こんにちは!ダイバーラウンジです。
先日、山梨県の本栖湖でダイビングしてきました!
普段スキューバダイビングというと海のイメージが強いですが、今回は文字通り湖、淡水でのダイビングを楽しんできました。
河口湖や山中湖と同じ富士五湖の1つに数えられる本栖湖。
どんな場所なのか?海でのダイビングとどう違うのか?
そんな情報をダイビングログとして書いていきたいと思います(^^)
今回の予定
ダイビング日 | 2021年8月8日 |
ダイビング本数 | 2回 |
気温 | 27度 |
透明度 | 10〜13m |
レンタル | なし |
空気タンク | スチール 10L |
ウェイト | 1kg |
1本目
ポイント名 | ホーンテッドマンション |
エントリー時間 | 14:25 |
エキジット時間 | 15:10 |
最大水深 | 15.3m |
平均水深 | 7.0m |
水温 | 18.9度 |
2本目
ポイント名 | トンネル下 |
エントリー時間 | 16:29 |
エキジット時間 | 17:16 |
最大水深 | 20.8m |
平均水深 | 7.9m |
水温 | 15.5度 |
本栖湖について
山梨県、富士山の北西部のふもとに位置する湖、本栖湖。
高校生の部活などでよく使われる山中湖や河口湖などとともに富士五湖に数えられる湖で、その中で一番西に位置する湖です。
2013年には5湖すべて世界遺産に登録されています。

今回は晴れ間は出つつも結構雲に覆われた日々だったため見えませんでしたが、本来であれば富士山が一望できる湖です!
東京からのアクセス

さて、東京から本栖湖までのアクセスです。
とりあえず車で有料区間ぶっ飛ばしていくと2時間弱で着く場所です。
その他のルートについて紹介していきます。
① 直通バス
本栖湖には新宿から直通の高速バスが出ています。

バスタ新宿からバスに乗って、富士急ハイランドやら河口湖やらを通り過ぎて、本栖湖に到着するルート。時間にして3時間弱かかるルートです。
乗ってしまえば本栖湖へまっしぐらなのでとても楽なルートですが、難点は本数が少ないところ。現時点だと8:45発(11:37着)、9:25発(11:53着)の2本しかありません。
加えてバスなので、混雑状況によって到着時間が読みにくいという点も考慮しなければなりません。
② 電車 + バス
もう1つのルートとしてあるのは、電車で河口湖まで来てから本栖湖周遊バスに乗るルート。

こちらのJR特急、富士回遊に乗って新宿から河口湖まで行くルートです。電車自体の時間は1時間53分で、1日に3本出ております。
河口湖で降りたら、そのまま駅出てすぐのバス停から出る本栖湖周遊バスに乗って本栖湖へ。大体50分程度乗っていたら到着します。
ちなみに河口湖経由で言えば、①と同様の高速バスもあり、本栖湖直通と比べて本数が多いです。電車という特性を考えると到着時間は富士回遊に乗っていた方が読みやすいですが、こちらの手段も改めてチェックしてみてください。
本栖湖のダイビング

本栖湖でのダイビングは、普段の海でのダイビングとは2つの点で異なります。
1点目は淡水ダイビングである点。
その名の通り海水ではなく淡水(真水)のダイビングです。
日本では北海道の支笏湖や鹿児島の屋久島など、いくつか淡水ダイビングができる場所があるのですが、その中でも本栖湖は代表的な淡水ダイビングポイントとしてよく挙げられます。
水に入ってみて、いかにここが淡水かってのをすぐ実感しました。
何せしょっぱくない!!飲める!!上がった後に髪がカピカピしない!!!
この時点で海水のダイビングとだいぶ違います。快適♪
また淡水は海水と比べて浮力が小さくなる関係で、適正ウェイトが変わります。
僕は普段ウェットのシーズンだと3kgが適正なのですが、今回は2kg分減らして1kgで入っておりました。正直無しでも全然大丈夫だった気がする。そのくらい浮力が違います。

あとは水温の変化が超激しい。
エントリーした直後、水面上だと23, 24度くらいなのですが、水深が15m辺りになると一気に20度以下になります。今回潜ったところで言うと、一番下がってて14度。
陸上が暑いのと大方の時間の水温が20度以上と聞いていたのでウェットスーツで挑んだのですが、さすがに14度辺り行った時は超痛かったです。そこら中にサーモクライン見えてた!
ここまでが淡水ダイビングならではの違い。
2点目は高所ダイビング(アルティチュードダイビング)である点です。
本栖湖は標高900mにある湖で、同じ水深でダイバーに掛かってくる圧力が変わります。なので、ダイブテーブルで見るNDL(無減圧潜水可能時間)などが変わってくるので注意する必要があります。
もっとも、ここ最近のダイビングコンピュータは高度によって自動で設定が調整されるようになってるので、壊れてたりエラーを起こしてない限りはダイコンが示す目安に沿って潜っていれば格段問題ありません。
お世話になったショップ

今回お世話になったのは、本栖湖ダイブリゾートさん!
本栖湖のダイビングショップさんというとほぼここ一択になります。



施設は大きく、かなりたくさんの人数を受け入れられる体制が出来ておりました。現に僕ら以外も結構たくさんのグループが本栖湖に潜りに来ており、わっせわっせと潜りに来ておりました。
そんな施設を、4、5人のスタッフでエネルギッシュに回しておりました。

ちなみに本栖湖ダイブリゾートさんは初めましてではなく、今年4月に開催されたマリンダイビングフェアで一度お会いしてるんですよね。
そこで少し本栖湖ダイビングに関する話をすることが出来てやり取りが始まり、今回のダイビング旅につながった感じでした。
ちなみにダイビングだけでなく、SUPやカヌーなどのアクティビティも楽しめるようです!頼んだら朝ヨガもやってくれるそうですよ。
迫力ある沈木、煌びやかな水草

さて、早速本栖湖に入ってくんですが。
ここって砂ではなく、かなりきめ細かい泥が底に蓄積しています。
なので、変にフィンでバタバタしてしまうと・・・・・


こんな感じで噴煙のごとく巻き上がってしまうので、安全停止やフィンワークには注意が必要です(一応名誉のために言うと、この噴煙は写真に写ってるダイバーが起こしたものではありません)。

しばらく進んでいくと、見えてきました。

大・木。
本当に立派!

大きな木がそのまま根こそぎ持ってかれながら湖に落ち、原形をほぼ留めたまま湖に沈んでいる、と言う感じですね。こんなに形を残したまま沈んでるというのも、淡水ならではの事象です。

こうした流木が湖のそこかしこで確認することが出来ます。

ちょっと怖い雰囲気・・・・・



ちょっとディズニーのハロウィンとか、お化けが出てくるアニメに出てくるおどろおどろしい樹々を思い出しますよね。ちなみにこれらが見れるダイビングポイント名は「ホーンテッドマンション」。言い得て妙です。
そして勿論ですが動画も撮りました♪
この存在感よ・・・・・
横で泳いでるダイバーとの比較で分かる通り、木の1本1本が本当にデカく、存在感が半端ないです。そんな大木が湖の底で静かに佇んでる姿は、ホーンテッドマンション風とも言えるし、またそれとは違う黄昏というか、侘しさみたいなものを感じます。
ここで写真撮りまくってるだけでめちゃくちゃ楽しかったです。

海と違う光景と言えば、こうした水草が生い茂ってる光景もまたその1つですね。


ここが水中であることを忘れたら、田んぼとか草原を思い浮かべる光景ですよね。

で、その草原の上を人が飛んでる、みたいな。
タイミングが良ければ、こうした水草が咲かせる水中の花もチェックすることが出来ます。実際何本か咲いていました。
こんな感じで、海藻やサンゴが広がる海のダイビングとはまた異なる光景を見ることが出来ます。
そして、その水草や大木に隠れた生き物がちらちらと。

最初「ナマズ!?」って思いましたが、正しくはギギという魚です。
威嚇したり釣り上げたりする時に「ギーギー」という音を立てるからその名が付いたのだそう。刺されると痛いらしいです。美味しいらしいです。


ごめん、最後のセリフは忘れてください。
こんな群れもちらほら。アユかな?
写真には撮れなかったのですが、他にもヌマチチブやトウヨシノボリ、アユ、繁殖期なのか喧嘩してるオイカワなどを観ることが出来ました。
別でダイビングした人はナマズとかブラックバス、なかなか見れないウナギも観たみたい!良いなぁ、ブラックバス観たかった・・・
海だらけのダイビング生活に、時には湖という名の「休息」を、鹿肉と共に。

そんな感じで潜ってきました本栖湖の淡水!
海水では絶対見ないような光景を見ることが出来たのは勿論なのですが、何よりダイビング後の快適感が半端なかったです。カピカピしない!!!(2回目)
本栖湖の環境自体も気持ち良いですし、今後は基本的に海水ダイビングが基本にはなるとは言え、時々こういう環境の違う淡水ダイビングを「休息」として挟むのはアリだなぁ、と思いました。
今度はSUPもしに来たい(笑)

そして!!忘れちゃいけないのが、本栖湖の鹿肉グルメ!!
本栖湖ダイブサービスから歩いてすぐのところにある「松風」さん、店主自身が獲ってきた鹿を使った鹿肉カレーをはじめとする鹿肉グルメが有名なんです。
カレーはもちろん、竜田揚げも和風ステーキもスモークも、めっちゃ美味しかった!!!

「本栖湖に潜りに行ったら、松風さんの鹿肉カレーを食べるまでがワンセット」
知り合いからこう聞いていたのですが、正解でした。満足!!!
てなわけで、本栖湖ダイビングログは以上になります。
お読みいただきありがとうございました(^^)
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