しむ北部、ワイド目白押しの中部エリア、地形もあるしマクロも楽しめる南部エリアとそれぞれに特徴があります。
中でも奄美大島以外の海では(世界も含めて)観れない最大の名物が
ミステリーサークルでございます。
幾何模様が見事なこちらのサークル、春から夏にかけて、体長10cmほどのアマミホシゾラフグのオスが1週間かけて作り上げる直径2mはありそうな産卵床なんです。
サークルは勿論ですが、運が良ければこのサークルの作り主のオスのフグがここに産み落とされた卵のお世話をしてる健気な光景を観ることが出来ます。更にもっと運が良ければメスがここにやって来て卵を産み落とす様子も観れるかもしれない!!?
更にここのサンセットダイビングでは時期を狙うと色鮮やかなニシキテグリのカップルがピタッとくっついて産卵をする様子も観ることが出来ますよ!
産卵する行動自体はものの5分で終わってしまうのですが、そこに詰まった生態行動は一種の神秘性があります。要チェックです!
奄美大島はこれだけじゃなく南国のウミウシがこれでもかと出てくる天国ですし、他の生き物観察も楽しいし、時期を狙えばクジラウォッチングも出来るということで、かなり半端ない場所です。絶対また行きたい!!
奄美大島は鶏飯巡りを中心に陸も超楽しくて思わずそこだけ切り出して記事にしてるくらいなので、今後奄美大島に遊びに行ったり潜りに行ったりする方はぜひ下の記事も参考として読んでみてくださいね!!
沖縄本島
さぁ来ました、日本の南国!日本のリゾート!沖縄です!
ここまで日本各地のダイビングポイントをがっつり紹介してきましたが、やはり日本のダイビングを語る上で沖縄は外せません!
沖縄本島には本島内はもちろん、フェリーから2時間程度で行ける離島などあちこちにポイントが点在しております。南国ならではの気候と生き物、何よりエメラルドブルーな海があなたを待っています!
万座
本島の中でも中部に位置する万座の海。
沖縄ならではの抜群な透明度の海はもちろん、僕はこの時行けなかったのですがピカチュウのような形に見える入り口で有名な「ドリームホール」など地形がたくさん楽しめる、と同時に生き物だらけで撮り映えも最高という海です!
はいはいはい、天国ですね。
良すぎる透明度に広く群生するサンゴ礁。美しいの一言に尽きます。
こんな光景が安全停止中にずっと観えてる海です。2時間くらい安全停止してたくなります。
そして縦に長く開いた地形にはこんな場所みたいに神秘的な青い光景を眺めることが出来ます。奥の方で魚が玉作っておりますね。そこかしこに生き物も隠れてるし楽しい地形です!
他にも生き物観察をがっつり楽しめる砂地、でっかいロウニンアジ(通称GT)が回っている岩場などなど、魅力がたくさん詰まってる万座の海、ぜひ行ってみてくださいー!
糸満
沖縄本島の中でも最南端に位置する糸満の海。
綺麗な海はもちろんのこと、切り立った崖のような地形が続いてるエリアとなっており、地形好きなダイバーにはたまらない海になっています!
こ〜〜んな切り立った地形の中を進んでくダイビング、アドベンチャー味があって超楽しかったです!
この地形の中でリュウキュウハタンポなどの魚が群れになって、時々光に反射してヒレがキラッ、キラッと光っている様子はとても神秘的です。
洞窟を抜けた先には一面広がるイソギンチャクの1つ1つにクマノミが生活してるクマノミの住宅街が!本当に一面クマノミだらけなのです。
この時は僕も行けてないのですが、他にも大人気なドリフトダイビングポイントであるルカン礁などなど、ワイドにマクロに楽しい南部のダイビングポイントです!
USSエモンズ(古宇利島)
沖縄本島のちょい北に位置している橋で渡れる島、古宇利島。
展望台にはカップル向けの「幸せの鐘」を鳴らせたり、海からハートロックが見えたりと、ちょっと幸せエネルギーの強めな島だったりします。
この島の海の水深深くに眠っているもの、それが
駆逐艦、USSエモンズです。
全長106mを誇り、実際に沖縄戦に参戦していた駆逐艦です。日本軍による特攻隊の波状攻撃を喰らって戦闘どころか航行不能になり、米軍の判断によって海没処分となりました。
当時特攻隊を迎撃するために水平方向を向いていた砲台がその角度のまま残されていたりと、戦争の爪痕を船の迫力と共にガッツリぶつけられてきます。
船の全貌も眺めつつ一部内部を観ることも出来たり、一見魚雷に見える掃海具や超巨大なプロペラがあったりと、沈船ダイビングの魅力がこれでもかと詰まった海です。
あと春先にここ潜ると、運が良ければ北上するクジラの鳴き声が聞こえてきますよ!クジラの歌を聴きながらエモンズを探検するの超エモかったです^^
粟国島
沖縄本島からフェリーで2時間ほどかけて行ったところにある、人口700人、1周12kmのとても小さな島が粟国島!
沖縄の離島らしいのどかで緩やかな空気、豊かな自然、美しいエメラルドグリーンな海。粟国島にはそんな風景があります。
そんな粟国島ですが、春先から夏にかけて、多くのダイバーが集結します。その目的は
ギンガメトルネード!
潮あたりが良いのか、この時期には数多くのギンガメアジが大群をなしてやって来ています。その密度の濃さもさることながら、そのまま彼らが渦巻くように泳ぎ回る圧巻の光景、通称ギンガメトルネードを拝むことが出来ます。
縦にひろ〜く散らばっていたギンガメアジが段々と集結してトルネードになっていく様子はもうほんと圧巻です!密度が濃い〜〜〜!!
ギンガメアジだけでなくでっかいイソマグロが遊泳している時もありますしカマスの大群も観れるし、ロウニンアジがギンガメアジの群れにアタックしてる風景など、他にも楽しめる魚群要素がいっぱい!加えてここ最近の粟国ではジンベエザメの遭遇証言も増えてきてる、これからますます注目されていく海です!!
久米島
フェリーで沖縄本島からおよそ3時間半行ったところにある、沖縄の中でも5番目に大きい島、久米島!
はての浜に代表される超超美しいビーチで有名な久米島ですが、固有種も多く豊かな海なのです。
こ〜〜んな美しい海の中で生き物に地形にと楽しめるのが久米島ダイビングの魅力です!更に言えば
ここ数年の久米島では安定的にマンタが出現するようになっていまして、マンタステーションと呼ばれる5つの根(岩礁)が並んでいる箇所は、年中マンタが現れるそうです!更に通常のマンタと比べて黒部分の多いブラックマンタの遭遇率も高いのだと!!
リゾート地としても楽しめる久米島、皆さんもぜひ行ってみてください!
座間味島
ダイバーにめちゃくちゃ人気な慶良間諸島の1つ、座間味島!
フェリーで2時間、高速船で50分くらいで本島から行くことが出来ます。街並みはのほほんとしててのどかだし、ビーチが、美しい!!海も砂浜も超素敵!!
そんな座間味島の海ですが、ケラマブルーと称されるどこまでも続く真っ青な海に加え、真っ白な砂とのコントラストでパキッとした美しさを、そして同時にどこか安心感を与えてくれるめちゃくちゃ素晴らしい青い海なんです。
更にはカラフルなサンゴ礁が広がり、綺麗な色をした小魚がその上で群れをなして泳いでる様子がとっても癒しになります。
そしてそんな海でまったりと過ごしているウミガメさんにたくさん会えるのも座間味の魅力!
タイマイにアオウミガメといったカメさんたちが、ダイバーがすぐ近くを通るのを何も気にせずのんびりとエサを探したり昼寝したり泳いだりしてる様子、これもまた癒し要素盛りだくさんでございます。
美しさに心洗われ癒される、そんな座間味の海にあなたも癒されてみてはいかがでしょうか?
阿嘉島
こちらも慶良間諸島の1つ、阿嘉島!
座間味のちょっと手前、フェリーで本島から1時間半行ったところにある島です。
沖縄の離島の例に漏れず、のどかで自然豊か、ビーチも綺麗、海中も鬼綺麗な島でございます。
とにもかくにもここの海はチルイ!
太陽光が差し込むケラマブルーな海もチルイ、美しいサンゴの並びがチルイ、そしてその上で踊るように泳いでいる青い綺麗なテバスズメダイがチルイ。全てがチルイ・・・
あぁ・・・
白い砂地がキラキラと太陽光を反射させている・・・ずっとここにいたい・・・
こんな感じチルチル要素満載な阿嘉島なのですが、他にも広大な地形の周囲を流れに乗りながら遊ぶポイントがあったり、イソマグロなどの大型回遊魚にマンタも狙える屈指のドリフトポイント:下曾根を筆頭にダイナミックなドラフトポイントもあったりと、遊び方たくさんです!!
沖縄(離島)
沖縄本島から更に更に南に向かい、最西端と最南端の島を有する八重山諸島、そして宮古島の紹介になります!
気温は本島より更に暖かく、自然も海も超豊か。リゾート地として誰しもが聞いたことのある石垣島、宮古島といった島々が並ぶエリアになります。
石垣島
言わずもがな、沖縄の観光名所!
10月後半になっても気温は普通に夏ですし、海の綺麗さはご覧の通り!
南国風全開のこの海で狙うのは・・・!
マンタ!
石垣島にはマンタスクランブルをはじめにマンタが集まりやすいポイントがいくつかあり、石垣島に行けば90%マンタに会えると言われています。
大きくて雄大!お腹に若干人生楽してるコバンザメを従えてるその様子がちょっとしたキング感出ております。複数個体出るともっと感動です!
マンタのみならず、南国ならではの生き物に会えるのも石垣島の魅力です。
例えばこちらの生き物。通称ユキンコボウシガニと呼ばれているカニで、チャツボボヤと呼ばれる一見貝殻のような動物を被ってちょこちょこと動いてるちっちゃな生き物です。まだ日本で見つかって15年そこらしか経っていません。
カラフルな小さい生き物から、大きく雄大なマンタまで、楽しみ方のスケール幅が広い石垣島の海です^^
ヨナラ水道(石垣島)
石垣島から船で20分、西表島と小浜島の間に位置する海峡をヨナラ水道と言います。
4〜5月の禁漁期間を除けば年間を通してコンディションが良い、しかし流れが結構あるドリフトポイントです。砂地で待ってる間も手で捕まるか何かで地面を刺してないと飛んでっちゃうレベル!
何を待つかというと
こちらもマンタでございます!
マンタが自分の体を洗いに来る岩場の多い場所で待機するマンタスクランブルと違い、こちらは砂地エリアが多いこともあって距離感がめっちゃ近い!マンタのお腹部分をここまでまじまじと眺めたのは初めてかもしれません。雄大!迫力スゴイ!!大感動!!!
ダイビングでも楽しめるマンタですが、ここではシュノーケリングで水面マンタを楽しむこともできます!
水面付近にプランクトンを食べにやってくる時間帯を狙って海に入ると、こんなえげつない瞬間に出会えます。マンタがこっち来たああああああああああああ!!!
運が良ければ大群が大乱舞してる様子も観れるんだとか!間違いなく感動するので、皆さんもあ遊びに行ってみてください!!
宮古島
石垣島の東に位置するこれまたリゾート地として有名な宮古島。橋で繋がる形で宮古島の西側には伊良部島・下地島があり、これらを総称して宮古列島と呼ばれています。
ボートで行くポイントの多くはこの伊良部島・下地島の方にあります。ちなみに下地島の空港、めっちゃ綺麗です!
そんな宮古島の海の最大の魅力は
地形大国であることです。
透明度も高く深さもある海で泳いでる自分が「空飛んでる」ような感覚になるし、入口は水深10mくらいでも底の方まで行くと30mを超えてる洞窟など、とにかくスケールのデカすぎる地形ポイントの数々にいやでも冒険心がめっちゃくすぐられます!
はい、地形大国ですね。
なんじゃこの造形物みたいな地形は。ポイント名も「アントニオ・ガウディ」とまさにそのままです。こんな地形がたくさん点在しているのが宮古島です。
たくさんの地形を紹介している記事、いくつか書いているのでぜひ読んでみてください!そして冒険しに行っちゃいましょう!!!
まだまだ行きたい海いっぱい!
これまで行ってきた海、ガッツリ紹介させていただきました!
とはいえ1つ1つの海の紹介はあくまで概要程度なので、当時観れた生き物、潜った各ポイント、お世話になったショップさんや交通手段などの情報は、それぞれ最後につけたリンクから記事に飛んで確認してみてください。
そして冒頭に書きましたが、まだまだ、未体験の海がいっぱいあります。
北海道は知床以外に潜れる海も湖もあります。
房総半島のダイビングポイントの1/4しか行けていません。
伊豆諸島は半分しか行けてないし、小笠原にも行けていません。
伊豆半島も半分も行けてない。
日本海エリアに至っては1つも行けてません。
四国も柏島しか潜れていません(その時機材無くて何も記事に残せてない)。
九州も薩南諸島も沖縄も、沖縄離島も、まだまだポイントはたくさんある・・・!
こう書いてみると、日本の海、とても広いです。
今後もダイビングを楽しみながら、この記事の穴埋めをするかの如く開拓していこうと思います!
皆さんも一緒に!日本の海を!潜ろうぜ!!
ダイビングしようぜ!!!
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