こんにちは!ダイバーラウンジです。
先日、東京の離島、八丈島でダイビングしてきました!
個人的には5年ぶり2回目の八丈島だったのですが、忘れていた八丈ブルーの凄さをガッツリ味わう2日間になりました。
こんな場所に東京都心から船で行ける奇跡よ・・・!
この記事の目次
今回の予定
ダイビング日 | 2021年9月25, 26日 |
ダイビング本数 | 6回 |
気温 | 26度 |
透明度 | 25〜35m |
レンタル | なし |
空気タンク | スチール 10L(エンリッチ)or 12L |
ウェイト | 3kg |
1本目
ポイント名 | 底土 |
エントリー時間 | 10:37 |
エキジット時間 | 11:38 |
最大水深 | 14.4m |
平均水深 | 8.5m |
水温 | 27.8度 |
2本目
ポイント名 | ナズマド |
エントリー時間 | 13:41 |
エキジット時間 | 14:29 |
最大水深 | 26.4m |
平均水深 | 14.0m |
水温 | 27.5度 |
3本目
ポイント名 | ナズマド |
エントリー時間 | 15:35 |
エキジット時間 | 16:31 |
最大水深 | 23.3m |
平均水深 | 11.9m |
水温 | 27.7度 |
4本目
ポイント名 | 八重根 |
エントリー時間 | 10:19 |
エキジット時間 | 11:16 |
最大水深 | 19.8m |
平均水深 | 11.0m |
水温 | 26.9度 |
5本目
ポイント名 | 乙千代ヶ浜 |
エントリー時間 | 13:23 |
エキジット時間 | 14:22 |
最大水深 | 18.3m |
平均水深 | 12.1m |
水温 | 27.3度 |
6本目
ポイント名 | ナズマド |
エントリー時間 | 15:50 |
エキジット時間 | 16:53 |
最大水深 | 13.4m |
平均水深 | 10.1m |
水温 | 27.4度 |
八丈島について
はてさて、まずは八丈島の紹介です。
八丈島は伊豆諸島に属する離島の1つ。伊豆諸島とは太平洋に連なっている東京都に属する島々です。つまり、八丈島は東京の離島の1つとなります。実際島内の車はほとんどが品川ナンバーです。
伊豆諸島には伊豆大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島、そして八丈島の8つの有人島(青ヶ島も含めたら9つ)があります。そのうち八丈島は、東京湾から見ると割と南に遠めに位置しています。もーーーーーっと南に行った先には小笠原諸島があります。
八丈島(はちじょうじま)は、伊豆諸島の火山島で、日本の気象庁によると火山活動度ランクCの活火山である。隣の八丈小島と区別するため、八丈本島もしくは八丈大島と呼ばれることもある。東京都心から南方287kmの海上にあり、行政区分は東京都八丈町である。自動車の登録は品川ナンバーである。くさや、明日葉、ハイビスカス、島焼酎が特産品で、1964年には富士箱根伊豆国立公園に指定された。
Wikipediaより
2つの火山が合体したような形で出来上がったのがこの八丈島。Wikipediaにもある通り島の中の道にはハイビスカスが数多く咲いており、まるで南国のような出立ちです。
かつて流刑地として使われた歴史もある島で、関ヶ原の戦いに敗れた西軍最大の武将宇喜多秀家が流された場所だったり、鎌倉幕府をつくった源頼朝の叔父で、保元の乱に敗れて伊豆大島に流された源為朝が最後に果てた地という伝説も残っております。
東京(都心)からのアクセス
東京都心から八丈島に向かいたい際は、主に2つの方法があります。
① 船で行く
まずは東京の離島で行く上での定番、東海汽船の船で行くこと!
てな訳でやって来ました、竹芝客船ターミナル。
山手線の浜松町駅から徒歩10分、ゆりかもめの竹芝駅から直で行ける客船ターミナルです。
ここが受付広場。
ここで乗船票を受け取って、奥の扉から行ける乗船口でから船に乗ってく場所です。
時期が時期とは言え、随分人が少なくなってるな・・・
とりあえず受付にて乗船券を入手します。
乗船予約自体は電話やインターネットで事前に行うことが出来ますが、乗船の際は必ず窓口で乗船券を手に入れなければなりません。
ちなみに僕はさりげなく東海汽船の株を持っているのですが、株主優待で付いてくるこの割引券でまぁまぁな値引きをしてもらえます!この辺りの話は別記事でも。
そして乗船するのはこちらの橘丸。
東海汽船が運用するさるびあ丸に並ぶ大型客船で、主に東京から三宅島、御蔵島、そして八丈島に向かう際に使用されています。
あれ、トリスのおっさんがいる。
これは小ネタですが、トリスハイボールのCMでお馴染みのこのおっさん、アンクルトリス。その作者である柳原良平さんは、この「橘丸」の命名者であると同時に船のカラーをデザインした方でもあるそうです。大の船好きで、東海汽船から名誉船長の称号が贈られているのだとか。
こちらが今回使用した特2等室の2段ベッド。
基本的に橘丸は毎晩22時半に竹芝港を出港し、八丈島に到着するのは翌朝8:55。
それまで夜景を眺めたりお酒を飲んだりしながら夜を過ごし、朝起きる頃には到着、という寸法です。
※もう1つの大型客船、さるびあ丸についてはこちら↓
② 飛行機で行く
八丈島に関しては、羽田から飛行機で行くことも可能です。
ANAが羽田から毎日2便八丈島に飛ばしているのですが、飛行時間が55分とめっちゃ短い。僕らは帰りに飛行機を利用しましたが、7:30発の早い便に乗れば9時半くらいにはダイビングを始められるかもしれません。
お値段は15,000円以上。船の場合は特2等で13,000円とかなので、比較してそこまでべらぼうに高い訳ではありません。選択肢としてかなりアリ。
八丈島のダイビング
離島である八丈島は、その島周辺すべてがダイビングポイントと言えます。
これが八丈島のダイビングポイントのマップ。こうしてみるとビーチポイントもボートポイントも非常に多い!特にボートポイントの数が半端ないですね。
このどこまで続くかも分からない絶大な海のブルー、通称【八丈ブルー】が八丈島の海の最大の特徴です。
加えて溶岩によって作り出された巨大なアーチ、「振り向いたらそこにいた」レベルで遭遇できるウミガメ、固有種であるユウゼン、大物からウミウシまでの大小様々な生き物に出会うことが出来たりと、魅力が盛り沢山の海です!
お世話になったショップ・参加者
今回お世話になったのは、ダイビングショップアラベスクさん!
5年前に八丈島に訪れた際にもお世話になったショップさんで、あれからまた行くまた行くと言い続け、ようやっと実現することになりました。
5年前に来た時もそうでしたが、白で統一された穏やかな内装をはじめ、全体的に造りも広くゆったりとしており、設備もしっかり整ったショップさんです。前に来た時はオーナー1人でやっていらっしゃいましたが、あの頃からスタッフさんもガイドさんも増え、充実ぶりが伺えます。
そしてオーナーの料理の腕も相変わらず顕在。
この島寿司丼が最高に美味しかった・・・!八丈島の間でいただいたグルメはこの記事の最後にも載せていこうと思います(^^)
そして今回の参加者はこの方々!
- ゆーとさん(@DiveoO)
- ここあの姉さん(@umiushi_party)
潜って飲んで鬼滅観て潜って食べて飲んでの大変楽しい日々をお2人と過ごさせていただきました!
そして今回のダイビングでゆーとさんが通算50本を突破しました。
おめでとう!!今度生クリーム顔面に叩きつけてあげるね。
圧巻の八丈ブルー
はい、そんなこんなで、早速スタートしていくんですがね。
今回はビーチポイントをメインに、最終的に6本潜っていくわけなんですけども。
最高か。
訪れたタイミングがちょうど台風がじりじり接近していた時期で(実際翌日港止めになってたし)それなりに白波も立っていたのですが、もう関係あらずと言わんばかりのブルー。八丈ブルー全開でした。
2日間、終始25mは超える透明度で、エントリーして水面に顔付けた瞬間「ヤベーー」と唸るような綺麗さでした。コンディションが良いと透明度50m超える時もあるらしい。八丈島ヤベェ。
ナズマドで観れる柱状節理に八重根のアーチ・・・自然で創り上げられたダイナミックな地形の迫力に圧倒されっぱなしでした。
そして何ですか、このサンゴのスケールは。
底土というポイントにあるサンゴなのですが「これどこまで続くん?」と思うくらいに長距離に渡ってハードコーラルの群生が出来上がっておりました。全く着底が出来ない!
せっかくなので動画パートも!
ね、半端ないでしょう?
ここまで海況最高な海で潜るのも割と久しぶりかもしれない。八丈ブルーも地形もサンゴもヤバイ。もう潜ってる間あり得ないほど興奮しておりました!
ヤバイと言えば、魚のごっちゃり感もスゴくて
終始こんなごっちゃり具合でした。
動画に起こすとまたスッゴイなぁ・・・
地形のあちこちでごっちゃり魚群に出会えました!
もはやガイドさんもそこまで案内しないウミガメ様とユウゼン様
八丈ブルーが凄まじくて既に感動しておりますが、前評判にあった「振り返ったらそこにいる」レベルで出会えるウミガメ様についてです。本当にそんな頻度で会えるのかというと
まぁ普通にいるんですわ。
潜ってる間、特段頑張って探さなくても突然現れては食べたいもん食べてすぐどっか行っちゃいます。それがずっと行われてる感じです。
あまりにも頻繁に現れるので、ガイドさんもそこまで頑張って紹介しません。笑
こうやって行く手にしれっと現れては、食べるもん食べて息継ぎに消えてく、という行動をそこら中で取っております。
食べるのに夢中過ぎる・・・
私を竜宮城に連れてってクダサイ。
ここにいると、ウミガメに会えることのありがたみが薄くなりそうです。笑
更に八丈島で会えると言えば、こちらのユウゼン様。
八丈島と小笠原でしか見ることのできないチョウチョウウオの仲間で、黒光りしてるかのような鱗模様に黄色いラインが特徴的です。5〜6月になるとこのユウゼンが群れをなしてる、通称ユウゼン玉を観ることも出来ます。
今の時期は玉こそ作ってないものの、八丈島であればそこかしこで出会うことが出来ます。
で、出会う子は大体何か食べてるのに夢中と言う。
人どころか、そこに魚が鎮座してることもお構いなしに食べ物を漁りまくってます。食い意地はっとる。
ガイドさん曰く、ユウゼンは人間を魚避けに利用することで、オヤビッチャの卵を食べ漁るんだそう。そのためガイドさん達からは「痛風持ち」と呼ばれていました。
綺麗な色して、性格悪いのね、あなた。
まだまだいる!八丈島の生き物
これだけ豊かな八丈島の海、いるのはウミガメやユウゼンだけではありません。
小さな生き物もたくさん!
はいまずはこちら、ジャパピグです!
正式な和名はハチジョウタツと言いますが、元々「ジャパニーズピグミーシーホース」を略した「ジャパピグ」と言う通称で呼ばれておりました。艶やかな色をしたちーっちゃなタツです。一応これは大人ですが。
そしてこちらはベンテンコモンエビ(だよね?クリアクリーナーシュリンプじゃないよね?)。くりくりした目とほぼ透明な体色が特徴のエビです。これもかなり小型サイズ。
やたらすばしっこくて撮るのが大変だったこの子はミノカサゴの幼魚!
小指の先あるかないかくらいのサイズ。このくらいのサイズ感は初めて会ったかもしれません。
ニコッとした顔のミナミギンポ、八丈島の海にもおりました♪
そして極め付きはこれでもかと言うくらい豊富な種類のウミウシ!
てな感じで、名前ちゃんと分かってない(おい)ウミウシの写真も含めると10匹ほどのウミウシに出会うことが出来ました。
一緒に潜りに行ったウミウシ大好きダイバーさんはその3倍ものウミウシに出会っているので、どれだけ豊富な種類のウミウシが住んでいるか、何となく実感されるのではないかと思います^^;
まとめ。八丈ブルーはすごい。
八丈島の海、いかがでしたでしょうか?とりあえず僕は最高でした。
もう〜〜とにかく海況に恵まれた!というのが大きいのではあるんですが、それにしてもこの八丈島の海の豊かさ、スケールは凄まじかったです。5年前にも来てたのに、改めて思い知らされました。
これから冬になるにつれウミウシや生態系はますます豊かになっていくし、春になればユウゼンの数も増えてくる。そして運が良ければニタリザメなどの大物にも出会えるかもしれない。一年を通して見所が尽きない海です!
東京の豊かな離島の海、八丈島。ぜひ皆さんも潜りに行ってみてください♪
おまけ
八丈島のグルメと言えば、島寿司、明日葉。そして、くさや。
今回は色々犠牲にするのを恐れてくさやはチャレンジせず、またそこまでグルメ巡りをする時間があったわけではないのですが、八丈島の郷土料理を楽しめるいそざきえんというお店に行くことが出来ました。
またこれがメチャクチャ美味しい!特に真ん中の、明日葉も下味に使われている雑炊がとても優しい味で身に染みました。
そしてありがたいことに、最終日の夜にはアラベスクのオーナーの小金沢さんの華麗なる手捌きで手料理をいただくことが出来ました。
仕入れてきたメダイなどの魚を使った刺身やカルパッチョ。そして記事冒頭に登場した島寿司丼・・・って、これダイビングショップでいただくメニューではありません。豪華すぎる。
間違っても、アラベスクさんに行ったら毎回この料理が振る舞われる、とは思わないようにしてください!小金沢さんの負担がハンパなくなる。笑
そしてそんな小金沢さんが登場する爆笑ものの動画が最近公開されました。せっかくなので貼っておきます♪
確かに、こんなガイドは嫌だ。笑
潜って食べて飲んでの八丈島の旅、楽しかったなぁ〜〜。
また行きたい!!
というわけで今回は以上になります。
読んでいただき、ありがとうございました(^^)
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