こんにちは!ダイバーラウンジです。
先日田辺ダイビングの記事をアップしましたが、その翌日から串本入り!がっつり5本のダイビングを楽しんできました(本当は4本のつもりだったのに笑)。
いつも伊豆や神奈川など関東中心で潜りがちな僕なのですが、そっちの方面でも見れる生き物と、見たことない生き物とを観ることが出来、すごく充実したダイビングとなりました!その様子をログとして載せていきたいと思います。
ちなみにこの時にナイトロックスも初使用。
これは別記事でも触れますが、この記事でもちょっとだけさらってこうと思います(^^)
今回の予定
ダイビング日 | 2021年7月22, 23日 |
ダイビング本数 | 5回 |
気温 | 30度 |
透明度 | 10〜13m |
レンタル | なし |
空気タンク | スチール 10L (2, 4, 5本目はエンリッチ) |
ウェイト | 3kg |
1本目
ポイント名 | 備前浅場 |
エントリー時間 | 9:14 |
エキジット時間 | 10:17 |
最大水深 | 16.9m |
平均水深 | 12.6m |
水温 | 26.1度 |
2本目
ポイント名 | 住崎エビ根 |
エントリー時間 | 11:41 |
エキジット時間 | 12:40 |
最大水深 | 19.5m |
平均水深 | 13.0m |
水温 | 25.9度 |
3本目
ポイント名 | グラスワールド浅場 |
エントリー時間 | 14:40 |
エキジット時間 | 15:41 |
最大水深 | 16.8m |
平均水深 | 12.8m |
水温 | 26.2度 |
4本目
ポイント名 | グラスワールド |
エントリー時間 | 9:23 |
エキジット時間 | 10:20 |
最大水深 | 16.2m |
平均水深 | 12.2m |
水温 | 26.1度 |
5本目
ポイント名 | 備前 |
エントリー時間 | 11:46 |
エキジット時間 | 12:39 |
最大水深 | 24.0m |
平均水深 | 16.2m |
水温 | 26.3度 |
串本について
紀伊半島の南部、もっと言うと本州の中でも最南端に位置するのがこの串本。
黒潮が本州の中でも一番当たる場所で、様々な生態系が構成されているのが特徴です。
東京からのアクセス
さーてさて、田辺の時もそうですが、東京からのアクセスとなると串本もまた遠い場所になりますよねぇ。笑
車でぶっ飛ばして7時間半〜8時間かかる感じです。
① 飛行機
串本町のHPに掲載されている情報を見ると、一番に案内されているのは飛行機+電車のルートで、こんな感じになります。
羽田空港→(飛行機 約80分)→ 南紀白浜空港→(路線バスまたはタクシー)→白浜駅→(特急くろしお 約55分)→串本駅
合計所要時間は2時間20分くらいになります。
ちなみに特急くろしおとはこちらのパンダ号になります。
和歌山、空港でもパンダ、旅館でもパンダ、そして特急もパンダと、どこまで行ってもパンダ押せ押せな感じでした(アドベンチャーワールドのパンダが有名です)。
② 電車
「俺は頑張って電車で行ってやるぜ!」という方のために、一から十まで電車を使ったルートを載せますね。
東京駅→(新幹線 約150分)→新大阪駅→(特急くろしお 約205分)→串本駅
(乗車時間:合計5時間55分 乗車賃:18,360円)
6時間近くの長旅になりやす。
金銭的なコスパを考えると、やっぱり飛行機を使った方が良さそうだなぁ・・・
ちなみに僕らは前日に田辺にいたので、そのまま紀伊田辺駅からJRきのくに線に乗り、1時間半かけて串本駅に向かいました。
エレベーターもエスカレーターも無かったことが、個人的にビックリ。いやほら、荷物が・・・!わがままなんだけど・・・!笑
観光地的な要素が強い田辺や白浜と比較すると、割とザ・和歌山ローカルを感じさせる場所でございました。
串本のダイビング
前述の通り、串本は本州最南端に位置する場所で、黒潮も本州の中で最も接近するダイビングポイントです。
加えてサンゴの群生地でもあり、見れる生き物の数が1,500も超える、とのこと。
こちらが串本のポイントマップ。
ビーチ・ボート双方でポイントが存在しますが、広くポイントが展開されてるのはやはりボートの方。
港からボートで10分程度の内海、さらにもう10分ほど行った外海に分かれ、それぞれにたくさんのポイントが広がっています。
アザハタやハゼ、カゴカキダイの群れ、アオウミガメに出会える内海と、カンパチやイサキの群れ、豪快な地形や魚影などなど、スケールのデカイものが見れる外海、といったメニューです。
今回は台風によるうねりの影響で、残念ながら外海は肉眼で見ても出れない状態だったので、内海を中心に楽しんできました!
お世話になったショップ・参加者
今回お世話になったのは、マリンステージ串本さん!
みんなよくマリステさんって略して呼んでる気がする。以前Online Diving EXPOでもお世話になった、串本でもかなり名の知れたダイビングショップさんです。
広くてとっても綺麗なショップの内観!
爽やかなBGMも流れており、ショップ内は心地の良い空間です(サザン流れてたので余計に気分上がりました笑)
広い駐車場と洗い場もあり、器材のセッティングも結構余裕持ってやることが出来るという印象でした。
あと特徴的な点として、ナイトロックス(エンリッチドエアー)が無料なこと。
串本の海は潜ろうと思えば1時間くらい平気で楽しめてしまう海なので、ナイトロックスを使用すればダイビング後の疲労感も少なく潜ることが出来ます。それが無料ってのはすごい。。
ボートを出す港まで車ですぐ(何なら歩いていける)というアクセスの良さだし、何だかすべての条件が揃ってるショップさんです。
そして今回は田辺から引き続き、たけさん(@takefumiii)と一緒に潜ってきました!ここ最近本当にお世話になっております(笑)
そしてやっぱり有名なダイビングポイントでもあるためか、TwitterやInstagramで関わったことのある方と何名かお会いすることが出来ました。楽しかったぁ。
それと、意外に苦戦したのが宿!
2, 3週間前にショップさんか串本駅に近いところで宿を取ろうと思ったのですが、楽天トラベルなどの旅行サイトにアップされてる宿はほぼ全滅という状態・・・正直ナメておりました。
紆余曲折あって、最終的に見つけたのがポレポレダイビングサービスさんという別のダイビングショップさんがやっている民宿「にしきの宿 poa」さんでした!紹介してくださった潜水士さん、ありがとうございました(*´▽`人)
男2人がくつろいで休むには十分なスペースで、電源もWi-Fiもあるし、快適に使わせていただきました♪
ちなみにマリンステージ串本さんもこの宿の存在はこの時点で知りませんでした(笑) 超ローカル情報だ!!
串本の生態系を楽しむ
さて、早速串本の海を探検しに行きます!
串本の海にはソフトコーラルやイソギンチャクはもちろん、サンゴ(ハードコーラル)が沖縄のようにたくさん存在しています!大阪から一番近いサンゴ礁の海として有名なんです。
早速出くわしたのがセナキルリスズメダイ。
青い体色に黄色い線模様が特徴的ですね!元気に動き回っておりました。
続けて、やたらでかいクマドリカエルアンコウがおりました。
うむ。でかい。
何枚かクマドリカエルアンコウのグラビア写真みたいなのが撮れました。笑
岩陰でウロウロしていたのは・・・
僕の撮影技術だとこれが限界でしたが、コガネスズメダイの幼魚です。
本当に黄金のように真っ黄色です。かわいい!
サンゴに潜んだこの子、名前なんだっけな・・・?
カスリフサカサゴ・・・?分かる方、教えてください汗
合間にミノカサゴがいたのでパシャリ。
どこで見ても可愛いですね〜(^^)
なかなかうまく撮らせてくれなかったナガサキスズメダイさん。
本当はもっとブルーが鮮明な綺麗な体色してるんですけどねぇ。
そしてこの子を撮るのに四苦八苦してる間、別の箇所でハナイカの赤ちゃんが現れたらしく。
僕が合流する頃にはいなくなってしまってました。何てこった。。。泣
「代わりにこの貝撮っといて」ってガイドさんに言われました。何でやねん。笑
うねりもあってうまく撮影できませんでしたが、クロホシフエダイの群れと・・・
テングダイが複数おりました。
こちらがテングダイの動画。周りをゆーっくり泳いでくれてたので、すごく撮影しやすかったです。
最後の方は5匹で後ろ向きで手振って踊ってるみたいに見えるな。笑
そんなテングダイの群れを眺めてたそばでマダライロウミウシ、みっけ!
ちょっとミステリアスな模様しています。
サンゴに隠れてる子、その2。
このサンゴの穴の中心に隠れてる子、分かりますか?
この目が見えてる子です。
これはフタイロサンゴハゼで、サンゴの裏側で卵を守ってるんです。健気でございます。
あとメガネゴンベもサンゴの中でウロウロしてたけど撮れなかった・・・!
この時期ならでは、アオサハギの幼魚です。葉山でも見たけど、こっちにもいた!
泳ぎ方がなんか「ちょこちょこちょこちょこ」って感じだし、口元の尖り方も含めてとてもかわいいです。
さりげなくピカチュウおりました。
ウデフリツノザヤウミウシ。結構コンスタントに見ることができました。
まだちょっと咲いていたケヤリ。そのそばに、黄色い何かがいます。
見えにくいよ〜!
コガネキュウセンの幼魚です。ちょっと透明な黄色に、よく見ると、黒丸の模様がいくつかついてますね。
そんなこと言ってたら何だか群れてきましたよ〜〜!
カゴカキダイです!
カゴカキダイ自体は他のエリアでも見れる魚なのですが、これだけの規模のカゴカキダイはなかなか見れないんだそうです。
わらわらわらわら・・・
こっちの方がカゴカキダイの数は多いんですが、どちらかと言えば人が多い。笑
さてこちらはホタテツノハゼ!
帆を立てるようにヒレを立てることからその名前が付いてるのですが、残念ながら帆は立ててくれませんでした。なぁ〜〜んだ、残念・・・・・・
ん?
立てた!
特徴的な模様したヒレをバッと立ててくれました!本当に帆を立ててるみたい!
分かった!ありがとう!!
更には旗みたいに長いヒレを立てたヒレナガネジリンボウがいての・・・
穴からジッとこっち見つめてくるジョーフィッシュがいての・・・
ミヤコウミウシがいての・・・
目の模様がトンボみたいなカンザシヤドカリがいての・・・
ベニワモンヤドカリがいての・・・
とにかく生き物、生き物、生き物、と次々と現れる海でした!
まとめ
・・・・・・もうこの時点でお分かりかと思いますが、串本の内海、生き物天国でございます。
写真失敗したので載せていないのですが、他にもチンアナゴ、ミナミギンポにニラミギンポ、イソギンチャクモエビ、クビアカハゼ、などなど・・・かなり多種類の生き物が観れる海でした!さすがは黒潮が本州で最も接近する場所、串本です。次から次へと生き物が現れて全く飽きない!!
2日間潜ってる間の透明度は終始このような感じで、台風のうねりの影響もあってなかなかスコーンとは抜けなかったのですが、マクロの生き物の世界を楽しむことができました♪
次来る時は外海に行けるコンディションで、スケールの大きい方の串本の海を楽しむことが出来ると良いなぁ。
というわけでGOOOOAAAAAAAALLL・・・・じゃなかった、串本のダイビングログは以上になります!
お読みいただき、ありがとうございました(^^)
カスリフサカサゴ、ですねー
ホタテツノハゼ、ですねー
ありがとうございます!