こんにちは!ダイバーラウンジです。
緊急事態宣言再開ということで、海にまた出掛けられない日々・・・泣
この際、昨年末サボってた分頑張って記事を書いてこうかと思います。
今回の記事では、初心への立ち返りという意味も込めて、「ダイビングの始め方」という、ダイバーなら一番はじめに何となく悩んでいたであろうテーマについて書いてみようと思います。
この話をする時、ほぼ確実に聞くのが「そんなの自分で調べりゃいいじゃん」という声。
あながち間違った反応ではないし、自分の知りたいことは自分で調べなよっていう気持ちも分からなくはないですが、意外に今でもダイビングの情報ってネット上でもあっちこっちに散らばってて、どれ参考にすればいいんだよって思ってるうちに足が遠のいていく・・・というのも絶対あり得ると思うんですよね。もったいない。
ここでは僕なりに、ダイビングをやってみたいかも!ってなった時に調べていく時の流れ、方針にあたるものを書ければと思います。
あくまで僕個人で考える方針ではあるのですが、緊急事態宣言が解除されて自由に外出できるようになったら、参考にしてみてください!
この記事の目次
とりあえずダイビングが本当に面白そうか調べてみる
ダイビングに初めて興味を持つタイミングって、人それぞれだと思います。
僕みたいに「何か海関係の趣味を持ちたい」と思い立ってダイビングに興味を持ったり、友達とリゾート旅行の計画立ててる時のレクリエーションの候補に挙がったりなど・・・様々なパターンが考えられます。

そこで色々思い浮かんでくる疑問の中で、
「ダイビング、本当に面白いのかな?」
というのがあります。取っ掛かりとして、まずここから調べてみるのはアリだと思います。
Instagram, YouTubeなどのSNSで見てみる
とりあえずダイビングの何が面白いのか、ダイビングで何が出来るのかを調べる上で、手っ取り早いのは実際に撮影された画像や映像を観て世界観を知ることです。
これは、今であればSNSやブログで結構チェックできます。

例えばInstagramで「#ダイビング」のハッシュタグで調べてみると、写真やら映像やらすごい出てきますよ!
今これを書きながらさくっと「#ダイビング」で検索してみましたが、ダイビング中に実際に撮影された写真や映像がわんさか投稿されています。一緒につけられてるハッシュタグを見れば、どの海で何が見れるのかが分かるし、ダイバーの写真もアップされているので、ダイビングに参加する際の雰囲気みたいなものも分かると思います。
またYouTubeでざっくり「ダイビング」と調べても結構動画がアップされているのが確認できます。
こちらは「Underwater Creator」を名乗る茂野優太さんのチャンネルで一番はじめにアップされた動画で、彼の目から見たダイビングの魅力が余すことなく映された素敵な動画です。
他にも幾つか惹かれた動画をピックアップしますので、是非観てみてください!
こんな感じで、SNSで「ダイビング」と打って調べただけでもこれだけ画像や映像がアップされているので、ダイビングの世界観を知る取っ掛かりとしてはかなり充分だと思います。これらの画像や映像群にもし惹かれたら、あなたはやはりダイビングをやるべきなのかもしれません(^^)
ダイビングできる場所について調べてみる
ダイビングが面白そうかどうかある程度調べられたら、実際にどこで潜れそうかも確認してみましょう。いわゆるダイビングポイントですね。
手始めに、日本で潜れるダイビングポイントについて確認してみてください。そのうちに、「日本で潜れるところって、こんなにたくさんあるんだ!」ということにお気付きになるかと思います。

どうしてもなんですが、「日本でダイビング=沖縄一択」というイメージはまだまだ根強いです。
会社で話してもまずこう言われるので、「この2年で50回潜ったけど一度も沖縄行ってないんです」って返すと大体驚かれます(笑)
これは前の記事で僕個人でまとめてみたダイビングポイント(正確に言えばダイビングの「場所」)になるのですが、僕の調査能力であっても300箇所近くのポイントが確認出来ます。専門の人がやったらもっとありそう・・・
何だかんだメインとなる沖縄で40箇所以上。千葉に神奈川、東京の離島、静岡に和歌山など、本州でもかなりたくさんのダイビングポイントが存在するんです。北海道でも潜るポイントあるし、ほぼほぼ全国で潜れるレベル。
なので一度ダイビングを始めたら、日本の多種多様な海の世界観を味わうことが可能です。
「実際それぞれの海で何が見れるの?」というのを調べたい場合は、まずGoogleで「ダイビング+○○(場所名)」と入れて検索かけた後に、
- 画像検索結果で表示される画像を確認する
- 検索結果の上位に出てくるショップのブログで確認する
などの手法で確認することが可能です。
ダイビングをやってる知り合いに聞いてみる
ダイビングの何が面白いかを知る上で、最終的により安心できる手っ取り早い方法として、周囲でダイビングをやってる知り合いに聞いてみるというのがあります。
それこそ会社の知り合いや、大学の同級生、周囲の友人といった人達に、です。

これは完全に僕のただの経験談ですが、ただ単純に「ダイビングを始めようと思ってるんだ〜」と周囲に言ってみると、意外な反応があるかもしれません。
もちろん何も知らない人から見たら「へ〜、面白そうだね」くらいの反応になるかもしれませんが、その中で「お、俺やってるよ!」という反応を得られたらこっちのもんです。質問攻めしましょう。
ダイビングの何が面白いかを調べるにあたって、やっぱり顔の知ってる人から聞く情報の安心感って大きいですからね。
どんな点にハマったのか、どこに魅力を感じるのか、今までどんなところで潜ったのかとか、そこを積極的に聞いてみてください。
聞いてみた結果「やっぱり面白そうだな・・!」と思えたら、やっぱりあなた、
ダイビング始めましょう!!
申し込めるダイビングのコース

ある程度ダイビングの魅力が自分の中で掴めてきて、「やってみたい!」という気持ちがより確実になったら、実際に申し込めるコースについて確認していきましょう。
初めてダイビングショップのウェブサイトに行って価格表やコースを眺めてると、思ったよりコースの種類がたくさん存在してて一瞬迷うかもしれません。一旦おさらいしておきましょう。
ファンダイビングは、はじめから申し込めるコースではない
通常、特定のダイビングポイントでのダイビングをガイド付きで楽しむコースのことを「ファンダイビング」と言います。

ウェブサイトを眺めていて、
- ダイビングポイントの名前
- 2ビーチか2ボートか、などの選択肢
この情報とそれぞれの価格が記載されているものは、大体この「ファンダイビング」のコースだと考えてください。

そのダイビングポイントの魅力を余すことなく紹介するためのダイビングが「ファンダイビング」なので、基本的にダイビングを楽しむ時はこのコースを選ぶのが定石になります。
・・・・・・が、こちらのコース、残念ながら最初から申し込めるコースではありません。
申し込むにはこなさなければならない条件があるコースなので、いっちばんはじめから「初めて潜ります!ファンダイビングでお願いします!」は出来ないんです。
ファンダイビングはダイビングライセンス(Cカード)が必要
じゃあその「ファンダイビングを申し込むために満たすべき条件」が何かというと、ダイビングライセンスを保持していることです。正確にいえばCカード。

ダイビングライセンス(Cカード)とは、ダイビングの知識や技術を指導している民間の指導団体が発行している「ダイビングを楽しむにあたって、必要な知識とスキルを習得済みである」ことを認定した証として発行されるもので、「Certification Card」を略して「Cカード」と呼びます。
これを取得することで、初めて「ファンダイビング」コースへの申し込みが可能となります。
じゃこのダイビングライセンス(Cカード)、どうやって取得すればいいのか?という話になりますが、これはライセンス講習(Cカード講習)を受講し、一定のレベルに達してると認められることで取得することができます。

このサイトにも記載されている通り、ライセンス講習を始めてダイビングライセンス(Cカード)を取得するまで3日以上はかかります。
・・・と、ここまで色々記載しましたが、一番言いたいのは「初めてのダイビングでファンダイビングは選べない」ということです。
じゃあ実際に初めてのダイビングでどのコースが選べるのか?について見ていきたいと思います。
初めてのダイビングで申し込めるコース① ライセンス講習
初めてのダイビングで申し込めるコースは大きく2つあります。まず1つ目がライセンス講習(Cカード講習)です。
前述した通り、ダイビングポイントを余すことなく楽しむ「ファンダイビング」を申し込むには、ダイビングライセンス(Cカード)を取得する必要があります。その取得をするためのライセンス講習こそ、初めてのダイビングから申し込めるコースです。

ここからは民間の指導団体であるPADIの情報をもとに記載していきます。
PADIのことをざっくり説明すると、数ある指導団体の中でも加盟国・加盟店の数がズバ抜けて多い世界一の規模を誇るダイビングの指導団体です。
ダイビングライセンス(Cカード)ですが、初心者からプロレベルに渡り、いくつかのランクが存在します。
その中で初めて受講する場合もいくつかコースは存在しているものの、基本的にはOWD(オープン・ウォーター・ダイバー)ランクのダイビングライセンス(Cカード)を取得する講習を受講することが大半になります。

PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースは、潜水計画から海況の判断、トラブルの回避など、ダイビングを安全に楽しむために必要な知識とスキルを本格的に身につけるコースです。
このコースを修了すると、ダイバーとして必要な知識・スキルを身につけた証明としてのCカードが発行され、コースで学んだ知識とスキルを応用して、受けたトレーニングと経験の範囲内で、監督者なしでダイビングすることができるようになります。
PADIサイトより引用
OWDのダイビングライセンス(Cカード)を取得すると、基本的に水深18mまでのダイビングポイントでのファンダイビングが申し込み可能となります!
ちなみに講習でどんなことをやるかというと、
- 知識開発(学科講習)
器材や安全ルールなど、ダイビングに必要な知識を教材を通して身に付ける。学科試験もあります - プールダイブ
器材セットアップやハンドシグナルなど、必要なスキルを海に行く前に実践形式で学ぶ - 海洋講習
知識開発やプールダイブでやったことを実際に海で実践する場
という感じ。
取得するのに大体は最短3〜4日掛かります。なので2週連続土日に来たり、お盆休みなどのまとまった休暇で受講する方が多いコースです!
初めてダイビングで申し込めるコース② 体験ダイビング
初めてのダイビングで申し込めるコースとしてもう1つあるのが、体験ダイビングです。

このコースは、そのダイビングポイントの中でも水深のそこまで深くない難易度低めの場所を使い、ガイドさんがしっかり付き添った上でその場の地形や生物を楽しむことで、ダイビングを文字通り「体験してみる」コースです。ゲームの「体験版」みたいなイメージですね。
ダイビングライセンス(Cカード)は必要なく、簡単なレクチャーでその日すぐ潜りに行くことの出来るコースになります。当然ライセンスが必要ないので誰でも参加できるコースです。
どちらを選ぶ?ライセンス講習と体験ダイビングの価格、メリット・デメリット
前述の通り、初めてのダイビングで申し込めるのはライセンス講習、体験ダイビングの2つになります。
「じゃあこの2つ、どっちを選べばいいの?」となりますよね。
ひとまず価格面を見てみますと、それぞれのコースの価格は大体この範囲になってきます。
ライセンス講習 (Cカード講習) |
体験ダイビング |
55,000円〜80,000円 | 8,000円〜15,000円 |
どっちも範囲広めですが、大体この辺りの価格帯と考えてください。
その上で、個人的に考えるそれぞれのメリット・デメリットを挙げていきます。
ライセンス講習のメリット・デメリット
- 続けるって決めないと高い
先ほどの価格表の通りで、単純に体験ダイビングよりお高めです。メリットで書いた通り、「ダイビングをするぞ!」の決意が強ければトータルでコスパは良いものの、そうでもない場合だと「高い金払って講習受けたけど、その後全然ダイビング行かなかったや」なんてことになったら結構もったいないです。
- 自分が楽しめるか分からないままファンダイビングに突入してしまう
例えば「ダイビングが本当に自分に合ってるか分かんない」とか「ちょっとまだ怖い」と思っていたまま講習を受けてライセンスを取得しても、それはそれでダイビングからいずれ遠のいてしまう可能性があります。
結局それはそれで、やはりもったいないです。
体験ダイビングのメリット・デメリット
- 比較的気軽にダイビングが出来る
前述の通り体験ダイビングは比較的水深の浅く難易度の低いところで行われるし、ガイドさんもガッツリ付き添ってくれるので、安心して気軽にダイビングを体験することが出来ます。加えて3日以上かかるライセンス講習と違ってこちらは1日あれば申し込めるコースなので、思い立ってすぐ申し込んじゃうことも割と可能です。
- 自分がダイビングを楽しめるかが判断できる
価格表で見ても、体験ダイビングはライセンス講習と比べてお安めです。
気軽に参加できるに加えて「自分が本当にダイビングを楽しめそうか」「海の中の世界を楽しめそうか」を判断するいい材料になります。それが分かってから本格的にライセンス講習を受けても良いかもしれません。
- 物足りないかもしれない
比較的に浅く難易度の低いところは、気軽に潜れる分、そのダイビングポイントのすべてを楽しめない可能性が高いです。なので、本当はめちゃくちゃ面白いはずのダイビングポイントでも何だか消化不良に終わってしまい、「なんかあんまり楽しくないなぁ」って感じてしまうかもしれません。それは・・・結構もったいない話です。
- その体験ダイビング、必要だったか?
自分の中で「ダイビングやるぞ!」というのが物凄く強くある(=途中リタイアがあり得ない)場合、正直体験ダイビングを踏む意味はあまりないかもしれません。
結局ライセンス講習は踏まなきゃいけないわけだし、わざわざ難易度の低いところでのダイビングを挟む必要はないかもしれません。
ずらっと並べてみましたが、要するに「これからダイビングやるぞ!続けるぞ!」とどれだけ決めているかによって、選ぶべきコースが変わってくるものと考えてください。
申し込む時の注意点
ライセンス講習か体験ダイビング、どちらかのコースに申し込むことを決めたら、都合の良い日程を調整し、ダイビングショップさんに連絡するか、ウェブサイトに置かれているフォームに記入して送信することで実際に申し込む流れになります。
この時、当日までの流れをスムーズにするためにも、幾つかの注意点があります。
価格と内訳を確認する

先程それぞれのコースの大体の価格帯については記載しましたが、ダイビングショップさんのサイトによっては記載のされ方が微妙に異なり、実際に合計で払わないといけない料金の全体像が掴みにくい時があるかもしれません。
サイトで詳細などをチェックするのは勿論なのですが、どうしても分からない時は遠慮なくショップさんに内訳などを聞いてみましょう。
以下に、各コースの一般的な価格の内訳を記載しておきます。
ライセンス講習(OWD)の一般的な価格の内訳
- 学科講習費
- 教材費 又は eラーニング費
- プール講習費
- 海洋講習費
- ボート代
- 施設使用料
- Cカード申請代
- 器材レンタル費
もしライセンス講習が日帰りではなく宿泊コースの場合、その宿泊費も含まれることは留意してください。
あと、講習中の昼食や飲み物なども大体お金掛かってくるので、「講習費以外は文無しだ!」という状態では臨まないように注意です!
体験ダイビングの一般的な価格の内訳
- プールかビーチでのダイビング1回
- 器材レンタル費用
「1回」というのが地味にポイントで、通常のファンダイビングだとダイビング2回分の価格が設定されていますが、体験ダイビングの場合は大体1回分で設定されています。
ですがショップさんによっては2回分で設定しているところもあり、書かれ方によっては「ここの体験ダイビングは何回分なんだろう・・・」と少し戸惑ってしまうこともあるかもしれません。その時はショップさんに問い合わせてみましょう。
アクセスや集合場所、交通手段を確認する

予約を取りたい日程が問題なければ、当日の何時にどこに行けば良いかを確認しましょう。
大体は2パターンで、
- ショップ、またはダイビングポイントに直接集合する
- 特定の場所に集まり、迎えに来てもらう
この2パターン。
これは現地にどの交通手段で行くかによっても変わってきます。
なので車・バス・電車・飛行機など、どの交通手段を使って行くつもりかは必ずショップさんに伝えましょう(フォームで申し込む場合は大体交通手段について問われる項目があります)。
そのうち、車で行く場合は直接集合するパターンが多いですし、バスや電車の場合は迎えに来てもらうパターンが多いです。
迎えに来てもらう場合は、集合場所ももちろんですが、何時かというのも重要です!朝早いと間に合う電車の時間帯も意外に少ないので気をつけましょう!
支払い手段を確認する
もう1つ重要な点として、支払い手段を必ず確認しておきましょう。

今日において考えられる支払い手段は以下の4通りです。
- 現金
- クレジットカード
- 電子マネー決済(Suica、Pasmo等)
- QRコード決済(PayPay、LINE Pay等)
基本的には1と2が多いのではないかと思いますが、時々1しか無いショップもあります。つまり現金支払いのみ。
「値段基本高めだしカード持ってけばいいや」と思ったら、いざショップ行ってみたら現金しか受け付けてなくて焦る・・・!ということがめちゃくちゃあり得るわけです(←経験者)
そんな感じで当日焦ることのないよう、事前に支払い手段はちゃんと聞いて準備しておきましょう。
余談ですが、最近は4の支払い手段、つまりQRコード決済を導入しているショップさんも少しずつ増えてきてます。昨年から何度か、PayPay決済で済ませました。
当日の持ち物

申し込みが無事に終わったら、とりあえず予定としては決まった感じですね!
当日の持ち物を事前に準備しておきましょう。
ダイビングで使用する器材

当日の持ち物を実際に確認する前に、そもそもダイビングをするために必要な器材について、ざーっくり箇条書きしておきます。
- マスク・シュノーケル
- フィン
- グローブ
- ブーツ
- BCD
- レギュレータ
- ウェットスーツ又はドライスーツ
こんな感じです。グローブやブーツなど一部場合によるものがありますが、基本的に、ダイビングをするにあたって不要なものはありません。
詳しいところ(どれが軽器材でどれが重器材?とか、器材のメーカー・ブランド)に関してはこちらの記事でご参照ください(^^)
全部レンタルできます
上記で挙げたダイビング器材は確かに全て必要・・・だから、ダイビングに行く時にこれを全部揃える必要があるのか・・・?
結論的にはそんな必要はありません。
先程の価格の内訳に書いた通り、ライセンス講習にしても体験ダイビングにしても、大体はレンタル器材ありきの価格設定になっています。
つまり、こうしたダイビング器材は全てレンタルしてもらえるのです。
勿論、特にライセンス講習で予め器材を用意するというのも手ですが、個人的にはまだどんな器材が自分にとってしっくりくるか分からないうちは、いきなり買ってしまうよりもレンタルしてしまうのがベターだと考えています。
その場合は当然ですが、事前にダイビング器材を用意する、なんて必要はなくなります。
じゃ当日に絶対に必要な持ち物は?チェックリスト
ダイビング器材を用意する必要がないんだとしたら、じゃあ何を当日持ってけばいいの?というと、季節や当日の天候にもよりますが、大体はこんなリストになります!
- タオル(大小1つずつあれば尚良し)
- 水着
- サンダル
- 日焼け止め
- サングラス、濡れても良い帽子
- ウィンドブレーカー
- インナーなど(ドライスーツの時)
- 酔い止め薬
とにかくまずは、タオルと水着があれば安心です。サンダルを持っているとビーチや海の間際で動くのにとても便利。そしてやっぱり海に出るとモロに日焼けを食らいやすくなるので、その対策に使える物は持っておきましょう。
冬の時期に潜るなら、ドライスーツの下に潜るインナーなどのが必要になってくるでしょう。また、当日乗り物酔いが怖い場合はその対策として酔い止め薬を持っておくと安心できます!
あと、女性はヘアゴムを持っておいた方が良いとよく言いますね。これはマスクに髪が入ってしまわないようにするのと、海の中でメデューサのごとく髪が広がらないようにするという、2つの対策に使えるアイテムです。

当日に向けた体調管理
当日に向けた準備として、当然ですが体調の管理も重要です。不安定な状態で潜りに行ったらリスク高くなってしまいますからね。
特にここ最近では新型コロナウィルス感染症の感染対策も必要になってきます。万全な状態で当日を迎えられるようにしましょう。
健康状態・病歴チェック
ダイビングではあらかじめ
- 安全上、はじめからダイビングが許可されない可能性の高いケース
- 医師の許可・診断書が必要なケース
といったものが指導団体によって定められており、これに該当する健康状態・病歴がないかを確認する質問表が用意されております。
前者はある程度高齢で生活習慣病を抱えてたり、妊娠している場合に該当するケース。後者は鼻や耳に関わる重めの病気があったり、最近大きな手術を受けたことがあったりする場合に該当するケースです。
それぞれ(特に後者は)なかなか長いリストになっているので、より詳細を知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
当日の体調を整えるために
上記の健康状態・病歴を自分で確認しておくのも重要ですが、当日を出来るだけMAXで元気な状態で迎えるためにも、以下の点には必ず注意しておきましょう。
- 飲み過ぎない
ダイビングするのが土曜で、その前が華金で飲み過ぎた!という事態はなるべく避けましょうひどい二日酔いを残した状態でダイビングに臨むと、「こんなところで酔う?」という状況で酔いやすくなる状態になってしまいます。軽い波揺れや、海中の小さな流れに酔ったりとか・・・・そんなの、非常に不安定です。ダメ絶対!
- 夜更かししない
寝不足は万全な体調の敵!
思った以上に疲れやすくなってたり、器材のセッティングや講習そのものに集中出来なくなったり、当然といえば当然ですがとにかく良いことありません。ダメ絶対!
上記2点気をつけましょう!前日に徹夜飲みとかフルコースでダメですからね!!
感染症対策
もう1点、どうしても今気を付けなければならないのは新型コロナウィルスによる感染症への対策です。
現在ダイビングの事業者側では明確な感染症対策のガイドラインを持った上で運営を行っておりますが、当然参加する側の私たちも気を付けなければいけません。
- 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の症状がある
- 糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患があった上で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある
- 発熱(37.5度以上目安)や咳など、比較的軽い風邪の症状が4日以上続いている
- 新型コロナウイルス感染症陽性と診断された人と濃厚接触がある
- 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる
- 入国後の観察期間が必要と発表されている国・地域等への渡航歴がある人との濃厚接触がある
- 嗅覚・味覚に異常を感じる
ここに該当する症状がある場合は、残念ですがその時のダイビングはキャンセルした方が賢明です。
注意しておきましょう!
突然の予定変更に気をつけよう

さて当日に向けて持ち物の準備も揃った、体調も万全でいけそう!という状態まで来たとします。
ただ、そこで油断もしてはいけません。天候次第で突然の予定変更を余儀なくされる恐れがあるためです。
ダイビングは自然を相手にしたスポーツなので、当然ながら天候状況にかなり左右されます。
当日台風などで大荒れだったら問答無用で一発アウトだし、当日の天気が良くても前日の状況次第で海のうねりが残るため、予定通りダイビングが出来る可能性が低い場合もあります。
そのため当初考えていた予定が大きく変更される可能性も・・・!
そうした状況に備えて、以下の点に気を付けておきましょう。
1週間前から天気予報をチェックしておく
現地の天気が当日(またその前後)に崩れることがないかどうか、週間予報などでチェックしておくようにしましょう。
特に3日前になってくればほぼ確実な予報が分かるようになるので、当日まで定期的にチェックして様子を見てみると掴めてくるはずです。

あと、個人的に見ておくと便利だなと思う別のサイト・アプリがあります。せっかくなので、紹介しておきます。
JTWC(Joint Typhoon Warning Center)

日本語で合同台風警報センターと呼ばれる、アメリカの海軍と空軍がハワイに共同設置した機関で、基本的にはアメリカの政府機関による利用が目的ではありつつ、一般でもアクセスできるサイトです。
台風が発生した時にその予想進路を観測する機関なのですが、一部では気象庁よりも当たる!との噂。
毎度PDFで更新される予想進路図など、UIが決して良いと言うわけではないので見慣れるのに少し時間は掛かりますが、1週間後の台風の動向を知るのにとても役立ちます。夏から秋にかけてはかなりお世話になるサイトです。
Windy
1週間単位で風の強さの予測を知ることができる、チェコの会社がやっているサービス。
こちらはアプリをダウンロードしたらスマホでも簡単にチェック出来ますし、この図みたいに何と埋め込むことも出来ちゃったりします。
風は最も海況に影響を与える要因の1つなので、格別台風などがあるわけでなくても、どのくらいの風の強さが当日発生しているのかが視覚的に確認することが出来、こちらも予測を立てるのに便利です。
直前連絡を受けられる状態にする
最終的に、その日のダイビング予定を決めるのはダイビングショップさんです。
ある時は前日、または3日前時点で予測を立てた上でキャンセル・ダイビングポイントの変更などを決められますが、ある時は当日早朝の海況を見ないと決められない時があります。
なので、3日前〜当日早朝辺りまで、ショップさんからの直前連絡を必ず受け取れる状態にしておきましょう。
飛行機に乗ってたりする場合は仕方ありませんが、携帯に直接電話をもらうにせよ、LINEなどのメッセンジャーでもらうにせよ、連絡手段を出来るだけ確保できた方が賢明です。またその連絡手段は必ずショップさんに共有しておきましょう。その方がお互い安心です。
無事当日を迎えたら

無事当日を迎えましたら、インストラクターさんの言うことをしっかり聞きつつ、とにもかくにも楽しみましょう!!!



とにかく当日は楽しむことに集中しましょう(^^)
無事コースが終わったら、その後のことも少しずつ考えていきましょう。
経験を積みながらAOWを検討してみる
ライセンス講習を受けた方は、無事にOWのダイビングライセンス(Cカード)を取得して、晴れてファンダイビングに参加できるようになります!
ですが、実は日本の海にはOWで行ける水深18mより更に深く、更に楽しいポイントがたくさんあるんです。
そういったポイントが行くには、OWの次のランク、AOW(アドバンス・オープン・ウォーター)のダイビングライセンス(Cカード)が必要になってきます。

OWを取得したら、ショップさんから「AOWも取りましょう!!」って言われまくる可能性も高いです。笑
僕も今AOWで、やっぱり圧倒的に世界が広がる面はあるので、すぐに取得してしまうのもアリだと思います。一方でファンダイビング自体は可能になってるわけなので、まずはOWで行けるとこで経験を積んでみて、「もっとやってみたい!」という気分の高揚と共にAOWの取得を考えてみても良いかもしれませんね(^^)
本格的にダイビングを始めるか否か
こちらは体験ダイビングをやった人向け。
体験ダイビング、楽しかったですか?それか、物足りなくて「もっとやってみたい」って思っていますか?
その日1日の経験を鑑みて「自分は本格的にダイビングをしたら楽しめるだろうか」と吟味してみてください。
「いけそうだな」と思えたら、是非ライセンス講習に進んでみてください!!
一緒にダイビング楽しみましょう(^^)
まとめ
一連の流れ、参考になりましたでしょうか?
どんな形でダイビングに興味を持ったにせよ、いずれ一緒にダイビングを楽しめると良いですよね(^^)
最後に一つ、重大な注意事項。
ダイビングの後、すぐに飛行機には乗らないようにしてください。
ダイビング直後に高度な場所に行ってしまうのは、減圧症のリスクを高めてしまいます。
その中でも「飛行機に乗る」のは最も危険な行動の1つです。
目安としては「日中にダイビングを終わらせて、翌日午後以降のフライトに乗る」くらいでいましょう。
ギリギリなスケジュールを組んで体に余計な負担がかからないよう、気をつけましょうね!
ではでは!長文お読みいただき、ありがとうございました!
本格的にダイビングをやっていく場合、ライセンス講習はどの道避けられません。
自分の中で「ダイビングをするぞ!」というのがかなり確実に決まってる場合は、体験ダイビングを挟むことなく、その分の金銭的・時間的コストを浮かせ、後のファンダイビングに回すことが出来ます。トータルで考えたらコスパ良いんです。
体験ダイビングだと、海に潜る前のレクチャーがどうしても簡単になってしまうのに加えて、そのレクチャー内容がライセンス講習でやる内容と被ってる部分が多いです。
であれば、はじめからライセンス講習でガッツリ知識とスキルを学んだ方が効率良く吸収しやすいし、トータルで考えたらコスパ良いんです(2回目)