ダイビングは、実に様々な器材を用いて行います。
ずいぶん前にこの記事でもまとめたのですが、
- 軽器材(マスク・シュノーケル・フィン・グローブ・ブーツ)
- 重器材(BCD・レギュレーター・オクトパス・ゲージ・コンパス)
- スーツ(ウェットスーツ、ドライスーツ)
これらを装着し、空気タンクを背負って入っていくのが基本的なダイビングです。
ちなみにこれらの器材は持ってなくても、すべてレンタル可能です。なので「最初から買い揃えないといけないの・・・!?」となる必要は全然ありません。何なら僕もよくフルレンタルで潜っちゃってます。
ただまぁ、結構な頻度でダイビングをしたい人から見ると、毎回毎回レンタルするとそれなりに高くついてしまうこともあり、ハマるにつれて器材を揃えていく方が多々いらっしゃいます。器材のみならず、水中で写真撮影に使うカメラや、そのカメラのハウジング、さらには水中ライドなどの小アイテムといったものも揃えたりするようになります。
ところで・・・スゴく当たり前な話をしますが、ダイビング器材があるということは、当然それを作っているメーカー・ブランドがいるということですよね。はて、みんなはどのメーカーのダイビング器材を使ってるんだろう・・・・?
ちょうどTwitter上で、自分の持ってるダイビング器材のメーカーや型番を晒す波が発生してたので、それを利用して集計してみようと思います。
この記事の目次
どんな晒しが発生していたのか
※ボキャ貧のため、なんか妙な見出しになってしまいスミマセン
レギュ:TUSA
マスク:TUSA
シュノーケル:TUSA
フィン : TUSA
グローブ:TUSA
ブーツ:TUSA
メッシュバッグ:TUSA
カメラ:GoPro hero4BC:SCUBAPRO ←間もなく
— ダイバーラウンジ DiverLounge@次はどこに潜りに行こうかな (@diverlounge) 2019年4月28日
これは僕のつぶやきですが、「#今使ってるダイビング器材晒そう」というハッシュタグを付けて自分が持ってるダイビング器材のメーカー・ブランド・型番を晒すのが一時的に波が起こってました。辿ってみると、去年の9月からあったみたいですね。先導者はおそらくMayuさん(@mayu_hachiyon)ですね。笑
みる限り、4月いっぱいまでこのハッシュタグで器材を晒してた方が、僕を含めて24名。実に35ものメーカー・ブランド名が挙がっておりました。皆さん色々使ってますね〜〜。
その中でも、複数名から名前が挙がっていたメーカー・ブランドを中心に、器材ごとで分けながら紹介出来たらと思います。自分の知識不足ってだけなのですが、初めて知るブランド名も多々あり、非常に勉強になりました。
軽器材(マスク・シュノーケル・フィン・グローブ・ブーツ)
さて、まずは軽器材からです。
軽器材の類は通常のダイビングに限らずスキンダイビング、シュノーケリングにも活用できるものなので、作成しているメーカーは多そうですね。
上記のTwitter上だと、極端に挙がる数の多いブランドが2つありました。
TUSA
日本国内で圧倒的なシェアを誇るブランドです。
製作しているのは株式会社タバタで、設立年は1952年。60年を超える歴史があります。元々はゴム関連の玩具部品を作るところからスタートした会社ですが、そこから派生してダイビング製品、更にスイミング、ゴルフ用品なども製作するようになり、今に至っています。
TUSAブランドのマスクはグッドデザイン賞の受賞歴もあり、デザインには定評あり。更に日本で初めてシリコンマスクやプラスチックフィンを80年代に発売を始めており、日本におけるダイビング器材の発展を技術的に先導していった印象があります。
僕の軽器材ですが、ものの見事に全てTUSA製です。大変お世話になっております。笑
これは去年参加したマリンダイビングフェアの一幕ですが、マンガ「ぐらんぶる」のキャラクターモデルなんかも出してたり、色々やってるみたいですねー。
ちなみによく名前が挙がってたのはこのマスク。M212。かっこいいデザインですね!
GULL
ガル。英語で「カモメ」という意味です(ロゴデザインもカモメ風ですね)。
メーカーは株式会社キヌガワ。GULLの他に、後述するcocoloaなどのブランドがあります。始まったのは1983年で、TUSAと比べると新しめ。シンプルで無駄のないデザインを目指しダイビング器材を製造されています。
各器材によって更に細かくブランド名が設定されているのですが、代表格はMANTIS、MEW。
今年のマリンダイビングフェアでも器材が展示されていたのですが、スッキリしたかっこいい&かわいいデザインが揃っており、特に女性ダイバー向きな器材が揃っている印象でした。
「#今使ってるダイビング器材晒そう」で晒されている器材、このTUSA・GULLの2ブランドの名前がとにかく数多く挙がっている印象でした。人気ブランドでございます。
重器材(BCD・レギュレーター・オクトパス・ゲージ・コンパス)
続いて重器材。
あらかじめ言ってしまうと、TUSAは重器材の類でも多く名前が挙がっておりました。その他に名前挙がっていたブランドをここでは紹介していきます。
AQUA LUNG
海外ブランドのAQUA LUNG(アクアラング)。世界シェアNo.1のブランドです。
始まったのは1943年と、TUSAよりも歴史は長い。フランスの海軍将校とエア・リキード(フランスの産業ガスメーカー)の2人が、後のレギュレーターにつながっていくダイビング用の呼吸器を作り、特許を取得したところからこのブランドの歴史が始まっています。
数年後に製造販売会社を新たに設立、今では世界12カ国でレギュレーターを中心としたダイビング器材を販売しています。海外ダイバーさんに聞いてもまず名前が知られている圧倒的な知名度を誇るブランドです。
ちなみにこのアクアランググループ、本体のAQUA LUNGの他にApeksというブランドも所有しているとのこと。北イングランドで1974年に始まったブランドですが、買収される形でアクアラングの一員になっているようです。
SCUBAPRO
重器材でよく名前の挙がるこちらのブランド、SCUBAPRO(スキューバプロ)。
先日僕が手に入れたBCDもこちら製になります。
メーカー名はJOHNSON OUTDOORS。本部はアメリカにあります。始まったのは1963年。こちらも半世紀以上の歴史を誇る老舗ブランドです。
元々はSCUBAPRO自体が日本で販売代理店を展開していたようなのですがここ最近解散してしまったようで、現在は株式会社タバタ(前述のTUSAを持ってる会社です)が日本におけるSCUBAPROのOEMを持っているようです。それもあってか、オーバーホールに出した時に物によって代用品がいない・・・!ということも考えられる代物になっています。
MARES
マレス。1949年にスタートした、イタリア発のメーカーです。
今はオランダに本拠地を置くスポーツブランド、HTMグループの傘下として展開されています。重器材、軽器材、共に豊富なラインナップを抱えてるブランドです(そういえば僕が持ってる水中ライトもMARESでした)。
特徴的なのは、ダイビング指導団体であるSSIを傘下に入れていること。指導団体を持ってるダイビングブランドとなります。
スーツ(ウェットスーツ・ドライスーツ)
続いてスーツ。
ここではウェットやドライだけでなく、その下に着るフードベストやラッシュガードに関しても集計してみました。
MOBBY’S
日本発ブランド。メーカー名は株式会社モビーディック。おそらくモデルはまんま、白鯨ですね。1975年スタート。
ウェットスーツ・ドライスーツにかなりフォーカスしてブランドを展開されています。自分によりフィットしたダイビングスーツを選べるよう、3Dカラーシミュレーターなんかも用意されていました。これは面白い!
WorldDive
名前見た当初は海外メーカーかな?と勝手に思っていたのですが、大阪に本社を置く日本発ブランドです。1976年スタート。
ここ最近ダイビングショップでもカタログをよく見かけるようになりましたね。こちらもスーツをメインとしたラインナップです。
てかここも3Dカラーシミュレーターありました。ファッション同様、色合いはやっぱり気になりますからね〜・・・
cocoloa
先述した、GULLを抱える株式会社キヌガワが展開するもう1つのブランド。マスク「COCO」と、ハワイ語の海の女神「Kanaloa」を組み合わせて付けられた名前です。2009年スタート!まだ始まった10年そこいらの新しめのブランドということになります。
マリンダイビングフェアでのブースやホームページを見てて思いますが、女性向けに、単純なラッシュガードとしてというより、ファッションとして、おしゃれかわいいラッシュガードやスーツ、軽器材などを揃えている印象です。
ダイコン(ダイビングコンピュータ)
大根、ではなく、ダイビングコンピュータ。
未だに僕買っていないのですが、安全にダイビングしていく上でも重要な役割を担ってくるものになります。
SUUNTO
ここに関してはもはや説明要らずなブランドな気がします。ダイビングコンピュータだけでなく、スポーツウォッチのブランドとしても非常に有名なSUUNTO。フィンランドのブランドですね。
1939年にスタートしたブランドですが、ダイコンを作り始めたのは1980年代になってから。ダイコンに欠かせない深度やダイビング時間の計算機能など、根本に関わる技術をこの時点で搭載していたようで、80年代のうちに世界シェアNO.1に。未だにその座を譲らない大ブランドです。
ちなみによく名前挙がってたダイコンはこちら。D4iですね。シンプルイズザベストを地で行く人気の銘柄です。
Bism
元々はブリヂストンフローテック株式会社が1986年から立ち上げたスキューバダイビング事業なのですが、1999年に分離独立する形で株式会社ビーイズムが発足、今に至るようです。
ダイコン「DIVE DEMO」シリーズでグッドデザイン賞を受賞しているなど、デザインに定評のあるブランドになります。
カメラ系(カメラ、ハウジング、ライト)
最後は水中カメラ!カメラのみならず、カメラを水から守るハウジング、小さい生き物を撮影する際に活躍するストロボ(ライト)などを展開しているブランドを紹介していきます。
OLYMPUS
圧倒的支持率、オリンパス!
ダイビングフェアでの人気投票でも、圧倒的な得票率で1位になってるオリンパス。もはや説明要らずのカメラブランドです。
まぁなんて言っても、T(Tough)シリーズの人気ぶりがスゴイですね。超防水なコンデジ。マクロもワイドも対応した機能などなど、一線を画す人気ぶりです。TG-5欲しい。
INON
お次はINON(イノン)。神奈川県鎌倉市にある有限会社イノンが展開する水中撮影機材のブランドです。
ストロボやLEDライト、ハウジングをはじめ、各メーカーのカメラに対応したワイドレンズなども揃えています。自分が扱っているGoProのワイドアップレンズがあることも最近知ったので、今度見に行ってみるつもりでいます。
CANON
オリンパスがコンデジでの人気ぶりを持つなら、デジタル一眼レフで圧倒的に支持されるのはキヤノン。
まぁ・・・・ここも説明不要な感じしますね。一眼レフなら日本のみならず世界中で名の知れたブランドですしね。
パッと見た限りは、EOSシリーズの本体に、EFシリーズのレンズの組み合わせが人気なようでした。
SEA&SEA
もう1つ紹介するのはSEA&SEA。株式会社シーアンドシーが1978年から展開するブランドです。
こちらもカメラ本体というよりは、INONと同様その周辺機材。ニコンやCANON、RICOHなどのカメラに対応したハウジングやストロボ、ワイドアップレンズなどを販売しています。
まとめ。ブランド探検欲が沸きました
今回はあくまでメーカー・ブランド名のみでのまとめとなりました(人によっては、更に何のシリーズで、どの型番持ってるか、なども晒してたりして、まだまだ奥深いのです)。
でもそれだけでも自分の知らないブランドの歴史やラインナップを勉強する機会になったので、今度は更に実物を見ながらダイビング器材のブランド探検をしてみようかなぁ、と思った次第です。
ひとまずは水中カメラ機材とダイコンだな。後者はもはや死活問題ですし。w
ではでは、以上になります〜!お読みいただきありがとうございました^^
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