こんにちは!ダイバーラウンジです。
新型コロナウィルス感染症の勢い、1年経った今日でも全く勢いが衰えないですね・・・
昨年末に1日の全国の感染者数の最多をまた更新してしまい、「これ以上拡大するなら緊急事態宣言も視野に入れる」と、予断を許さない状況となっています。東京都から政府に要請も出たとニュース出ましたしね。
※注)1月より緊急事態宣言発令。本来は3月7日で解除予定でしたが、2021年3月5日現在、1都3県のみ2週間延長する方針だと報道されております。
元々現時点では、営業するにあたって各業種別に感染防止のガイドラインを個別で作って運用することになっていました。
それを受けて一般社団法人日本レジャーダイビング協会(JLDA)がダイビング事業者向けにガイドラインが作成していたのですが、第1版が5月21日に作成され、9月17日に一部改訂された第2版が作成されました。
「新型コロナウイルス感染症対策ダイビング事業者向けガイドライン」第2版
更にはこのガイドラインに記載されたチェック項目を満たしたとみなされた事業者さんにはその証となるステッカーが配布されています。
新型コロナウイルス感染症対策ダイビング事業者向けガイドライン適合施設チェックリストに関するお願い
このガイドラインですが、基本的にはダイビングショップなどの事業者向けではあるものの、読んでいると参加するこちらゲスト側としても、普段の体調管理や施設の使用について気をつけられそうなことが幾つかありました。ちょっとこの記事を通して掘り下げてみようと思います。
もちろん今後の状況はいくらでも変化する可能性があるので「この通り動けばいい」というものではないですが、ひとつの指針にはなりそうだな、と考えています。あくまで僕が個人的に考える行動指針となるので、それを踏まえてご覧ください。
体調管理について
ガイドラインでは、健康チェック項目に該当するゲストの参加は断るように、と記載されています。
裏を返せば、この健康チェック項目に該当する場合は、自分から参加をキャンセルするのがベターということになりますね。
ガイドラインに記載された健康チェック項目はざっくり、以下の通りです。
- 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の症状がある
- 糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患があった上で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある
- 発熱(37.5度以上目安)や咳など、比較的軽い風邪の症状が4日以上続いている
- 新型コロナウイルス感染症陽性と診断された人と濃厚接触がある
- 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる
- 入国後の観察期間が必要と発表されている国・地域等への渡航歴がある人との濃厚接触がある
- 嗅覚・味覚に異常を感じる
これに該当する場合はなるべくキャンセルした方が良いってやつですね。
ここ最近だと特に最後の嗅覚・味覚の異常がコロナの症状の特徴として非常によく言われているので、この点への注意は必要です。
というか、元々コロナに関係なく、安全なダイビングをするために風邪や発熱などの体調不良がある場合は控えるべきとなってましたので、実は普段から気をつけていることとそこまで大きくは変わりなかったりします。
ただ、いつも以上に普段から体調管理をやっておくに越したことはないですね。それこそ、
- 毎日体温を測っておく
- 手洗い・うがいをいつもより丁寧にやる
- 外を出歩かなければいけない時はマスクを着ける
- 人口密度が高そうな場所
などなど、体調管理に加えて余計な感染の予防を普段からこなしておくことが重要そうです。
施設利用の際の注意点
ガイドラインでは、利用する施設の場内衛生を確保するための行動指針も記載されています。
具体的にはざっくり、こんな項目。
- 定期的に消毒する。特にドアやテーブルなど、人がよく触りそうな場所は入念に消毒しておく
- こまめに換気する
- 一度に利用する人数を制限する
- アルコール消毒液を設置する
- 支払いはなるべく電子決済で済ませる
これらの指針が施設全体を始め、トイレ、休憩スペース、更衣室、ボートの上などの場所が指定されながら記載されています。
これを受けて、ゲストとして施設を利用する時に気を付けられそうな項目を挙げてみます。
- こまめに手指の消毒をする
今やオーソドックスですが、施設の入口にはほぼ100%アルコール消毒液があるわけですし、その日初めて入った時とか、ダイビングから帰ってきた時のタイミングなどに、こまめにアルコールを使って手を消毒し、清潔を保っておきましょう。
- やたらと色んな場所を触らない
前述の「手を清潔に保っておく」一番の理由は、施設内のものを触る手をなるべく清潔に保って感染源になることを防ぐ点にありますが、そもそも触る場所をなるべく少なくしておくのも有効になりそうですね。
施設の中ってどうしても器材や本、飲み物とそのグラス、色々と手に取りたいものが多くはあるのですが、必要でない時にあれこれ触らないようにしておきましょう。
あと施設内とか全然関係ないですが、顔を触る癖にも注意。自分が思ってる以上に顔触ってるもんなんですよね。これは普段の自分の行動含めて注意深く見ておいた方が良いです。絶対。何で妙にこの点だけ強調するかと言うと、コロナではないのですが僕もこの癖が原因と思われる形でアデノウィルスを食らったことがあるからです。流行り目ってやつ。目が腫れて痒くて痛くて大変だった!!
- あちこち動き回らない
一般的な感染症対策として「3密を避ける」というのがありますが、ダイビング中もボートの上や器材の洗い場、迎えに来てもらったバンの中など、すぐに密集しちゃいそうな場所って結構ありますよね。
正直どうしようもないシーンも絶対あるとは思うのですが、必要でない時はなるべく人と距離を空けながら行動が取れると良いですよね。それこそ、ログ付けする時とか、潜る前にブリーフィングする時とか、そこまで人同士近くなくて良いタイミングはたくさんあります。
あと、施設内のものをあちこち触らないのと同様、あちこち動き回って人の動きを邪魔しないように行動する!ですね。
プラスで・・・ダイビング後の飲み会も密集地帯になりかねないのは要注意ですね(^^;)
PCR検査が必要になった時の対処法
当然、ガイドライン通りにダイビングショップさんが対応してたとはいえ、ショップ内で感染者が発生する可能性を完全に消すことはできません。
なのでガイドラインには、万が一感染者が発生した時の対応法も記載されています。
感染拡大の恐れがあるため速やかに休業を行ない、保健所と対応にあたる。
- 即時に保健所へ報告。(求められる情報の速やかな開示)
- 保健所の指示に従ったうえで、早い段階で休業を決定し、関係者への周知の徹底。
- 自社内だけでなく行政に対する関連者リスト提出を求められる場合を想定し、抽出するデータベースの確認や作表の手順などを事前に具体化。
「本人からの通告」と記載されていますが、自身が新型コロナの陽性だと確認できた場合は、ショップさんにその旨を通告する必要が出てきます。
が、厚労省が出している一般的なガイドラインなどを見る限り、そもそもPCR検査が必要になった、または受けた後の対応も必要だと考えた方が良さそうです。
PCR検査が必要になる場合とは?
ここで言う「PCR検査が必要になった場合」というのは、
- 医師に必要だと判断された場合
- 濃厚接触者だと判断され、保健所や医療機関から連絡が来た場合
といったように、専門機関からPCR検査を受けるよう言われた場合を指します。
帰省やその他の目的で自費でPCR検査を受ける場合は「自主的」な検査となるため、上記の「必要になった場合」には当てはまりません。
PCR検査を受けることになったら
PCR検査が必要になり、実際に受けることになった場合、まず一旦検査結果が出るまではダイビングに行くのは控えておきましょう。
またダイビングに行った直後(目安は濃厚接触者の定義にもなっている2日前後)に何かしら症状が出て、やはりPCR検査が必要と判断された場合も、行ったショップさんへその旨の連絡はしておいた方がベターだと思います。ショップさんにとって念の為の対策(その日の参加者リストまとめや連絡手順の確認など)に充てられる時間が比較的長くなるためです。
PCR検査の結果が出たら
PCR検査で万が一陽性が出たら、少しでも早くショップさんに伝えましょう。一緒に参加していた友人がいる場合は、保健所から連絡を受ける心の準備が出来る意味でも、伝えておいた方が良さそうです。恐らくその後の指示は保健所や医療機関から来ることになるので、それに従って行動する形になります。
陰性の場合も、ショップさんにその旨は伝えて安心させてあげましょう。ただ自身に関しては、一般のガイドラインに倣い、14日間はダイビング含めて外出をなるべく控えておくようにしましょう。
遠出は控えるべき?
現時点ではGo To トラベルキャンペーンは一時停止となっており、再開は1月12日以降とされています。
※緊急事態宣言が発令され、Go To トラベルキャンペーンは2021年3月5日現在も一時停止のままとなっております。
その動きもあったので「遠出のダイビングはなるべく控えた方が良いのでは?」という空気がどことなく漂っていますよね。
現状だと最終的には自己判断となってしまうので、どちらを選んだ方が正しい、というのは正直無い気がしています。
Go To トラベルがあくまで停止されただけで、旅行自体を止められている訳ではないです。「全額払って今行きたいところがある」のであれば自己判断・感染対策をなるべくした上で行く!!と判断されても特段問題はないのではないでしょうか。
一方で「自分が広げる原因になりたくない」「どこで感染するか分からない」など、諸々リスクを想定して行かないという判断もおかしい訳ではない。結局どちらも正当な判断だと考えています。
もちろん、緊急事態宣言が出るなどして外出の自粛が呼び掛けられたら、また判断基準は変わってきます。ニュースで引き続き状況を確認していくしかないですね。
まとめ
状況が刻一刻と変化していく中でどう判断するかって本当に難しいですよね。
僕も今考える指針はこの記事にひと通り書きましたが、心のどこかで「緩くないか?」「これで本当に自分は感染しないのか?させないのか?」と自問しているところはあります。
とはいえ、コロナを恐れすぎるがあまりダイビングに行くこと、外に出ようとする気持ちが悪と捉えられてしまうのは非常に良くない。
織り合いと、冷静に状況を見て考えることが必要ですが、あまりネガティブにならずに今やれることを最大限にやっていきましょう(^^)
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