こんにちは!ダイバーラウンジです。
突然ですが、スキューバダイビングをする上で絶対必要になるものって何でしょう?
そう、ダイビング器材です。
水中での呼吸、残圧の確認、浮力の調整、視界と泳力の確保、体温調節・・・とにかくスキューバダイビングをやる上でやるべき行動をこなすのには色んな器材が必要になります!!
こうしたダイビング器材、どうやって手に入れればいいのでしょうか?
この記事ではダイビング器材の手に入れ方、買い方について書いていこうと思います。
この記事の目次
ダイビング器材おさらい
ダイビング器材の手に入れ方、買い方を見る前に、まずどんなダイビング器材が必要なのかをさらっとおさらいしましょう。
軽器材
マスク | ダイビング中の視界を確保する器材 |
シュノーケル | 水面での移動や休憩時の呼吸確保。スキンダイビングにも使用 |
フィン | ダイビング中の泳力の確保する器材 |
ブーツ
|
足を傷つけないための器材。ビーチエントリーする際にゴツゴツした岩場の上を歩いたりする時に便利 |
グローブ
|
手先を保温したり、ダイビング中に岩につかまって手を傷つけないようにするための器材 |
重器材
BCD | 浮力を調整する器材 |
レギュレーター | タンクに繋ぎ、呼吸を確保するための器材 |
オクトパス | バディのエアで異常があった際に自分のエアを分けてあげるのに使う器材 |
ゲージ | 自分の残圧をチェックするための器材。コンパスと一体になってるものが多い |
スーツやらダイコンやら
ウェットスーツ | 水温高い時に着る保温スーツ。中は水に濡れはする |
ドライスーツ | 水温が低い時に着る保護スーツ。中は水に濡れない |
ダイビングコンピュータ | 水温・水深・潜水時間をチェック出来る器材。自分が水中にあと何分いられるかのDECOチェックも出来る |
必要な器材はざっとこんなところ!
他にもウェイトだのホルダーだの水中ライトだのカメラやカメラ機材とかありますが、確実に必要な器材としては上記の通りになるかと思います!
ダイビング器材、買わなくてもレンタル出来ます。
ダイビング器材の手に入れ方、買い方を見る前に、その2。
とりあえずこの記事では「買い方」を書いていくのですが、必ず買わなきゃいけないという訳ではありません。
さっき表で並べた器材は、大概のショップさんでレンタルすることが出来ます!
ダイビングをしてない友人にたまに「ダイビング行くのに、器材全部揃えないといけないんでしょ?」って言われることがあるのですが、マストではありません。
実際、僕も重器材、スーツに関しては昨年まではレンタルしておりましたし、それで十分ダイビングは楽しめまておりました。
※レンタルに大体どのくらいの料金がかかるかはこの表を参照してください
ただ、回数を重ねていくなかで、段々自分に合う器材がどんなものか見えてくるんですよね。
そのうち「マイ器材欲しいなぁ」とか「同じBC使って中性浮力安定させたいなぁ」って気持ちになってきたら、購入を検討してみる段階に入ってきたサインだと思います。
※もちろんはじめの段階で器材を買うのも全然アリです!これもこれでダイビングを楽しめる道の1つです(^^)
ダイビング器材はメーカー直販店が無い
では、ダイビング器材を買いたい!という段階に入ったとして、どこで購入出来るのかを見てみましょう。
まずダイビング器材なのですが、当然の話、それを製造しているメーカー・ブランドがあります。
TUSAにSCUBA PROにWorld DiveにAQUA LUNG・・・僕が持ってる器材も様々なメーカーさんによって製造された一品ばかりです。
こうしたメーカーさんやブランドですが、直販店はほぼ持っておりません。
スポーツ用品とかだと、NIKEやADIDASの有名メーカーの直販店を街中やデパートの中で見かけたりしますよね?ダイビング器材に関してはそうした直販店はほぼありません。
更に言えば、メーカー毎のオンラインショップも格別用意されておりません。唯一あるとして、水中ライト・ストロボで有名なRG Blueくらいかな?
なので個人的に言えば「ダイビング器材が欲しい!」ってなった時に、メーカーやブランド毎で探すのはあまりオススメではありません。別の手法が必要になります。
ダイビングショップで購入する
ダイビング器材の手に入れ方、その1。
ダイビングショップで購入する!
ダイビングをしにダイビングショップを訪れると、ダイビング器材のメーカー・ブランドのカタログが置いてあるのを見かけませんでしょうか?
あれはつまり、対象のメーカーの器材をそのショップさんが取り扱っていることを意味しています。
これはTUSAの正規ディーラーのページ、つまりTUSAのダイビング器材を取り扱っているところの一覧ページです。
後述する量販店の名前が見えるのはもちろんなのですが、それ以外の大半がダイビングショップです。
ご自身が通ってるダイビングショップがあれば、そこのスタッフさんを通して器材の注文をし、ショップで受け取ることが出来ます。
ちなみに僕は今持ってる器材のうち、軽器材類はショップで購入しました。
ダイビングショップで器材を購入するメリット
ダイビングショップで器材を買う上での最大のメリットは、目の前のガイド・インストラクターさんにどの器材が自分に合うかを聞ける点です。
どうしてもそれなりに高い買い物になるわけだから、自分の潜り方やスタイルに合った器材を間違いなく買いたい、と思うのは当然ですよね。
ショップさんもメーカーから下ろされた新しい器材を普段からテストしたりしてますし、何よりこちらのダイビングスキルやスタイルのことをある程度把握している訳です。
なので単純な売り文句ではなく、その器材に対する本人達の感想も交えたレビューを聞きつつ、自分に合う器材がどれかを相談しやすいんです。プロの意見を間近でヒアリングできるのは、高い買い物をする上ではめちゃくちゃありがたいですよね。
もう1つメリットで言えば、購入した後のオーバーホールなどのケアもお願い出来る、という点です。
もちろん最終的に器材の点検、修理、諸々のオーバーホール作業は専門の業者が行うのですが、ショップさんにお願いすれば簡単に繋いでもらえるし、器材の配送や業者との連絡とかもやってもらえるので、オーバーホール対応がすごく楽になります。直した器材をショップで受け取れるのも利点の1つですね。
※どこまで対応可能かはショップさんによると思うので、実際にお願いしたい時は聞いてみましょう!
気をつけなきゃいけないこと
メリットは先述の通りですが、デメリット・・・というより気をつけなければいけないこととしては、あまりショップさんの言いなりになり過ぎないこと、ですかね。
ショップさんがゲストに器材を売るというのも一種の営業ではあるので、ショップさんから見れば即断で器材を全て買ってくれるのが嬉しいに決まってます。ですが、先述の通りダイビング器材はレンタル出来ますし、すぐすぐ全てを買い揃える必要は必ずしもありません。
ダイビング器材において最も重要なのは自分に合うかどうかなので、そこに対する判断基準が薄かったり自信がない場合は、その場で即断する必要は無いんです。
これはあくまで個人的に聞いた話なのですが・・・ショップさんによっては体験ダイビングを終わったばっかりで器材をいきなり買わせようとしたり、「フルで揃えないとダメに決まってる!」くらいの勢いで営業を掛けてくることもある、というケースも。
ビビった。
ダイビングのライセンス(Cカード)講習を受けようとしてる社内の同僚から相談が来たんだけど、開口一番細い声で「SNSIのコースって80万もかかるんですか・・?」
「はちじゅうまん?」
二度聞きしてしまった。(続)— ダイバーラウンジ DiverLounge @ Let’s dive. 潜ろうぜ! (@diverlounge) June 18, 2020
これは昨年の僕のつぶやきですが、聞いた話の中でも極端の例です。
これからOWコースを受講しようか考えているお客さんにフル器材を揃えることの大切さを(過度に)訴えた結果の高額営業。そりゃダイビングを続けてるうちにこのくらいの金額使ってる可能性は全然あり得ますが、始めるか否かでドカッとこの金額言われてもねぇ・・・この知り合い、ダイビングやっぱりやめた方がいいのかと悩んでしまったので「レンタルでいいよ!!」って言って止めました。
大事なのでもっかい言いますが、すぐすぐ買い揃える必要は無いんです。マイ器材が欲しい!!ってなったタイミングで少しずつ揃えていけば良い話で、マイペースで良いに決まってるんです。
なので、もしショップさんが激しめな営業攻勢を掛けてきたら、それは話半分で聞いときましょう。買う気が無かったのに話に乗せられて買い揃えてしまった・・・とはならない方が良いと思います。(そういう流れで買い揃えた物を結局愛用してるダイバーさんもいることは確かですが、あまり健康的な揃え方とは思えないのが正直なところです)。
量販店で購入する(リアル店舗編)
ダイビング器材の買い方、その2。
量販店で購入する!
と言っても、当然ですが量販店って家電量販店のことでは無いです(GoProとかTG6とかは買えますがw)。ダイビング器材の量販店というものがあります。
はい、その量販店というのがこちらの2つになります。
赤いmic21は国内外15店舗と最も多くの店舗数を抱えており、更にはライセンス講習やファンダイビングも申し込めるダイビングショップ要素も兼ね備えた量販店です。
青いAQROSは東京都内と沖縄を中心に店舗を展開している量販店で、丁寧なお客様対応で評価が高いです!
量販店で購入するメリット
量販店でダイビング器材を購入する上でのメリットは、とにかくほぼ全てのメーカー・ブランドの器材が購入できる点です。
ダイビングショップの場合だと、取り扱ってるメーカー・ブランドに偏りがある場合がありますが、その心配は量販店ではほとんどありません。前述の器材群はもちろん、カメラとハウジング、曇り止め、ログブック、水着やサンダルに日焼け止めなど、とにかくダイビングでこれは使うかも!というアイテムはほぼ全て揃っています。
そして何よりも、それらの器材・アイテムに精通したスタッフさんに話を聞きながら器材を選べること。これも大きなメリットですね。
スタッフさんも単純な従業員ではなく、元々ダイバーだったり、インストラクターをやってた方もたくさんいらっしゃいます。なのでいただけるアドバイスがとても身近で親近感湧くんですよね。その上で仕入れている器材の仕組みにも相当詳しいので、選び方の基準を自分の中で作る上でとても参考になるアドバイスをいただけます。
より多い選択肢の中で自分に合う器材を探しやすい!!
オーダー制や直しが無い限りは、購入したらすぐ器材を持って帰れるのもメリットの1つです。
気をつけなきゃいけないこと
気をつけなければいけない点・・・としては、まず店舗数の少なさが挙げられます。
mic21にしろAQROSにしろ、全国レベルで展開されている訳ではありません。
mic21の国内店舗は全部で11店舗。そのうち、沖縄に3、東京に2、千葉に2、神奈川・愛知・大阪・福岡に1店舗ずつと、少し分布に偏りが見られます。伊豆とかに無いのが地味に意外。
AQROSの国内店舗は渋谷、池袋、沖縄の3店舗。今で言うと渋谷がリニューアルオープンのために閉店中(2021年7月オープン予定)なので、実質2店舗なうという状態です。
なので、全体的に行きづらさはちょっとあります。
更に言えば、営業時間。
mic21の場合は12:00〜20:00、AQROSの場合は11:00〜20:00。平日の仕事帰りに行こうと思うと、意外に閉店時間早めなので慌てる時間帯です。
なので例えば土曜にダイビングを控えてて、直前の金曜に「しまった!!アレがない!!」と言って慌てて行くには、気持ち的にストレス高めです(笑) なので、行くならダイビングに行かない休日に、何をいつまで買うべきなのか計画を持って、というのがオススメです。年中無休ではあるので、その辺の調整は自由に出来ると思います。
あとは・・・うん。
デパートのファッション屋さんと同じかな。あれもこれもと売ってこようとする営業攻勢強めの店員さんがもしいたら、
逃げろ!!!!
量販店で購入する(ネット編)
さてリアル店舗編で紹介したmic21とAQROSですが、オンラインショップもあります。
更に言うと、どっちもネット通販大手のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングに出店しています。
量販店のオンラインショップで購入するメリット
オンラインショップを使うメリットは、やっぱり価格と手軽さにあります。
価格で言えば、全体的にざっと見る限りリアルで買いに行くのと同じくらいの価格で設定されている印象です。
ただ、例えばAmazonであればPrime会員に登録していれば送料が無料になるとか、楽天であれば3ヶ月に1回行われる楽天スーパーSALEで超値引きされた器材を購入するチャンスがあるなど、価格面のメリットがだいぶあります。ポイント貯まるし。
あと頼んだものは自宅まで配送されるというオンラインショップならではの手軽さがあります。頼んだものが何でも家まで届けてくれるって、時代ですよねぇ。
気をつけなきゃいけないこと
気をつけなければいけないこととしては、やはりオンラインショップならではなのですが、その場で器材を見たり、スタッフさんのアドバイスを受けながら購入が出来ないという点です。
掲載されているレビューもそれなりに参考にはなりますが、結局自分に合ってるかどうかが大事なことを考えると、判断材料が少なめなのが少し不安にはなります。
なのでまずはログブックとか、ライトとか、スーツを掛けるハンガーなどなど、そこまで高くなくて、買って失敗してもそこまで問題にならないような物から試し始めてみるのがベターかもしれません。
あと、頼んだものが家に届いてくれる手軽さがあるのは前述の通りですが、届くまで日数が掛かる場合があることも注意です。
大体は頼んで1日〜3日で届く場合が多いですが、オーダーメイドな物を頼んだり、在庫を手に入れる必要があったり、道路状況によっては少し日数が掛かってしまう時もあります。
なのでダイビングに行く予定日の直前にネットで器材を購入して、前日になっても届かない!と焦る可能性も無きにしもあらず。計画的にいきましょう。
その他のオンラインショップで購入する
さてそのオンラインショップですが、mic21・AQROS以外のオンラインショップもいくつか用意されています。
オンラインショップで購入する際のメリットや気をつけなければいけないことに関しては前述の通りで、器材を買う際の判断材料がリアルで買いに行くのに比べて少なくなる不安がありますが、手軽さはもちろんですし、選択肢が広いに越したことはありません。
ざっと見る限り評価の高そうなオンラインショップをいくつか載せますね。
ダイビング専門店ファインド
有限会社ファインドザベストが展開しているオンラインショップ。楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングというメインどころには全て出店されています。
ダイビング器材はもちろんですが、子供向けのライフジャケットやゴーグル・帽子などのスイミングアイテムを重点的に販売されているのも特徴的です。
あと有限会社ファインドザベストは、愛知県でプール施設を持つダイビングスクールソットマリノも運営されています。
街のダイビング屋さん
株式会社ステラブルが展開しているオンラインショップ。専用のオンラインショップのほか、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングに出店しています。
単純なダイビング器材の販売だけではなく、中古器材の販売やメンテナンス・オーバーホールの対応、買取りとかもやっています。沖縄でダイビングする人向けにレンタルなんかもやってるみたいです。
番外編:マリンダイビングフェアで購入する
ここからはダイビング器材の買い方、番外編です。
まずはマリンダイビングフェアで購入するパターン。
何度かこのブログでも紹介させていただいてますが、マリンダイビングフェアは年に1回池袋で開催される国内最大級のダイビングフェアで、ここではmic21、AQROSを中心に、ダイビング器材の大放出セールが行われています。
ちょっと古いモデルになった器材やミニアイテムが、とんでもない価格で販売されています。
なので一時前までは、このコーナーが圧倒的な人出になっておりました。今見ると、すっげぇ密。笑
そんなつもり無かったのに思わず財布の紐緩んじゃった人もこの中にいらっしゃるんじゃないでしょうか?
さすがに初めての器材購入をこの場で行うのはあまりオススメはしないのですが、ちょっとしたミニアイテムを大量に買い込んだり、軽器材の予備を買っときたい!みたいな時に良いかもしれません。
番外編:中古器材をヤフオクやメルカリで購入する
もう1つの番外編。番外編中の番外編。
オンラインショップ、或いは一般のユーザーが出している中古器材を、オークションサイトやフリマアプリで購入する、というパターンです。
当然ですが、これまで紹介したダイビング器材の買い方と比べて、はるかに安い価格で器材を手に入れられる可能性が高い手段です。
ですが、先述の「オンラインショップでダイビング器材を購入する」際のデメリットに加えて、器材の品質保証というリスクがかなり上がってしまう手段になります。
出品しているユーザーも買ってもらいたくて出品してるので、器材が現状どんな状態になっているかは事細かに記載している方が大半ですが、全員がそうしてくれている訳ではありません。知らぬ間にとんでもない不良品をつかまされる可能性もなきにしもあらず。。。
なので、普段よりも更に「買って失敗しても、本当に問題ないやつ」から試すのがベターだと思います。ここで初めてダイビング器材を買うのは・・・オススメしないです!!
まとめ
という訳で、ダイビング器材の手に入れ方、買い方についてざっと並べてみました!
いかがでしたでしょうか。
記事の中で、無駄に字を大きくして強調していたキーワードがあります。
それはダイビング器材は最終的に自分に合うかどうかが鍵であること。
器材は機能面が大事ですが、一番大事なのは自分のダイビングが快適になるかどうかという点です。
自分の体格、操作のくせ、ダイビングスタイルに適した器材をちゃんと選べるかどうかが大事です。
そのために変にメーカー・ブランドの名前や周りの人気や価格の安さだけで器材を選ぶのではなく、しっかりした判断基準を自分の中で作りながら器材を選べるようにしていきましょう!
という訳で、今回は以上になります。
お読みいただき、ありがとうございました!
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