【レジャー白書2019】ダイビングやってる人口とマーケットを調べてみた【更新しました】

ふと、「日本でダイビングしてる人って実際どのくらいいるんだろう?」と思い当たったものの、案外その実態って詳しく載ってるデータがあまり無いな、と気付いた今日この頃。

そこで、たまーに余暇活動について日経とかで記事が上がる時に名前が出てくる、「レジャー白書」。この書籍にて、日本で大体どのくらいの人がダイビングを楽しんでいるのか、調べてみることにしました。

レジャー白書とは?

レジャー白書とは、日本の国民のレジャー活動の全体的なマーケットを調べるために、公益財団法人:日本生産性本部が毎年1回発行している書籍です。

※公益財団法人:日本生産性本部についてはこちら

彼らの独自の調査方法を用いて、あらゆるレジャーのマーケット状況を抽出し、例年と比べてどの様な違いが起こっているのかを分析する、というのがこのレジャー白書の主な目的です。

今回取り出したのは、半年ほど前に発行された2019年8月に発行されたレジャー白書で、2018年1年間の現状について分析がなされています。

 

レジャー白書における調査方法

調査の対象や規模は以下の通り。

  • 調査対象:全国15〜79歳男女
  • 有効回収数:3,226
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査時期:2019年1月〜2月

ここで出た数字を日本の同世代の人口(9,988万人)と掛け合わせて、各スポーツの人口が推計されています(ちなみに2017年の計測時は10,021万人。一昨年の2016年は10,066万人。確実に減ってる・・・・)

推計されているのは、主に以下の指標になります。

 参加率  ある活動を、1年に1回以上行った人の割合
 参加人口  参加率に上記の人口を掛け合わせて推計した数字
 年間平均活動回数  ある活動を行なった人の1人当たりの年間活動回数の平均
 年間平均費用  ある活動を行った人の1人当たりの年間活動費用の平均
 参加希望率  ある活動を将来やってみたい、或いは今後も続けたいとする人の割合
 潜在需要  やってはみたいけどまだやれてない、つまり期待される需要の大きさ

 

2018年のダイビングマーケットの実態

てなわけで、このレジャー白書の41ページ以降に掲載されている図表をもとに、ダイビングに関する数値を見てみたいと思います。

※レジャー白書では、ダイビングは「スキンダイビング・スキューバダイビング」という項目で、スキン・スキューバをまとめた数値として掲載されています。なので、以下から紹介する数値がスキューバダイビング単独の全体像とは言えないので、その点はご了承ください。

2018年のダイビングの実態

 指標  数値
 参加率  0.8%
 参加人口  約80万人
 年間平均活動回数  4.0回
 年間平均費用  11.9万円
 参加希望率  5.4%
 潜在需要  4.6%

 

2018年のダイビングマーケット

上記の数値をそのまま単純に使用すると、2018年時点のダイビングマーケットはこんな換算になります。

  • 現状マーケット:80万人 × 11.9万円 = 952億円
  • 潜在マーケット:429万人 × 11.9万円 = 5,105億円

 

・・・・・・・!?

 

ごめんなさい、なぜ驚いてるかと言うと、同じ計算を2017年版でやった時は、現状マーケットは1,464億円、潜在マーケットは5,246億円だったんです。昨対比で言えば、潜在マーケットは▲0.01%とそこまで変わりませんが、現状マーケットは昨対▲35.0%。潜在変わらないのに現状は異様に落ちてるってことか・・・!

もちろん調査方法が調査方法なので、実態をどこまで正確に割り出せてる数値なのかは議論の余地があるかと思います。とは言え、後述しますが、僕が2年前から過去数値も含めて調べてきて、現状のダイビング人口が100万人割れ、現状マーケットが1,000億円割れてるのは初めて見ます。これは・・・どう考えるべきなんだろうか・・・

 

過去10年間の推移について

さてこのマーケットが、過去のレジャー白書10年間でどの様に変遷しているのか

参加人口の過去10年間の変遷が載っていたので、それをそのまま書くとこんな感じになってました。ついでに2007年分も載せて11年分掲載していました。

 年度  参加人口
 2007年  170万人
 2008年  100万人
 2009年  170万人
 2010年  180万人
 2011年  130万人
 2012年  120万人
 2013年  150万人
 2014年  120万人
 2015年  110万人
 2016年  140万人
 2017年  120万人
 2018年  80万人

前述している通り、この記事を書くようになってから、現時点のダイビング参加人口が100万を割ってるのは初めて見ました。

記載されてる通り、この調査方法だと年度に上下に波打ちしやすい傾向があるのは確かですが、それでも波打ちながら緩やかに下がっていってる・・・と言うのが現状な感じですね。

 

各データの詳細・他スポーツの比較

このレジャー白書では、ダイビングを含めて計28項目のスポーツの実態が調査されています。各データについて、他スポーツと比べてどの様になっているのかを比較してみました。

参加人口について

前述した通り、2018年時のダイビングの参加人口は80万人です。

全28項目のうち、ダイビングの参加人口は23位と、結構下位の方にありました。

1位は「体操(器具を使わないもの)」ということで、いわゆるエクササイズがここにあたるのかなと思いました。参加率は24.1%、参加人口は2,410万人と、ダイビングの約30倍もの規模を誇っていました。手軽さを考えると致し方なしな感じはありますが・・・

 

年間活動費用について

こちらは11.9万円

そして順位はというと、全28項目中2位と非常に上位でした。

まぁ、かかる費用は他スポーツと比べて高いのは間違いないですが・・・前年は4位だったんですよね。昨年2位と3位に入ってた「サーフィン、ウインドサーフィン」「ヨット、モーターボート」は、今年に関しては活動費用が下がっておりました。

ちなみに1位は「ゴルフ(コース)」お付き合いの例の奴ですね。費用は14.3万円でした。

 

1回あたりの費用について

今回は新しくこの数値も調べてみようと思いました。

簡単に言えば、「年間平均費用÷年間平均活動回数」で割り出される金額になります。

ダイビングに関しては29,930円ですが、順位で言うと、全28種目中1位。最も高額となっておりました。

年間平均費用で見た時の1位である「ゴルフ(コース)」は、1回あたりとなると10,090円となり、ダイビングの半分未満の数値になります。やっぱり、割高ぁ・・・・

 

潜在需要について

ダイビングの潜在需要!こちらは4.6%になります。

全28種目中の順位は、2位です!高い!!

ちなみに1位は「水泳(プール)」でした(5.3%)。何でだろう・・・

2016年にも潜在需要率は全28種目で1位でしたが、2017年は2位となっておりました(1位:水泳 5.3%、3位:パラグライダー 3.9%、4位:トレーニング 3.6%)。

潜在需要が3%を超えているのは上記含めて6項目(水泳、乗馬、スキー、スノーボード、釣り)で、あとはどっこいどっこい、といった数字でした。メジャーなスポーツは元々参加率が高いから、ものによっては潜在需要がマイナスになる(参加率が参加希望率を上回っているパターン)ものが多いのも要因のようです。

裏を返せばマイナーかつ未経験が多いスポーツの中で、ダイビングは一番興味深く見られてるものなのかな、とも思ったり。

 

まとめ

以上調べた限りの、ダイビングマーケットに関する所感です。

  • 参加人口は初めて100万人割る。マーケットも縮小傾向
  • 他スポーツと比べた時の参加人口はマイナーレベル(で、さらに少なくなっている)
  • 潜在需要は高く、マイナースポーツの中でも興味を特に持たれているスポーツと思われる

 

皆さんは上記の数字を見て、どんなことを感じたでしょうか。

僕は正直「え、このままでいいのかな?」って思ってしまったのが正直なところです。潜在需要が高いので、未だに多くの人に「やってみてもらいたいな」って思われ続けてるのに、結局やれてる人が少ないのは、一体どう言うことなんだろうか。。。

 

というわけで、現場からは以上です~~!!

 
※関連する記事

今までダイビングしてきた沖縄のポイント【随時更新】

2019年3月19日

ダイビングの事故って実際どのくらい起こっているの? ~過去10年の発生件数を探る~

2017年11月23日

ダイビングの魅力 〜何が楽しいの?〜

2017年9月17日

3 件のコメント

  • ハードルが高いんですよ。
    耳鼻科系統に問題がなく、海の状況がよろしく、ライセンスを保有する。
    気軽に行けないし。

    • まあすけ様

      コメントありがとうございます!
      確かにお金だけじゃなく、潜る前に超えなきゃいけないハードル多いですよね。。
      まずは沖縄や海外旅行の時に体験でやってみる、興味持てたらライセンス講習受けてみて、年数回ベースでやってみる、という感じで少しずつ続けていくのも良いのかなぁ、と思いました。

  • バブルのころと比較して、随分な数のショップがつぶれていきました。
    興味を持っても、若者には金がかかりすぎて気軽にできない感じです。
    今は、一部のショップが初心者に対して、露骨に機材をローンで買わせて囲い込もうとする姿勢はいやですね。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。