保存して使おう!ダイビングの持ち物リスト

葉山でダイビングして良かったこと・気になったこと(独断と偏見)

こんにちは!ダイバーラウンジです。

 

今回は僕がかなりの回数お世話になってる葉山でのダイビングについてです。

ここ最近ダイバー飲み会をしてても、「葉山で潜ってる」という人は随分増えてきたような印象があります。

 

体験ダイビングから始まり、OWD(オープン・ウォーター)、AOWD(アドバンスド・オープン・ウォーター)のライセンス(Cカード)の取得に至るまで、葉山の海にはとっってもお世話になってきました。

今回の記事では葉山でダイビングしてきて良かったこと、逆に気になったことについても書いていこうと思っています。

 

あくまで1素人ダイバーの超個人的な意見とした上で、

「葉山で潜ってみようかな」と思う人のご参考になれば幸いです。

 

葉山について

まずは葉山の基本的な情報についてです。

住所的に正式に書くと、神奈川県三浦郡葉山町、となります。

位置としては、神奈川県の南部、三浦半島に少し差し掛かったところにあります。

いわゆる湘南エリアの1つです。

 

 

江ノ島と富士山を眺めることのできる綺麗な海と山が望める場所です。あと、皇族の別荘地である御用邸があることで有名です。

アクセスについてですが、電車が停まらない場所でも有名な場所です(笑)

じゃあどうやって行くの?って話になるのですが、すぐ隣にある逗子市まで電車で行き、そこからバスで15分行く、という形で行くことができます。逗子駅は、主にJR横須賀線か湘南新宿ライン、それか京急線でたどり着ける場所です。

あと、marloweって名前のプリン屋さんが有名です。

 

葉山のダイビングポイント

今の葉山はビーチ・ボート両方でのダイビングを楽しめるのですが、少し前まではビーチダイビングのみのポイントしかありませんでした。ボートが出るようになったのは2、3年前くらいの話になります。

ビーチダイビング

葉山のビーチダイビングは、ほとんど芝崎海岸という海岸沿いで行われます。

この地図の通り、ちょっとボコっとしたところですね。漁港も備えてるエリアです。

主なポイントはこの3つ。

  • 170度の根
  • 190度の根
  • 権太郎岩

1番目の「170度の根」は水深も比較的浅い場所でもあり、体験ダイビングやライセンス講習でも使用されている場所になります。実際僕も利用しました。

3番目の権太郎岩は岩と岩が折り重なって地形のようになった場所で、多種類のウミウシにギンポ、ハナタツなどの生き物観察を楽しむことができるポイントです。冬は海藻が森のように繁っており、その景観を楽しむことも出来ます。

 

ボートダイビング

前述した通り、葉山のボートダイビングは開通してから比較的日が浅いものになります。

ビーチダイビングで使用する芝崎海岸沿いにある真名瀬漁港から、漁師さんがボートを出してくれる、というのが主なルートです。

こんな漁船などです

主なポイントは3つ。

  • 御用邸前
  • 裕次郎灯台沖
  • ぺりせん根

特徴的なのはビーチダイビングと比べて比較的水深が深いこと。御用邸前は20mほどあります。

あとは生き物で言えばやっぱりダンゴウオですね(^^)

他にもギンポやネンブツダイに多種類のウミウシなど、こちらも豊富な種類の生き物観察をすることができます。水深が深い分こちらの方が種類豊富かもしれません。

 

葉山のダイビングショップ

葉山に店を構えるダイビングショップは主に2つです。

1つ目は僕がずっとお世話になっているダイビングショップNANAさん。葉山町から逗子に向かう通りの途中、風早橋というエリアにお店を構えてるショップさんです。ダイビングポイントまでは車で5分程度の立地

2つ目の葉山ダイビングサービスさんは、芝崎海岸まで歩いて2分という絶妙な立地にあるショップさんです。ガイド付きなダイビングだけでなくセルフダイビングにも対応していて、タンクの貸し出しなどを行ってくださってます。葉山の海況情報をネット配信してたり、予約や情報発信用のアプリを持っていることも特徴的です。

 

葉山でダイビングして良かったこと

そしたら、まずは葉山のダイビングの良かった点、或いはオススメな点を紹介していきます。

マクロ天国。かわいい生き物にたくさん会える

葉山でのダイビングは、基本的に小さな生き物に会うマクロダイビングになります。

その会える種類がとにかく豊富!

 

過去に僕が会えた生き物をざっと並べてみても・・・・

ダンゴウオ、ヒロウミウシやアオウミウシ、サラサウミウシなどのウミウシ類、ニジギンポやイワアナコケギンポなどのギンポ類、サビハゼなどのハゼ類、オルトマンワラエビやムチカラマツエビなどのエビ類、アオリイカやコウイカなどのイカ類、タツノオトシゴの仲間のハナタツ、マダコにチャガラ、ハコフグにマツカサウオ、ニホンアワサンゴにやネンブツダイなどなど・・・

とりあえず種類めっちゃ豊富です。

おまけにその1匹1匹がとってもで特徴的なフォームをしているので、見栄えもするし写真映えもします。

小さいカラフルな生き物を観察して楽しみたい!というダイバーさんにはとっても打ってつけな場所です(^^)

 

写真好きダイバーにはたまらないポイント

前述の通り、葉山のダイビングで観ることの出来る生き物たちですが、カラフルで可愛い形をしてることもあり、とっっても写真映えがします。

 

これまで僕が撮ってきた写真を載せますね。

イワアナコケギンポ
ニホンアワサンゴ
サラサウミウシ
ハナタツ
ガラスハゼ
マツカサウオ
ヒロウミウシ
アオウミウシ
ダンゴウオ
ムカデウミウシ
ムチカラマツエビ
オルトマンワラエビ

 

はい、というわけで、実にわんさか写真が撮れる場所です

実際、ショップさんもここではゆっくり時間を掛けて写真を撮影するダイビングを推奨している傾向があります。

それもあって、僕が使ってるNANAさんにはゴツゴツな一眼レフ、ハウジング、ストロボを携えてやってくるベテランダイバーさんが多い印象です。

それこそ「どのくらいお金かけたんですか?」って聞いたら「軽自動車買えるくらい」ってさらっと返ってきた程度です。

NANAさんに限っては影好きダイバーさんが集まってグループ作ってるくらいですしね。

 

そのグループでダイビングフェスティバル中に写真展開催するくらいですから、相当ですよね。

 

ちなみに余談ですが、ウミウシの写真はとってもインスタ映えする気がしてます。僕もたまにインスタで写真アップするのですが、上記のヒロウミウシとサラサウミウシの写真アップしたら異様にLikesが集まりました。ウミウシ好き多し。

 

ボートダイビングがとっても楽

前述の通りボートダイビングが開催されるようになったのは最近なのですが、開催されて以降、ずっとボートダイビングをやる様になっています。

何でかと言えば、ものすっごく楽だからです。

ココが出発地点になる真名瀬漁港の海岸です。

右の方に漁船がありますよね?これに乗ってダイビングポイントに行くのですが、この地点に来るまで、ショップから直接バンで送ってもらえます(器材ごと)。

なので後は船に器材乗せてセッティングするだけ。とっても楽です。

で、帰ってきたらそのままバンに器材と自分を乗せてショップに帰るだけ。とっっても楽です。

・・・まぁ、ボートダイビングを行ってるところって、これだけ至れり尽くせりなところは多いんですけどね。後述のビーチエントリーのキツさもあって、余計にこのボートダイビングの楽さを感じるのかもしれません。

 

ダイビングの前中後がとっても快適

これは、葉山の良さというより、僕の通ってるNANAさんでのケアの良さってところになります。

ショップの内装はこんな感じで超オシャレ。ハワイ風のBGMも流れており、海の雰囲気漂う素敵な感じです。

ダイビング前はココで事前のブリーフィングをコーヒーでも飲みながらゆっくり行っていきます。

またダイビングが終わって帰ってきた後にログ付けなどを行うのもココになるのですが、

がっつりランチ付き!これ結構ダイビング後の楽しみだったりします。

あと快適といえば、ダイビング1回目と2回目の間の休憩もいい感じでして

漁協の施設を1部屋借りて休憩部屋にしてるのですが、奥の開いてるドアの中にはお風呂の浴槽が2つ入ってます。

特にドライスーツシーズンで冷え切った体にこれがまた良く効くんです・・・!

それでお茶飲んだりお菓子食べながらわらわら休憩してる感じ。平和でございます。

 

葉山でダイビングして気になったこと

ここまで、た〜〜くさん良い点挙げてきたのですが、敢えて気になった点も挙げさせてください。

ワイド目的はあまり・・・

良い点で挙げた通り、小さい生き物を観察するマクロダイビングをやりたい人にとっては葉山は打ってつけの場所です。

逆に言うと、魚群や大きい生き物を観察するワイドダイビングや、壮大な地形を楽しむ地形ダイビングを楽しみたい人には向かない、というのが正直な意見です。

小さなハナダイの魚群やヒラタエイもいるし、冬になると海藻が森の様な群を作るので、その辺りでワイド的な楽しみ方をすることは出来るといえば出来ます。

が、やっぱり葉山のダイビングポイントは、あくまでマクロダイビングをメインとして楽しむべきポイントだという印象があります。

 

夏はあまり透明度が良くない

ウェットスーツの時期の葉山は、ヘタすると透明度が5m程度にしかならない時があります。

下にあげたのは自分がOWのライセンス(Cカード)を取得した時の写真なのですが・・・・(懐かしい)

何も見えねーぜ。

運悪く赤潮が流れ込んでるタイミングで入ると、もはや目の前すら見えなくなってしまう時期もあります。

こうなると、それこそマクロダイビング、近場の小さい生き物の写真撮影、みたいなダイビングでないと楽しめないところです。

 

ちなみに冬の場合は打って変わって透明度はかなり良くなってきます。

この写真を撮ったときは20m。沖縄に近い透明度になってきます。

季節によって海の中の様子が変わるのもまた魅力の1つであったりはするんですけどね(^^;)

 

ビーチエントリーが結構キツイ

体験ダイビングやライセンス講習の際は、ビーチエントリーのダイビングになるのですが・・・これが結構キツかったりします。

このGoogle Mapの写真上に見えてる、芝崎海岸に続く堀の階段。

ココがビーチエントリーをする際の入口になっています。

・・・が、実際にエントリー出来るのは、この下方に見えてる海岸の更に向こうにあります。

Google Mapの別角度から。海岸の先が結構遠い

つまり・・・堀の上で器材セッティングを全て終えた後、空気タンクとか全て背負った状態で、この階段と海岸を延々と歩いていかないといけないということになります。

結構重労働。

「葉山のビーチは過酷」って時々ダイバーさんがおっしゃるのですが、その理由がこれです。

ある意味講習の時とかにこの修行をずっとやって来たからこそ、他でのエントリーがすっごく楽に思える点はあるんですけどね。笑

※どうやらここよりもっと簡単にエントリー可能なビーチポイントがあるようなので、いつか試してみようと思います!

 

撮影派ベテランダイバーさん達の輪に入れてもらいにくい

前述の通り、葉山に通ってくるのはガッツリカメラを装備したベテランダイバーさんが多いです。

一眼にレンズ、ハウジングにストロボ、それらを装着するアーム、などなど・・・

ガッツリ装備するとなるとそれなりにお金が掛かってくるもので、それにダイビングの経験年数が比例していたりします。

 

そういう方々って大体かなり長い間葉山に(またはそのショップさんに)通ってるということもあって、ゲストダイバーさん同士で顔見知りも増え、そこから知り合い同士の輪になっていきます(その延長線上がFinders7の様な写真好きグループだったり)。

 

で、何が気になるかって、その撮影派ダイバーさんたちの輪に入れてもらいにくい、という点ですね・・・

 

例えば撮影派ダイバーさんたちが6、7人ほどショップに来てて、僕が1人だけで来てる場合。大体撮影派ダイバーさんたちはお互い顔見知りなのでちょっとしたグループになってます。

その人数構成の場合、高い可能性で同じ机に座って事前ブリーフィング受けたり、ログ付けたりするんですが、グループの会話には割と入れてもらえないんですよね・・・・・・

もちろん装備の話とか、ついていけない話もあるのはしょうがないのですが、そうじゃない雑談にも入れない感じがあったりします。

で、初見さんでガッツリ一眼を持ってきてる人は会話に入れてたりします。それを見るとGoProだけ握り締めてる自分が惨めだな・・・って、そんな気分になったことも正直あります(GoProのせいではない)。

 

ある程度仕方ない部分もあるとは思うんですけどね。初めましての人よりは知り合いの人と、持ってる装備について知らない人より知ってる人と喋りたいっていう気持ちは確かに起きるだろうし。

僕の場合は悪質なものというより人見知りなんじゃないかって説も強いし、全員が全員そうではなく優しく声掛けてくださったり会話に入れてもらえる時もあるので、一事が万事そう、というわけではないのですが。

とは言え、そういう気持ちになる時はあるので、個人的なオススメとしては自分の知り合いのダイバーさんと複数人で行くことです。それか、ガッツリカメラの世界にのめり込むか、ですね。

 

まとめ

ログ終わった後に皆で記念撮影!
いつかのドライスーツxボートダイビング
CHANGE FOR THE BLUEプロジェクトの一環でゴミ拾い

繰り返して言いますが、僕は葉山の海は大好きだし、これからもずっとダイビングしていきたい場所の1つです。

ここ最近は自分の知り合い(Twitterのフォロワーさん含め)と一緒に潜りに来るようになったし、楽しみ方の幅が広がった感じがします。

 

その上で、これまで潜った回数(118回)のかなりの割合で葉山にお世話になってる分、色々と思うところを書いてみた・・・って感じです。

葉山ダイビングのオススメの楽しみ方をざっくりまとめると

  • マクロダイビング(小さい生き物の観察)を狙う
  • なるべく冬のシーズンに行く(透明度高いから)
  • お友達を1, 2人連れて行く
  • カメラに凝る(任意)

といったところです。

 

繰り返しますが、あくまで1素人ダイバーの超個人的な意見ですので、それを踏まえた上でご参照いただけますと幸いです。

 

ではでは!

 

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