こんにちは!ダイバーラウンジです。
先日、東京の離島、八丈島にダイビングしてきました。
この記事でも触れていますが、八丈島に行くにあたり、竹芝客船ターミナルから、東海汽船の運営する橘丸という大型客船に乗って島へ向かいました。
この真っ黄色の客船、橘丸。一体どんな船なのか!?
2回目の乗船(前回は御蔵島行く時に乗りました)ともあって色々探検写真もたまってきたので、レポートしようと思います(^^)
乗船の流れ
橘丸に乗るにはまず、竹芝客船ターミナルに向かう必要があります。
都営浅草線の「大門」駅から徒歩11分。JRの「浜松町」駅から徒歩8分ほど。ゆりかもめの「竹芝」駅なら真横です。
写真に写ってないですが、この広場の右側の方に受付があり、そこで乗船票を受け取る必要があります。
乗船の流れとしては主にこの通り。
- あらかじめ予約する(インターネット・電話・旅行会社経由)
- 予約番号をもとにきっぷ売り場で乗船券と引き換える
- 乗船券の右側(乗船票)に必要事項を記入する
- 集合時間になったら乗船場所にて乗船票部分を渡す
- 乗船!
今回八丈島に行く際は①でインターネット予約を使用して人数分のチケットを購入しました。
東海汽船のウェブサイトを見るとこのインターネット予約の手段が結構お勧めされておりまして、
- 24時間予約受付が可能
- インターネット割引を適用できる
- 電話予約よりちょっと早く2ヶ月後の予約ができる
- 日帰りツアーも予約できる
というのが主な理由(詳しくはこちら)。
実際僕もこのインターネット予約で、東海汽船のウェブサイトに記載されている料金表と比べて15%ほど割り引いた金額で購入することが出来ました。
でこれが②の時。受付でインターネット予約であることをお伝えし、乗船票(向こうに見えているチケット)を受け取ります。
ちなみにですが、僕実は東海汽船の株をちょっと持っておりまして。その株主優待で手に入れたのが手前にある株主乗船割引券。これで更に15%ほど割り引いていただくことが出来ました。株主優待、おすすめやで。
橘丸
さて、乗船票を受け取り名前も書いたので、橘丸に向かいまっす。この真っ黄色な船が橘丸でございます。でっかいですね。
東海汽船のウェブサイトに掲載されている橘丸のステータスはご覧の通り。
- 全長:118m
- 総トン数:5,681t
- 航海速力:約19ノット(約35km)
- 旅客定員:1,000人
橘丸は主にこちらの島々に向かう時に使う船です。
- 三宅島
- 御蔵島
- 八丈島
それぞれの島に到着するのに掛かる時間は以下の通り。
島名 | 所要時間 |
三宅島 | 6時間30分 |
御蔵島 | 7時間25分 |
八丈島 | 10時間20分 |
出港時間は毎夜22:30と決まっており、朝にはそれぞれの島に到着している寸法です。
なので21時くらいには受付並んで乗船票受け取っておくと安心です!
ちなみに上記3つより東京湾に近い伊豆大島・利島・新島・式根島・神津島に向かう場合は乗る船はもう1つの大型客船、さるびあ丸になります。
さるびあ丸に関する記事は以前書いてるのでこちらをご参照ください!
船内全体図
早速橘丸に乗り込んでいくと
トリスハイボールのおっさんがいます。
似た画風でサインも書かれております。
この柳原良平さんという方、トリスハイボールのCMにも現れるおじさん、正式名アンクルトリスの生みの親であり、この橘丸の名付け親であると同時にこのガッツリ黄色のカラーリングデザインを担当された方なんだそうです。
残念ながら今は既に亡くなられておりますが、大の船好きで、東海汽船から名誉船長の称号も贈られているデザイナーさんです。
はい、こちらが船内全体図です。
主な船室は3・4・5Fに集中しているような感じですね。全体的な構造はさるびあ丸ともそれほど違いはなさそうです。
船室
橘丸の中の船室は、いくつかのランクに分かれています。
- 特等室
- 特1等和室
- 特1等室
- 1等室
- 特2等室
- 2等室
こちらが2等室。仕切りのようなものでそれぞれ寝るスペースが設けられています。
基本的には2等室で乗船したお客さんが共用で使用するスペースになるんですが、ある程度固まった人数で予約すればワンスペース貸し切ることも可能です。
この部屋についてるテレビ、船が東京湾内にいるうちは繋がって観ることが出来ます。
以前御蔵島から帰る際にちょうどラグビーW杯の日本代表の試合が開催されており、皆でワイワイお酒飲みながら観戦することが出来ました。良い思い出。
続いてこちらが特2等室。今回僕らが使用したランクです。
2段ベッドがずらっと並んでます。
写真で見ると狭く見えますが、人1人寝るのに十分なスペースがちゃんとあります。枕やら毛布やらシーツはあらかじめ用意されており、自分で準備して寝床を作る形式。
手の届く箇所にコンセントと、携帯などを入れられる網が設置されているので、携帯を充電しながら寝ることも出来ます。コインロッカーも足元にあるので、貴重品なんかはそこに入れておくと安心です。
カーテンもあるので、ちゃんとプライベートスペースを守りながら休むことが出来ます。おならとかしたら犯人特定されやすいですが。笑
さて、更にランクアップ致します。ここからは写真撮れなかったので東海汽船のウェブサイトから抜粋。
こちらは1等室。
2等室と似たような造りになっていますが、布団セットが用意されていること、1区間が比較的広く用意されているなどの違いがあります。8人用。
こちらが特1等室。
2段ベッドという構造は特2等室と同じですが、1つの部屋に2段ベッドは合わせて4人分しかなく、広さも特2等室より広い感じ。部屋の中にはシャワーとトイレも準備されているので、快適さが段違いです。
こちらが特1等和室。
ザ・和室ですね。こちらも布団セットは揃ってるし、シャワー・トイレも完備されてる4人部屋。家族やグループでまったり船旅を楽しむにはとても良さそうなお部屋ですね!
そしてこちらが特等室。
画像で見る限り、もはやホテルのワンルームですね。2人部屋でベッド付き。外の光景も見える船窓もあるし、ラグジュアリー感が半端ない。船の中の配置も6Fと一番高いところにあるから、眺めもすごく良さそうだなぁ。
船内設備・施設
さて、船室以外も見てみましょう。
船内には自分用の船室以外にも手荷物を入れられるコインロッカーが用意されている他、シャワー室も設置されており、寝る前や船を出る前にひとシャワー浴びてスッキリしておく、なんてことも出来ます。
船内のところどころにはこうした大荷物置き場として用意されたスペースもあります。
ダイビング器材をがっつりメッシュバッグやキャリーケースで持ってきた場合は、ここに置いておくことでかさばらずに済みます。便利。
続きまして自動販売機。
自動販売機自体はほぼ全フロアに設置されており、水やお茶などの飲み物、パンやカップラーメンなどの軽食を調達することが出来ます。そして、お酒も。お酒がちゃんと調達出来ます(ここ重要)。
しかし、子供を連れた家族がいっぱいいる船の上で、こんなガッツリお酒を売ってていいんでしょうか・・・?
大丈夫です、年齢確認装置があるので。
ここに自分の免許証を差し込み、年齢が確認されると「受入可」から「販売可」になり、お金を差し込めるようになる仕組みです。なので未成年の子は、そもそもこの自販機を使うことが出来ません。
未成年の良い子の皆さん、大人の免許証をこっそり使って・・・・なんてやましいことを考えたら船員に罰せられるのでやめておきましょう。
てか、この仕組み、橘丸とさるびあ丸でしか見たことないな・・・おがさわら丸にもあるのかな。
こちらはレストランフロア。
残念ながら乗船したタイミングはコロナの影響もあり、閉鎖されておりました。
閉鎖されてない時はこんな感じです。
営業時間は決まっているのですが、昼食・夕食はここでお世話になれます。こうして写真見ると、飲み物持ち込んでちょっと宴、というのもアリっぽいですね。
展望デッキ
はい、船といえば展望デッキですよね!
橘丸の出港時間が22:30なのは前述の通りですが、夜の東京湾の眺めを酒と共に楽しみつつ、いい感じで眠くなったら眠りにつく、というのがこの船旅の定番になります。今はコロナだからそこまで盛んに出来るわけではないけど。
ちょっと暗いですが橘丸のデッキ部分です。
360度ぐるっとデッキになっているので、あらゆる角度から眺めを楽しむことが出来ます。
ちなみにこれは前に御蔵島行った2019年時の写真。金曜に乗ったというのもあってすごい人!
デッキにいくつかテーブルと椅子が設置されていますが、そこで各グループ飲んだりダベったりというのがよくある光景でした。席取り合戦です。
良いタイミングで通り過ぎれば、こんな感じにライトアップしたレインボーブリッジの下を通り過ぎていく様を見ることが出来ます。出港してすぐの名物です。
ちなみにこのデッキ、2階もあります。
天井がある1階と違って2階部分は完全にてっぺんなので、空も海も気持ち良く眺められる場所になります!1階部分と比べるとだいぶ狭いので夜はだいぶ混んじゃいますが、朝早く起きれたら素晴らしい光景を眺められることでしょう。
こんな感じにぃぃぃ〜〜〜!!
まとめ
いかがでしたでしょうか!?以上が三宅島・御蔵島・八丈島に行く時に乗る橘丸のざっくり概要になります。
乗り心地は海況や天候によって左右されますが、今回風速5m以上の天候の中での航海だったものの、乗り心地は全く問題なしでした!快適。
書いてきた通り、島に行くまでの船旅を少しでも快適に過ごせるよう、さまざまな工夫が橘丸に施されています。ほとんど寝てるし、そこまで長い時間乗っているわけではないのですが、島に行くまでのせっかくの船旅、しっかり楽しんでいきましょう♪
というわけで今回は以上になります。
読んでいただき、ありがとうございました(^^)