保存して使おう!ダイビングの持ち物リスト

もしダイバーラウンジがダイビングフェアを開催したら。

こんにちは!ダイバーラウンジです。

先日ですが、8月21日〜23日に開催されたマリンダイビングフェアのレポートをオーシャナで寄稿させていただきました。

マリンダイビングフェア2020に行ってきた!気になる感染症対策は?総レポート

大変ありがたいことに、オーシャナさんの9月の月間アクセス第10位に入ったそうです。感謝・・!

さてこの記事では、ちょっと番外編のお話を書こうと思います。題して、

「もしダイバーラウンジがダイビングフェアを開催したら」

これまでいくつかのダイビングフェアに参加した中で、一般の素人ダイバー的な目線で、こんな感じなダイビングフェアだったら、ダイビングについてもっと知れて、ワクワクして、すぐにでも計画して潜りに行きたくなるんじゃないか、と言うのを妄想しながら書いてみました。

実現可能性をまっっったく考えていない企画書状態です。笑

完全に夢を語るプレゼンのような感じですが、実際に実現したら相当面白いフェアだと我ながら思うし、お時間余裕のある方、是非読んでいただいて、フィードバックしていただけると嬉しいです。

「いや、こう言うのあったらもっと楽しいよ!」というご意見があれば、かなり嬉しいです。こういうのって、語るのはすごい楽しいですしね。実現するのは半端なく大変ですが。

冒頭に書いた通り、

これは僕が「こんなダイビングフェアがあったら面白いだろうな」というのを妄想に耽りながら書き連ねた記事になります。

 

いつか実現したらメチャクチャ面白いですが、現時点では企画として全く存在してないものとしてご承知おきください。

存在してないのをいいことに、予算感、規模、受け入れ可能なハコ、関係者による事情などは一切無視して書いております。

 

ただこの記事を読んでいただいた上で「こんなアイデアあるよ!」という方いらっしゃいましたら、是非共有していただけると幸いです。

今はこうしたアイデアを未来に向けて温めていくような時期だと考えています。

 

コンセプト

まずダイビングフェアの内容を考える上で、どんな人をゲストとして想定するのか。いわゆるターゲットについてです。

僕としては、ダイビングを今時点である程度楽しんでる経験者やベテランはもちろん、

  • 今までダイビングが全く未経験の方(いわゆるノンダイバー)
  • ダイビングから離れてしまい、ブランクが空いてしまってる方
  • ダイビングを始めて間も無く、まだ右も左も分からない!という方

こうした方々向けにも、ダイビングの魅力や面白さが伝わり、やってみたくなるようなフェアになって欲しい、と考えています。

 

コンセプトのキーワードとして思い浮かぶのはこんなキーワードです。

明日、潜りに行きたくなる

掘り下げると、

来場した人すべてが、

海中の世界にワクワクし、

すぐにでも計画を立てて、

明日にでも潜りに行きたくなる。

という感じ。

このコンセプトを達成するために、大きく3つの要素を、この順番でゲストに案内していく形、が最適だと考えています。

1. 興味

ダイビングというアクティビティそのもの(もしくはダイバー)や、海中の世界に対して興味を持ってもらう。

2. 計画

ダイビングに興味を持ったら、実際に潜りに行くまでどこをどの様に計画すれば良いのか分かってもらう。ポイントやショップは勿論、ダイビングライセンス(Cカード)、器材、交通手段に至るところまで、計画に役立つ情報を見せていく。

3. ダイビングライフ +α

自分のダイビングの楽しみ方を、さらにグレードアップさせるためのご提案。ダイビングそのもののスキルや水中写真のスキル、器材へのデコレーション、水中スクーターなどのダイビングのランクアップ系はもちろん、ダイビングポイント 周辺のグルメ、という楽しみ方も!?

以上3つの要素を盛り込んでいくことが基本の構成となります。

では、それぞれでどんなエリアを展開したいのか?順番に紹介していきます。

1. 興味

まず、ダイビングに興味を持ってもらう要素について。

何かしら物事に興味を持ってもらうことはすべてにおいての「入口」となるので、会場においては入口や一番はじめの廊下に設置すべき要素となります。もっと言えば、ウェブサイトやSNS上の告知でも一番散りばめないといけない要素です。

このフェアにおいて、興味を持ってもらうことは2つ。

  • ダイビングというアクティビティそのもの
  • 海中の世界

この2つになります。順に見ていきましょう。

ダイビングというアクティビティそのもの

一番はじめに、ダイビングというアクティビティそのものに興味を持ってもらう。これはつまり、ダイバーという生き物(人間)そのものに興味を持っていただくことを意味しています。

感じてもらいたいのは「ダイビング面白そうだな!」とか「ダイバーって何かイケてるな!」という印象。

使用する素材としては

  • なるべく複数人のダイバーを映したプロモーション風の映像
  • セッティング〜ダイビング中を映した映像
  • ダイバーをメインに写している大量の写真

こんなところで、こうした素材をなるべく大量にかき集めて、受付〜入口にこれでもかと見せて、通りがかる人に「おっ」て思ってもらえるような場所をイメージしています。

素材のイメージとしてパッと思い浮かんだのは

こうした映像の、特に人にフォーカスされた辺りの場面がイメージに近いです。

または、PADIの講習テキストに使用されているような笑顔のダイバーの写真などもイメージの対象となります。

こうした素材を駆使して、単なる会場入口ではなく、映画館のロビーのように、そこから先の海の世界に誘われるようなエリアとしたいです。

画像の抜粋元はこちらの記事。新宿武蔵野館というミニシアターのロビー

何ならいっそ、テーマパークのアトラクションの入口のごとく、ダイビングのエントリーをイメージした入口になってても良いですよね。

ビーチからのエントリーのような海岸線から入るような入口だったり、ボートから飛び込んでエントリーするような入口。

あの潜降する時のワクワクドキドキを想像できるような入口になっていると良いですよね。入口に入った直後は、飛び込んだ瞬間の泡の画像や動画、潜降直後の音で満たしていると尚良しですね!!

海中の世界

ダイビングというアクティビティ、ダイバーという人に興味を持ってもらって入口に入ってもらえれば、第2陣に入ります。

当然といえば当然ですが、ダイビング自体に興味を持ってもらえたら、その次は、実際に海中で出会える世界に興味を持っていただく必要があります。

・・・とすると、登場するのは当然ですが、

  • 海の生き物
  • 洞窟、その他地形
  • 沈船

といったものになりますね。

イルカにマンタ、マンボウにハンマーヘッドシャーク、ジンベエザメなどの巨大な生き物や、色鮮やかな魚群たち。

ウミウシやエビなどの、カラフルでミニマムな生き物の数々。

八丈島のトンネル宮古島のアントニオ・ガウディなどの地形。

古宇利島のエモンズや熱海の旭16号などの沈船。

これらの素材(写真、映像)を、ダイビング中の呼吸音をエリア中に流しながら、これでもかと展示するエリアとなります。

海で出会えるものを見せていく上で、ポイントとしなければいけないと考えている点が3つあります。

等身大

マンタやクジラにしろ、高さのある地形にしろ、沈船にしろ、なるべくそのままのサイズでの展示にして、見る方々に実際に出会えた時の迫力や感動を想像してもらいたい、と考えています。

そうすると、写真展なのででよく使用されるパネル型の展示だと、もしかしたら不十分かもしれません。例えば、写真を特大に引き伸ばしたシールを壁中に貼る、といった形が案に上がります。

先日までBLUE RIBBON TOKYOに展示されていた鍵井さんの写真展。壁紙シールとなったマンタやサメの写真が壁に貼り付けられていた。

写真はあくまで生き物が切り抜きされたシールとなりますが、いっそ写真丸ごとシール化させて、等身大で貼りまくっていく。

シールにこだわる必要は決してないですが、特大なものはそのまま特大に、極小なものはそのままとは言わずともミクロの世界を味わえる、そうした形で「等身大」の海の世界を想像できる空間にしたいです。

② 全方向性

マンタのように従来「見上げて」観察するような生き物の写真であれば、天井に展示する。サンゴのように下方向に見るものの写真であれば、床に展示する。そうして、海中の世界を360度楽しめる環境を作り上げていきます。「ペンギンが空を飛ぶ」と似たような発想です。

先程「等身大」を楽しむための一案としてシール展示の例を出しましたが、壁や天井に写真や映像をデジタルに映し出す手もありますよね。

 

このteamLabのミュージアムはだいぶ先行ってますが、海中の映像をこうして壁いっぱい、床いっぱいに、360度映して世界観に誘ってくイメージです。

シータの映像を使用してVRを駆使してく、でも良いかも知れませんね。

③ リアルの1歩手前に留める

つまり、水族館のように本物の生き物を展示するというやり方はしない、ということです。

このフェアを「ダイビングに行きたくなる」フェアにするのであれば、ここで本物の生き物を見せてしまうのは本望ではありません。展示を見て「こんな世界が海にあるのか!」と、リアルな海に興味を持ってもらわないといけないんです。

なので、使用するのはあくまで写真であり、映像であり。リアル1歩前の素材を使いつつ、「等身大」「全方向性」を意識して、海中の世界に存分に興味を持ってもらい、思いを馳せる世界観を作ることがゴールになります。

2. 計画

「興味」のエリアでダイビングというアクティビティや海中の世界に存分に興味を持ってもらったら、次の要素に入ります。

より具体的にダイビングをするための「計画」を作るために必要な情報を提供していくエリアとなります。

ここで提示するのは、以下の群の情報となります。

  • ダイビングポイント
  • ダイビングショップ 
  • ダイビングライセンス(Cカード)
  • ダイビング器材
  • 交通手段

順に見ていきましょう。

ダイビングポイント

まず見せていくのは、ダイビングポイント。ダイビングショップの紹介ではなく、ダイビングポイントの紹介エリアになります。

この前の「興味」エリアのすぐ次に設置し、「興味」から「計画」へと少し移していくためのエリアとなります。

※ここで言う「ダイビングポイント」は細かいポイント名というより、この記事でまとめたダイビングポイント一覧表の”第2階層_場所“までを区分けの中心としたものを指しています。

このエリアで一番大事なのは、とにかく「どこで、何が見れるのか」がゲストに伝わることです。そこから、気候条件や難易度、潜る上での条件などが伝わることが次点となります。

こだわるポイントとして意識したいのは2つ

① エリア内の配置

遠くから見て、どこにどのポイントの紹介があるのかが分かりやすい工夫を入れたいです。

国内ポイントであれば日本地図に限りなく近い配置がしっくり来るでしょうし、海外のポイントも世界地図に沿った配置が理想的です。

ニッポン全国物産展の会場の様子。よく見ると各エリアに都道府県ごとの標識があり、それぞれのスペース区切りを明確に指し示している
オンワードのファミリーセールの会場(抜粋元はこちら)。ピンク・ブルーの風船でレディース/メンズの区分けを行い、更にブランド名を掲示して配置を分かりやすく表示している

写真はほんの一例ですが、リアルな会場でやる際に目線より更に高い位置でどんな表示をするかによってエリア配置の分かりやすさが格段に変わってくると思います。

② 「ダイビングポイント」の紹介をすることにこだわる

もちろん、ダイビングショップやガイドによって、同じポイントであっても紹介するもの、紹介できるものが全然違うということは分かっています。

ただ、ここではそうした縛りを無しにして、各ダイビングポイントで楽しめるもの、見れるものを余すことなく全て伝えることが理想です。

各ブースで紹介するのは、以下の情報群が想定です。

  • 各ポイントの地図上の位置
  • ポイントで見れる生き物、地形、沈船などの写真・動画(なるべく全て、ありったけ敷き詰める)
  • ポイントの海上、陸上の風景写真
  • シーズン毎のポイントの特徴(気温や水温、透明度、どの季節がピークなのか、等)
  • ポイントの難易度(体験ダイビングで行ける範囲はどこか、本数をある程度行かないと入れないポイントがあるか、等)

理想は当然これら全ての情報を掲載することですが、優先順位としてはこの項目の並び順になります。

もちろんこれらの情報を全て展示してしまうのもアリだし、誰か1人か2人、そのポイントのコンシェルジュとしてゲストに説明できると良いですよね。

ちなみに・・・これは参照ですが、「各ポイントの魅力やシーズン、難易度を伝えてる」という面では、ウェブサイトですがやまクエが参考になる、と思いました。初心者や熟練も含めた山登り向けに各所の山の情報を惜しみなく、分かりやすく伝えています。

ダイビングショップ

「ダイビングポイント」のエリアで、どのポイントに潜りに行きたくなったかある程度絞れてきたら、いよいよ本格的に「計画」をスタートさせる段階になります。

その計画の第一段階には当然「ダイビングショップ」選びが来ます。ので、「ダイビングポイント」の次に見せる情報が「ダイビングショップ」になります。

見せるべき情報は、割引キャンペーンとか会員キャンペーンとかそういうものではなく、通常においてお客さんがどのような「サービス」を受けられるのか、という面です。

具体的には

  • ショップの内観や外観、設備(ある場合は持っている船など)
  • スタッフ(顔写真、どんなガイドが可能なのか)
  • 各コース、レンタルの料金
  • 1日の流れ

・・・ということで、並べてみて自分でも気付きましたが、ダイビングショップが自身のウェブサイトで掲載してるような情報ですね。それをこのフェアでも出していくべきだと考えています。

この情報をどこで展示すべきか・・・

実際のところ「ダイビングポイント」と「ダイビングショップ」は当然ですが密接に関連性がありますし、お客さんが各ポイントに興味を持ったタイミングで、関連するショップの情報にアクセス出来ると良いですよね。

であれば例えばですが、「ダイビングポイント」のブースに、最近のショッピングモールやデパートに置かれているような大きいタブレットを設置して、そこにポイントに関連する全てのショップの上記情報を掲載しておく、という形とかが考えられます。

今年のマリンダイビングフェアでは、現地のスタッフとzoomで繋ぎ、現地の様子を伝えてくれるコーナーがありました。タブレットを使ってこんな工夫もできますよね。

何ならその場で予約したい、という方はそのままタブレットで予約までしてしまえるようにしておく、とか!!

本格的な「計画」に進めるエリアとするなら、そこまで整ってても全然OKですよね。

ダイビングライセンス(Cカード)

「ダイビングポイント」「ダイビングショップ」の情報を提供する中で、多くのポイントが体験ダイビングでは潜れずダイビングライセンス(Cカード)が必要になってくる、ということが、ダイビング未経験のお客さんでもうっすらと分かってくると思います。

じゃあそのダイビングライセンス(Cカード)を手に入れるのに何が必要なの?という疑問・興味が浮かんでくると想定して、その場にライセンス講習で実際にどんなことをするのか紹介するブースを設けます。

場所としては、先述の「ダイビングポイント」を紹介するエリアとそこまで離れていない、何なら紛れてるくらいの場所で考えます。

今年のマリンダイビングフェアに設置されていたPADIのブース

設置されるのは当然ですが、

  • PADI
  • NAUI
  • SSI
  • BSAC
  • CMAS

といった、ダイビング指導団体のブースとなるでしょう。

ただ、ここで重視すべきは、指導団体によってコースにどんな違いがあるか、メリット・デメリットはどこにあるか、などの比較優位性ではありません

重視して出すべきだと考えているのは

  • そもそもCカードとは何であり、なぜ重要なのか
  • 各指導団体によるCカードのランクと、そのランクを取得するとどんなダイビングが可能になるか
  • 実際に取得に向けてどんな講習が行われるのか
    • 学科:テキストを通して学ぶのはどんな内容か。どんな問題が出るのか
    • 実習:海洋実習で試されるのはどんなスキルなのか。どうしたら合格とされるのか
  • 通常はどのくらいの期間がかかるのか。どのくらいの時間を割くべきなのか

といった情報です。

要は、一般的に「ダイビングライセンス(免許)」と言われてしまっているCカードが本当は何者で、実際に取得するのにどんなことが必要で、取得すると何が起こるのか、ということがイメージ出来る場であって欲しい、と考えています。

それが実現出来るのであれば各指導団体ごとに分けたブースも必要ではなく、1つのブースで全指導団体を考慮したコンテンツを用意してもいいかもしれませんね。

ダイビング器材

「ダイビングポイント」「ダイビングショップ」「Cカード」と来て、次エリアに出すのは「ダイビング器材」に関する情報。

ここに「ダイビング器材エリア」を設置する目的としては、ダイビング未経験者or初心者向け、ダイビング経験者向けにそれぞれあります。

ダイビング未経験者or初心者向けには、そもそもダイビングをする上でどんな器材が必要なのかを理解してもらうこと。

フワッと「ダイビングに必要な器材がやたら多そうだなぁ」とイメージするのではなく、実際にどんな器材が必要になるのかを正確にイメージ出来る場にすることが重要だと考えています。

ダイビング経験者向けには、器材の最新情報やトレンドをチェックしてもらうこと。

今自分の持ってる器材と照らし合わせて、より自分に合った器材を探し出せるような場であっても良いですよね。

今年のダイビングフェスティバル時のAQUA LUNGのブース
同じくダイビングフェスティバル時のTUSAのブース

以上を踏まえて、こだわるポイントとしては3つ

 

① 見せるのは基本的にダイビングに「必須」な器材であること

つまりは

  • マスク
  • フィン
  • シュノーケル
  • BCD
  • レギュレータ、オクトパス
  • ウェットスーツ、ドライスーツ
  • ダイビングコンピュータ
  • グローブ、ブーツ
  • メッシュバッグ、キャリーケース

ここまで。

ストロボやカメラ機材などは、後述する「ダイビングライフ+α」のエリアへの設置となります。

② メーカー・ブランド毎ではなく、前述のダイビング器材毎で設置すること

「どんな器材が必要になるかを正確に理解してもらう」目的を考えた時、ゲストにとってまず入ってくる情報はメーカー名ではなく器材名とその形状だと考えています。なのでエリアもダイビング器材毎に分けていく形にします。AQROSやmic21が並べ方と似たような感じになりますね。

そして、出来得る限り、性能や種類によって器材を陳列します。最新器材をどうアピールするかは考え所ですが、メーカーの境界線をなるべく気にせずにその人に合った器材を探せる場にしたいです。

抜粋元はこちら。ダイビングの際に装着する器材を体に合わせて表示。実際の器材の並びもこれに合わさったマップで並んでいるとわかりやすいですよね

③ その場で決済できる形にすること

色んな器材を見ていく中で「これだ!」と思えるものにゲストが出逢えたなら、その場で決済してマイ器材にしてしまっても良いのではないでしょうか。

今であればSTORESターミナル(旧Coiney)やAirPAYのような機器があれば、ゴツいレジが無くてもその場で決済は可能な時代です(現金決済は出来ませんが)。エリア中に決済用のタブレットと端末を用意していれば、その場で決済して持って行ってもらっちゃいましょう。

以上の形で、ダイビングに「必須な」器材に関して理解を深めてもらい、楽しんでもらいましょう!

交通手段

「ダイビングポイント」「ダイビングショップ」のエリアで、何を見るのにどこに行く必要があるのか、という点の理解は深まります。

ただ、実際に行く計画を立てる上では「どうやって行くのか」つまり交通手段を知ることも重要です。

なので、この「計画」のエリアには、交通手段について理解を深めるエリアも設置したいです。

例えば国内で、ざっと思い浮かぶ交通手段といえば・・・

  • レンタカー
  • 電車
    • JR
    • 伊豆急行 など
  • バス(高速バス、夜行バス)
  • 新幹線
    • 東海汽船
    • とまりん関連の船舶 など
  • 飛行機

この辺りになりますね。

伊豆急でたまに出会えるキンメトレイン
東海汽船のさるびあ丸

イメージとしては、「ダイビングポイント」「ダイビングショップ」のエリアである程度行きたい目的地が定まってきたとして、そこに行くまでの交通手段の選択肢、予算感を把握してもらう、という形です。

東海汽船や電車の中継みたいにターミナルがある場合は、その場所についてイメージが湧くような展示をしても良いですね。休憩できるのかとか、物はどのくらい買えるのか、とか。

船や飛行機などの大きい乗り物は、実際に中がどうなってるのか模型で展示しても良いかもしれません。

そして、ダイビングを計画する中で、明らかに選ぶべき手段が明確で、その場で買ってもいいくらいの勢いであれば、「ダイビング器材」エリアと同様、その場決済で押さえちゃえる形にしてしまいます。

3. ダイビングライフ+α

「興味」と来て「計画」のエリアと通りました。

ここまで来たら、ダイビングの経験の浅い深い関係なしに、ダイビングの魅力も行き方も、ある程度のレベルまで分かってきていると思います。

このタイミングで差し込む要素は、自分のダイビングアクティビティの幅を広げ、楽しみをさらに上乗せする要素となります。

イメージとしては、このエリアで存分にこだわりを発揮してるベテランのダイバーさんを見て、他のダイバーさんが一瞬ビビリつつも「こんなことも出来るのか・・!」と世界観広げてもらう感じです。笑

ここに何を盛り込むか・・・考えようによっては、本当に何でも盛り込めるエリアですが、今時点で思い浮かんでるのはこんな項目たちです。

  • ダイビングスキル
  • 水中写真セミナー
  • ランクアップアイテム
  • 器材デコレーション
  • グルメ

順に見ていきます!

ダイビングスキル

まずはダイビングスキル。正確に言えば、ダイビングスキル道場になります。

 

想定してる道場は、主に2つ

1つ目は、常に必要のはずなのに、意外と出来ない?的なスキルの鍛錬をするための道場。代表的なもので言えば中性浮力などです。その道のプロフェッショナルを招いて徹底的にやってもらいましょう。

2つ目は、テクニカル。これは体験型でなくても良くて、実際にテックダイバーにサイドマウントなどのスペシャリティを実演してもらう、というパターンです。

どちらにしても、大きめのプールで体験or実演出来ると良いですよね。特に1つ目の道場はより海に近い環境でやった方が良い・・って考えると、IOPのように海水を用いたプールが良いかもしれません。

ブルーオーシャンフェスではプールで体験ダイビング出来るスペースがある
講習にも使われているIOPの海水プール

エリアに来たらやたらデカイ海水プールがあって、そこで懸命にスキル練習をしてる人達を見たら「何してるんだこの人達・・」と一瞬なるかもしれませんが、それがまた、このエリアの醍醐味だったりします。笑

水中写真セミナー

続けては、水中写真撮影スキルのエリアです。

DIVER9月号にもプロの水中写真家による水中撮影テクニックが存分に紹介されていましたが、やはりカメラ派ダイバーから見たら、プロによってスキルを伝授される場が欲しいですよね。

ここで想定しているのは、講演形式ではなく、よくダイビングショップで開催されるようなフォトセミナー形式です。実際に撮影した写真や使用している機材を持ち込んで、よりスキルアップするためのコツをフィードバック、Q&A形式で進めていく形が理想と考えています。

パパラギのサイトより抜粋。撮影の時にどういうモードを使用しているのかを参加者で意見交換している
井田ダイビングセンターのサイトより抜粋。阿部秀樹さんによるフォトセミナー、座学版。

後述しますが、すぐ近くに水中ライトやカメラ機材が展示されているエリアがあれば、セミナー中に「こういうレンズ使った方がいいんじゃない?」というのが出て来た時に、すぐに見に行ったり取り寄せたり出来るのも魅力ですね!

ランクアップアイテム

先程の「計画」の「ダイビング器材」のエリアには、ダイビングをするのに「必須な」器材を展示していました。

ここでは「必須」とは言えない、でも自分のダイビングライフを格段にランクアップさせるためのアイテムを展示するエリアとしたいと思います。

 

主に展示されるのはこんなアイテムたち!まだまだある気がしますが・・・

  • 水中ライト、ストロボ
  • カメラ機材
  • ダイバー用ヘルメットなど、プロ向け器材
  • サイドマウント用BCDなど、テック用器材
  • 水中スクーター
  • ドローン
ダイフェスに展示されていたDiveExtremeの商品群
同じくダイフェスで並んでいたFisheyeのストロボ、リングライトなどの商品群

特に1つ目、2つ目のアイテムはカメラ派ダイバーなら確実にチェックしておきたいアイテム群ですよね。最新アイテムをチェックするも良し、フォトセミナーでオススメされたアイテムを見るも良し。

またまたダイフェスにて展示されていたサイドマウントの商品群。Global Technical Diving Co.ltd
マリンダイビンフェアで並んでいた水中スクーター群

他にもテクニカルSPを取得したことで初めて使えるようなダイビング器材、スピードあって快適な水中スクーター、他にももっと奥行きのある風景写真を撮りたい人向けドローンなど・・・

とにかく、普通にただダイビングをしているだけでは絶対出会わないような、そんな器材を並べていくエリアです。

恐らくマイカメラやテックSPを持ってる経験者ダイバーなゲストが長時間たむろするようなエリアになるのではないでしょうか。以前NHKの「ドキュメント72時間」で、全国から毎日1,000人の工作好きが集まる電子部品店の特集をやっていましたが、あんなイメージです。

未経験や、経験の浅いゲストはこのエリアから、ダイビングの奥深き世界を感じてもらえたら万々歳かと考えています。

器材デコレーション

ランクアップアイテムに続いて・・・ここでは自分の器材を自分の好きなデザインにデコレーションできる器材デコレーションエリアを設置!

軽器材に貼れるステッカーなどのデコレーションアイテムを取り扱ってるSeaCanaryのブース。ダイフェスにて

マスクのストラップカバーやフィン、ログブックに貼れるようなステッカー、オリジナルなデコプリを施したスーツやバッグ、オリジナルTシャツなどなど・・・ダイビングに持って行く自分の持ち物を自分好みのデザインに変えて楽しくなっちゃうようなエリアです。

何なら、自分の軽器材を持って来てその場でステッカー貼り付けちゃったり、その場でイラストを描いてオリジナルアイテムの制作をお願いしたり・・・そういう場にしたら、お子さんも楽しめるスペースになりますよね!

当然、欲しいものがあればその場で決済です。これは、ここまでのエリアと変わりなし!

グルメ

これだけのレパートリーを並べたエリアをさらに彩るための、グルメエリア・・・というより、飲食エリアです!

休憩エリアも兼ねて、ダイビングポイント周辺で楽しめるようなグルメをちょっと楽しめる場所を設けたいと考えています。

西伊豆・雲見でダイビングをすると、割と高い可能性でお世話になる麺屋の井むらさん。
伊戸のBOMMIEさんのすぐ隣にある漁港食堂、だいぼさん。

各ダイビングポイントには、ダイビング後に行く定番のお店、というのが少なからずあります。

そういったお店の数々が出してるグルメをちょっとお披露目し、ゲストには美味しく味わってもらうと同時に、「あのダイビングポイント行ったらこのお店にお世話になればいいんだ!」というのを実感してもらえる場所になると良いのかなと。

あとジャストアイデアですが、休憩エリアを用意するのであれば、そのエリアは砂場になってても良いのではないかと!

引用元はこちら

写真は、川崎ラゾーナの中にあるお子さん用の遊び場、あそびパークPLUSの中にある砂浜エリアになります。

抗菌で白い砂が使われているようで、変に体に付着することなくサラサラな砂の感触を楽しむことが出来るようです。

例えばこうした砂浜を目一杯展開して、ベンチや机を用意し、散々ブースを回ってきた疲れた体を美味しいものと一緒に癒してもらう、そんなエリアになっても良いですよね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

冒頭で言った通り、実現可能性などは全然考えてない状態でやってみたいダイビングフェアについて書いてみました。

恐らくこれを全部実現しようとすると目が眩むような予算感になるでしょうし、受け入れ可能なハコなんてビッグサイトとか幕張メッセとかパシフィコとか、そういうのしか思い浮かびません。

 

それでも、いつか実現に向けて走り出せると良いな、って思っています。

間違いなく、ダイバーもダイバーじゃない人にとっても感動できる、面白いものになるはず!!!

 

ではでは、長文お読みいただき、ありがとうございました!!

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