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【エア切れはしたくない!】ダイビング中のエアの消費はどうやったら抑えられる?

こんにちは!ダイバーラウンジです。

 

ダイビングをする上で、一度は皆さん、エア(空気)の消費について悩んだことはありませんでしょうか?

一度は悩むことであると同時に、潜ってる間に心配したくないことですよね。

 

「他の人よりエアが減るのが早くて、ダイビングが早く終わっちゃう・・・」

「エアのことは気にせずにポイントポイントをしっかり楽しみたい」

 

そう思うのは勿論だし、終盤で残圧がもう全然ない!と焦りたくも無いですよね。

 

僕も今でこそ、エアの減り具合で困ることはそこまで無くなりましたし、

何となくその時その時のエアの減るタイミングが読めるようになった感じはあります。

ただやっぱり、人より減るスピードが早くて悩んでた時期もあります。

 

このエアの消費、少しでも抑えていく方法はあるのでしょうか?

ちょっとその点について書いていこうと思います。

 

究極言えばコツやスキルは無く、慣れ

はじめっから元も子もない僕の結論を言ってしまうと、

ダイビングにおけるエアの消費を抑える「コツ」や「スキル」というものは無い、と思っています。

究極言ってしまえば「慣れ」。回数を重ねてくごとにちょうど良いエア消費になっていくものだと考えています。

 

僕も「あまりエア消費を気にせずダイビングを楽しめてる状態」になってきたなぁ、と薄々感じ始めたのって、本数的に言えば70〜80回を超えた辺りです。

裏を返すとはじめの方は、普段とは違う慣れない呼吸法なわけですし、エアの消費が早くなってしまうのはものすごく当たり前なことだと思います。

その上個人差もどうしてもあるものなので、人より早くエアが無くなってしまうことについて、特にはじめの方でそこまで気にする必要はないんじゃ無いかなぁ、と。

 

とは言え、「心掛け」みたいなものはあると思います。

それを経験談と共にお話しさせてください。

 

エアの消費を抑えたくて僕がやってたこと ※マネしないように※

やはり僕もはじめは、人よりエアの消費が早いことに悩んでおりました。

ので、エア消費抑えるためにあれこれやってきた歴史があるので紹介します。

紹介はするのですが・・・ぶっちゃけ、悪例として紹介します。ので、絶対にマネしないようにしてください。

 

結構悩んでたはじめの頃

OW(オープン・ウォーター)を取り立ての時にショップさんのツアーに参加して早速潜りに出かけるのですが、

単に初心者だから少ない、というよりは、もう単純に早すぎる、と思えるくらいに激しかったんですよね。

後ろを潜っていたベテランさんにも「泡、めっちゃ出てるよね」とは言われてました。人から見てもやっぱり呼吸激しかったみたいです。

 

で、ちょっと自分の傾向について考えてたのですが・・・

自分は中学〜高校の間吹奏楽をやっていたこともあって、口で呼吸すること自体は慣れていたんですよね。

ただ、楽器を吹く時の呼吸って、腹式呼吸で一瞬で吸い、一瞬で吹きこむ呼吸法。

どうもその延長でダイビングの口呼吸をやってたみたいです。

 

実際周りで潜ってくれてた人も「泡めっちゃ出てる」と同時に「出るスパンが短い」と言ってくれてたので、やっぱりそういうことかなと思ってました。

一瞬でめっちゃ吸って、若干スピーディにめっちゃ吐く、という状態になっていたようです。

ダイビングの呼吸でよく言われる「ゆっくり吸い、ゆっくり吐く」というのが出来ていない状態でした。

 

ゆっくりを意識しすぎて、息を吸った後に止めてしまっていた

なのでこの「ゆっくり吸い、ゆっくり吐く」形でスピードを抑えていくことを意識しようと思ったのですが、

そんなすぐ改善されるわけがなく、エアの消費のスピードはそこまで変わらず、うまくいきません。

 

で、ジタバタしてた結果、何が起こってたか。

ゆっくりを意識しすぎた結果、息を吸った後に数秒息を止めてしまっていたんです。

これは「スキップ呼吸」という、途切れ途切れな呼吸をしてしまう状態でして、立派な悪例です。

 

で、この呼吸をダイビング中やってるとどうなるかって言うと、潜り終わった後(または潜ってる途中、終盤辺り)にめっちゃ頭痛がします。

いわゆる酸欠状態です。

 

こうなってしまう時期が一時期続いてしまいました。

時にはその日2回潜るつもりが、1回目の後の頭痛がひどくて2回目をキャンセルすることもあったくらい。

正直この時期は潜り終わりの気分も含めて、楽しくなかったです。

なので、ここから「ゆっくり、でも息は止めない」という意識でおりました。

 

そのうち、普通に呼吸していた

この「ゆっくり、でも息は止めない」という意識のままダイビングを続けていたのですが、

70回を超えたあたりで、そうした意識もなく普通にダイビングをしておりました。

そこからは明らかにエアの消費のスピードも緩やかになっており、心配することも無くなっていました。

 

陸の鼻呼吸と海中の口呼吸はもちろん違うのですが、

何というか、あまり違う感覚では無くなってきたんですよね。陸でしてる呼吸をそのまま海中でしている感じ。

正確に言えば、陸でしている呼吸のリズムが、そのまま海中でも続けられている感じ。

 

前述した通り、ダイビングの呼吸はよく「ゆっくり吸い、ゆっくり吐く」と言われますが、

僕の場合、陸でしている呼吸が結構そういう感じで出来てるっぽかったんですよね。

変に大量に吸おうとせず、細く長く吸い、普通〜〜〜〜に吐いてく感じ。

海中でも同じようなリズムで呼吸できるようになってきた気がします。

 

そこから現在に至ってます。

吸い方も吐き方も落ち着き、格段にダイビングを楽しめるようになったと思っています。

もちろんですが、一時期起きていた頭痛みたいなのは今はありません。

 

経験から思う、エアの消費を抑えるための心掛け

こうした経験を踏まえて、

エアの消費を抑える「コツ」とか「スキル」とかはあるように感じないですが、

心掛けみたいなのはありそうだな、と思っています。

 

ここでは僕が思う、心がけると良さそうなことを何点か挙げていきますね。参考になれば嬉しいです。

 

普段の呼吸と違う、と思い過ぎない

普段と違う口呼吸、あれしよう!これしよう!と思う前に、まず普段の陸での鼻呼吸をどうしてるのかをまず意識してみましょう。

で、海でする口呼吸を、あまりに違うものと捉え過ぎないこと。これが大事だと思います。

 

勿論、この2つの呼吸法は違うものです。どんなスピード・リズムで行われるかは個人差があります。

僕はたまたま同じような感じで行けばエアの消費抑えて楽しめる感じになりましたが、人によっては普段の陸での呼吸が浅く、同じスピード感で海でも呼吸するとむしろ息の量足りなくなる!ってことにもなり兼ねません。

ただまぁ、とりあえずどちらも生きるためにやる呼吸であることに変わりはありません。

尚且つダイビングは身体能力の限界を試すスポーツでも何でも無いので、物凄く意識的に呼吸法を変えてく必要は無いわけです。

意識し過ぎないことがポイントだと思います。

 

大きく吸おうとしない、大きく吐こうとしない

心掛けとしては、結局は「ゆっくり吸い、ゆっくり吐く」は変わらないです。

ただ前述した通り、物凄く意識的に呼吸法を変えてく必要はありません。もっと言うと、息を吸う量を突然大きくしたり、突然スピーディに息を吸ったり吐いたりする必要は全然ありません。

 

よく言われるのですが、鼻呼吸から口呼吸に変わると、レギュレータから入ってくる空気の量がいつもより少ないようにはじめは感じます。

ただ当然ですが、少ないわけでは全然ありません。普通に吸えば、陸で吸ってる量とそこまで変わらないです。感覚が違うから余計にそう感じてしまうんですよね。

なので変に大量に吸おうとせず、いつもと同じ量をゆーっくり吸っていけば良いんです。

で、似たような感覚で吐いていけば良いと思います。

 

無駄に暴れない

前述した通り、ダイビングは身体能力の限界を試すスポーツではないので、呼吸法を変に変える必要はありません。

裏返すと、呼吸法を変えなきゃいけないくらい動いてしまうと、エアの無駄な消費の原因になります。

 

生き物追いかけるために無駄に急いだり、

海流に敢えて抗う形で頑張っちゃったり。

これしたら勿論エアの消費は早くなるし、何なら普通に危険なのでやらないようにしましょう。

 

あと、最初の潜降でなかなか下に沈めなかったり、潜ってる途中で突然浮いてしまったり、逆にオーバーウェイトで中性浮力がなかなか取れなかったりして、焦ってテンパってしまうと、気がつかないうちに呼吸が早くなってエア消費の要因になってしまいます。

もちろん異常が起きたら対処はしないといけないですが、なるべく平常心を失わず、時には身を任せてしまうくらいの態度が大事かと思います。

 

あとは回数重ねて慣れるべし

とは言え心掛け変えるだけで突然エアの消費がおさまるわけでは無く、

焦らずに回数を重ねながら慣れていくのが一番かな、と思います。

そのうち自分の一番楽な呼吸のリズムにありつきます。

 

あともう1点大事なのは、他のダイバーさんより早くエアが無くなってしまっても、意地はらずにガイドさんはじめ、周りにちゃんと知らせること。

周りへの迷惑より、安全第一です!

 

 

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